Pickup-SSH

どうも、指1ギター管理人です。

今回は、ストラトの弱点とも
言えるリアピックアップをハムバッカーに変更した
SSHレイアウトについて配線図やタップ改造も
含めた、やり方を解説しようと思います。

シングルコイルピックアップが3つ搭載される事で、
多彩なサウンドバリエーションが
魅力のフェンダー・ストラトキャスターですが、

リアピックアップ単体の音が使えないと
言う声はアマチュアのみならず
使わないプロギタリストも実際に居たりします。

ストラトのリアピックアップを
ハムバッカーピックアップに変更する事で、
これらの悩みが解消する事も多い様です。

ストラトのリアハム改造における
メリット・デメリットも含めて考えてみます。
では、早速いってみましょう!

SSHとは?

SSHとは、

  • フロント:シングル
  • ミドル :シングル
  • リア  :ハムバッカー

のピックアップレイアウトで、
ストラトキャスター以外のギターでも
採用されてる場合もあります。

画像でみれば左側が通常の
3シングルのストラトキャスターで
右側がSSHです。

ストラトsss-ssh

そもそもストラトにハムバッカーを
載せてしまうと言う発想を世の中に普及させたのは、
エディー・ヴァン・ヘイレンと言う説があります。

彼のフロイドローズ搭載で
1ハムバッカーピックアップのみの
シンプルな改造ストラトは一世を風靡しました。

また、ナイトレンジャーのギタリストである
ブラッド・ギルスも過去には
レスポール・カスタムを愛用していましたが、
フロイドローズを搭載していました。

のちにSSHレイアウトの
改造フェンダーストラトが彼を象徴する
モデルとなりました。

彼らの登場した後のギターシーンと言えば、
ハードロック・ヘヴィーメタルが
時代のトレンドとなります。

日本ではLAメタルと呼ばれ様々な
影響を受けたバンドもその後にたくさん
登場しました。

サウンド面では歪みが多用され
超絶技巧のテクニカル系のギタリストが
一つの流行となりましたが、

リアハムの改造ストラトの
人気が上昇することと無関係では無いでしょう!

当時では、これらの需要を捉えて
リアハム搭載のストラトタイプが

  • ジャクソン
  • Ibanez
  • シャーベル

などフェンダー以外のメーカーから発売され
爆発的な人気を博します。

これらのメーカーはストラトのボディシェイプを
小型化させた「ディンキーシェイプ」の
アレンジを加えたり、

ピックアップレイアウトもHSHやHHなどの
バリエーションを加えたり様々な
改良を加えました。

これらの改造ストラトモデルは、
今でも「スーパーストラト」と呼ばれる事も
あるようです。

現在ではSSHと言えば、
スタジオミュージシャンなどが御用達の
ギターブランドである、

  • suhr
  • tom anderson
  • タイラー

などモダンなハイエンドブランドでも
未だに人気が高いスペックなんです。

また、SSHのストラトは
90年代には本家フェンダーでも
プロディージーと言うSSHの
スーパーストラトタイプのギターが
販売されていますが、
2年で製造終了となっています。

現行品のフェンダーでもSSH配線された
モデルのストラトは販売されていますが、
本家フェンダーではオールマイティーさよりも
元祖フェンダーの3Sが人気な印象を管理人は持っています。

ストラトSSH配線図

ストラト配線図SSH

上記が一般的なストラトのSSH配線図です。

  • オレンジ=フロントHOT
  • 灰色=ミドルHOT
  • 赤=リアHOT
  • 緑=リアTAP
  • 青=COLD

となっています。
ちなみに緑の丸はコンデンサーです。
ピックアップセレクターで

  • フロントシングル
  • フロント+センター
  • ミドル
  • ミドルシングルミドル+リアシングル(HOT側)
  • リアハム

のサウンドを選択する事が可能です。
特徴としてはミドルとリアの
ハーフトーンの時にリアハムは自動的に
HOT側(図で見ると上側)のシングルが
選択される事です。

この配線では当然ですが、
リアはシングルコイルのサウンドが使えません。

リアをハムバッカーに変更したので、
当たり前なのですがリアでシングルコイルに
近いサウンドを得る改造方法があります。
以下がその配線図です。

ストラトSSHタップ改造配線図

操作性や穴あけ加工など大掛かりな作業をせずに
タップ改造をする場合は図の様に、
スイッチ付きのトーン又はボリュームポットへ
変更する事で可能です。

一般的にはプッシュ/プルが出回っていますが、
曲中にも触りたい場合はプッシュ/プッシュの方が
切り替えやすいかもです。

この配線図でリアピックアップを選択した時に
スイッチをシングルリアにしたい場合は
リアのCOLD側がアースに落ちて強制的に
リアはHOT側のみになります。

この改造を施す事によって
擬似的ではありますがリアシングルと
リアハムのサウンドを得ることが可能になります。

スイッチ付きのポットも様々なメーカーから
ラインナップされています。
価格と性能は以下をご参考にどうぞ、

ストラトキャスターをリアハムにするメリットとデメリット!

では、良いことづく目な印象の
ストラトのSSH化ですが、
メリットと同時にデメリットも考察してみましょう!

メリット

シングルコイル特有のセンシティブで
生々しいサウンドと
ハムバッカーによる太く甘いサウンドを
一本のギターで再現する事が可能!

また、リアはハムバッカーなので、
ハイゲインサウンドでのシングルコイル特有の
ハムノイズからも開放されるケースが多いです。

ストラトの演奏性とサウンドバリエーションを
保ちつつも従来のストラトでは対応出来ない
ハードな音楽を演奏したいプレイヤーにはバッチリな
改造と言えるでしょう!

TAP改造をする事で擬似的ですが、
リアシングルの音を出す事も可能です。

↑の動画はハイエンドブランドの代表格である、
トムアンダーソンとサーの
SSHストラトタイプのサウンド例です。

デメリット

サウンドが変わる!

当たり前ですが、
リアでは純粋なシングルコイルの音が出ません。

これには前述のタップ改造で対応する手段も
ありますが、ピュアなシングルコイルサウンドに
敏感なユーザーにはタップの音は厳密には
シングルコイルの音では無い!と言う意見もあることから
敬遠される場合が割とよくある話です。

その影響はストラトのリア単体を使わない
ギタリストだけでは無く実はリア+センターの
ハーフトーンにもサウンドへの影響は出てしまいます。

改造する場合には、
SSHレイアウト + タップ改造で得られる
サウンドバリエーションと引き換えに
何かが気に入らなくなる可能性も十分考慮しましょう!

また、選択するピックアップにもよりますが、
一般的にはシングルコイルと相性の良かった
ファズ系とは相性が悪い事が多いです。

特にジミヘン風のサウンド作りは
タップした場合でもハムバッカーでは苦労する
と言う声は非常に多い印象です。

ですが当然ですが、
ハムとディストーションサウンドの
相性は抜群になると言う声は非常に多いです。

↑の動画で、
ストラト・テレキャス・レスポールでの
ファズフェイスのサウンドを聞くことが出来ます。

音量差が気になる!

ハムバッカーピックアップは、
単純に考えればシングルコイルを2つ分の
出力があります。(聴覚上2倍とは限らない)

曲中でピックアップを切り替えると
音量差が気になるケースがあり、
ピックアップのチョイスや高さ調節を
しっかりと吟味する必要があるでしょう!

この辺りは近年のハイエンド系ギターでは、
様々な取り組みで気にならない様な工夫が
されているケースが多いのも、

SSHと言えばハイエンド系となっている
要因かも知れません。

見た目が嫌い!

これは個人の好みですが、
ストラトのリアピックアップは
スラントされ斜めに向いていますが、

ハムバッカーは他のピックアップ同様に
並行に並ぶ事になるので、
この見た目がどうしても嫌だと言う声も
ある様です。

特に70年代ロックに影響を受けた
ギタリストにはストラトにハムは
違和感を覚える場合があるようですね!

簡単に元に戻せない!

シングルコイルの為のボディー穴と
ピックガードの穴は大きさが
ハムとは違います。

改造する場合はボディーのザグリ入れ
ピックガードにも手を加える為に
大規模改造が必要です。

また、ボディーをザグると、
埋め戻しにも高額で大規模なリペアが
必要となるので、気軽に元に戻すことは
難しいです。

ピックガードのみを変更して
シングルコイルに戻す手もありますが、
空洞になった部分の影響で厳密に言えば
サウンドが変わってしまうという
声もあることから、

やはりお気軽に改造するには、
ややハードルが高いイメージを受けますね…。

ただ、フェンダーを含めストラトタイプの
ギターには元々ハムバッカー用の
ザグリ加工が施されている場合もある様で、

ハムに変えたいな~!と思ったら
弦交換の時にでもついでに
ピッグガードを外してザグリ穴を確認する事を
オススメします。

もしも、ザグリ穴がシングルサイズだった
場合でも管理人が考える
最も気軽にストラトでハムサウンドを
試す方法を以下より紹介します!

シングルサイズハムバッカーのススメ

Seymour Duncan little '59

実はシングルコイル搭載のギターでも
ハムバッカーのサウンドを楽しめる様に
ディマジオ・セイモアダンカンから

シングルサイズハムバッカー

というピックアップが発売されています。

これはシングルコイルのサイズに合わせて
可能な限りハムバッカーの構造に近づける事を
目的としたピックアップです。

大抵のストラトのボディーであれば、
ザグリ改造の必要が無いことから、
人気が高いモデルです。

シングルコイルと比較すれば、
ローノイズで高出力で太い音が出ると
言われるモデルが大半です。

もちろん、タップ改造も可能なので、
ストラトのリアの音の細さが気に入らない場合は
ハムへの改造より前に試して欲しい方法です。

ハムとシングルサイズハムの違いはある?

ダンカンにしろディマジオの
シングルサイズハムですが、
基本的には元ネタであるハムバッカーの
名前がついている場合がありますが、

必ずしも元ネタの音と全く同じと
言う訳では無い場合が多い様です。

やはり、近い構造とは言え、
純粋なハムバッカーとは出音が
変わってしまうという声が非常に多いです。

ですが、ネガティブな意見ばかりでも無く、
あえてシングルハムを長年搭載している
プロギタリストも多数居る事から、

シングルハムにはシングルハム独特の
サウンドがあり純粋なハムよりもそちらの
サウンドが気にいる場合もあります。

一般的な意見としては、
シングルハムは純粋なハムより、
ややフェンダーライクな鋭さを残した音と
表現される事が多いですね。

まとめ

最後にストラトのリアに
不満を覚えた場合の行動を
フローチャートにまとめてみました。

ストラトリアハムフローチャート

如何でしたでしょうか?

万能感のあるSSHストラトですが、
ストラトにレスポールのハムを載せれば
単純にレスポールの音が出る訳では無く

演奏性・サウンド・見た目の全てで
自分の中で最も求めている点と
妥協の出来る点を洗い出して、

今の自分にとってのベストチョイスが
見つかれば万々歳と考えるのが
良いのではないでしょうか?

それがリアハムにストラトを改造する事なのか?
3Sのストラトとレスポールを使い分ける事なのか?
もっと別のギターに自分の理想があるのかは、
人それぞれです。

また、シングルコイルのままでも
可能な限りハイゲインにしたり、
太い音を出す事も視野に入れてみるのも
良いかも知れませんね!



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