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ギターピックの選び方!素材の種類や厚さ硬さの違いを徹底レビュー!

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ギターピック

どうも、指1ギター管理人です。

今回はギターを弾くために必要なピックの種類による特徴を知ることで、
自分に合ったピックの選び方を解説しようと思います。

ギターのピックはその形・厚み・素材によって大きな違いが生じます。
管理人の経験則や、まだ試した事も無い話題の新素材など、
ピックにフォーカスして深掘りしてまとめてみました。

また、ギター講師である管理人が初心者さんにオススメすることが多い、
ピックも紹介しています。ご興味にある方はぜひとも読み進め下さいね!

では、いってみましょう!



ギターピックの形状

ピックの形状は弾き心地は、もちろんサウンドに与える影響も
小さくありません。

ド定番の形から奇抜なデザインのピックまで深掘りしてみましたよ!

ティアドロップ(涙型)

エレキギターで特に人気が高く後述する「おにぎり型」と共に定番の形状です。
ちなみに管理人もエレキを弾く時はティアドロップ型です。
大きすぎす、小さすぎずオールラウンドなプレイスタイルにマッチする
定番中の定番のシェイプ
です。

ちなみに楽器用アクセ・メーカーの「ディアンドレア」がデザインした
「351シェイプ」が原型だと言われています。

ティアドロップの歴史が意外に深く1920年代から製造されていたと言われて、
フェンダー・ギブソンなど大メーカーを筆頭に数多くのメーカーが採用している
ティアドロップ型は351を元に作られたと言われています。

スモール・ティアドロップ

ティアドロップ型を少しスリム化して上に小型にした感じの形状です。
ピック選択がスリムなのでティアドロップより更に小回りの効く形状になっています。

ただ、握る部分も小さくなっているので、ティアドロップ型に慣れている人には
少し持ち方に工夫やコツが要るかもですね。

スモールティアは元々は↑の画像のような、マンドリン用のピックから
派生したとも言われていますが、確かに似た形状ですね。

アイバニーズでは上記のような形状をスモールティアとしているようですが、
ピックボーイだと、これに似た形状をティアドロップとして販売しています。

クレイトンやGHSなど最初に紹介したジム・ダンロップに近い形状をしていて、
メーカー毎に形状と呼び名が微妙に違うので注意が必要です!

ギター ピック おにぎり(トライアングル・三角)

ティアドロップ型と並ぶド定番の形状がコチラのおにぎり型です。

上記のように角ばった正三角形の形状はトライアングル又は三角型と言われています。
おにぎり型は346、正三角形は355シェイプとも呼ばれています。

ピック面積が大きく他の形状のピックと比較すると小回りは効かないですが、
コードストローク主体のプレーヤーや弾き語りの歌い手さんに多く愛用されている印象で、
一般的には速弾き系ギタリストには向いていないと言われています。

弦に当たる面積も大きくピックを当てる角度の調節でニュアンスを
変えやすく、特にティアドロップより暖かい音が出しやすい
印象です。

また、ピックの角が3ヶ所あるので1個のピックで3回角が削れるまで使えるので、
ある意味で経済的なピックとも言えるかも知れませんね!

管理人はアコギを弾くなら基本的におにぎり型がオススメだと思います。

また、おにぎりシェイプはそのままに大きさだけ小型にした↑のような、
小さいおにぎり型(スモール・トライアングル)もあります。

ジャズ

ジム・ダンロップが開発した形状でスモールティアドロップと良く似ていますね。
ジャズⅢはエリック・ジョンソンの愛用で爆発的に速弾き系のギタリストで人気を博したモデルです。

ティアドロップより更に細かな動きに対応した形状としなりが少ない厚めのモデルが超絶系やメタル系の
ギタリストには未だに高い人気
を誇っています。

管理人も過去に使っていた時期がありますが、カッティングをするには少し小さいと感じていましたが、
速弾きフレーズはメチャメチャ弾きやすかったと記憶しています。

ホームベース

リッチー・ブラックモアの愛用で人気を博した形状です。
独特の握り心地でホールド感があり、好みは分かれる所ですが、ピックが指の上で
クルクル回ってしまったりする事は少なくなる印象です。

また、ピック先端部以外の角の部分も他にはない形状なので、使いこなせれば多彩な音が
出せるかも知れないですね。

管理人は過去に一度、ネタとして買った事がありますが、使いこなせず未だに
ピックケースに殆ど削れていない状態で眠っています。(苦笑)

ISOシェイプ

ISOシェイプは豪州のギター用品メーカー「Grover Allman」が製造するピックの独自形状です。
先端はティアドロップ形状で、残りの2角はホームベース型に近い形状で、
ティアとホームベースのハイブリッドタイプのような形状ですね。

グリップ感に優れるという点以外にも、1つのピックでティアの音と丸みを帯びた
2角でも弾く事でマイルドな音色もバリエーションとして持てるのが強みのようですね。
管理人も一度試してみたいピックです。

サムピック

他のピックとは違って握って使うのでは無く、親指に装着する形のピックです。
親指を英訳すると「thumb(サム)」となり、語源はそこから来ています。
サム・ピック以外のピックは区別するためにフラット・ピックとも呼ばれます。

サム・ピックでのギタープレイはフィンガーピッキングに近い形になることもあり、
ブルース系・カントリー系やソロ・スタイルでのアコギープレーヤーに多く愛用されています。

また、以下の画像のような、

従来のサムよりピックの大きいティアドロップ型のサムピックも販売されています。

フラットピッカーにとっては慣れが必要ですが、サム・ピックはプレイの幅や
アイデアが広がるピックだと管理人は感じています。

また、爪が伸ばせないフィンガーピッカーは上記のような指にはめるタイプの
ピックもあるようです。

あまり普及していない形状

あまり見かけない形状のピックを紹介します。
意外と自分のスタイルにピッタリくるものがあるかも知れないですよ?

コイン型とでも言うのでしょうか?円形のピックもニーズは少ないながらもある様です。
引っかかりが無いので、丸い音がしそうですね。アタック感を極力減らしたい時には
良いかも知れないですが、使い所はあまり多くはなさそうですね。

特殊シェイプ

↑はジム・ダンロップのフィンズピックです。独特の形状ですね。

お洒落で可愛いハード型ピックはデザイン性の違いだけで、従来型のピックと
それほど、弾き心地は変わらなさそうです。

キラーキターズから発売されているトリムエッジピックは六角形のクールな形状ですね。
こちらもハート型と同様にデザイン性重視で使い心地は従来型とあまり変わらなさそうですね。

ESPから販売されているエルゴノミクス・デザインのピックです。
長時間の演奏でも疲れないデザインというのはギター本体や他の分野で
も最近のトレンドになっている気がしますね。
グリップ部分は滑り止め素材となっているらしく使い心地は良さそうです!



素材

合成樹脂系

セルロイド

ピック素材としては長年、親しまれている定番素材です。
ツルっとした表面で手に吸い付くような触り心地とバランスの良い音が特徴です。

適度にしなりがありピック素材の中では削れやすい部類ですが、
プロ・アマ問わず愛用者が多く、これが苦手だと言うギタリストは
あまりいないのでは?と言うほどの定番中素材です。

また、同じセルロイド素材のはずなのに、メーカー毎の質感に微妙な違いがあるとも
言われているのも面白い所ですね。

何が良いか分からないなら取り敢えずセルロイドを弾いてみて不満などがあれば、
他の素材を検討してみるのが良いと言うすらいスタンダード素材です。

ヴィンテージ・セルロイド

経年変化したセルロイドは硬さが増すと言われています。
その特性を利用して意図的に寝かせておいたセルロイドのことは、
ヴィンテージ・セルロイドと呼ばれています。

普通のセルロイドと比較すると硬さが増した分だけ音のクリアさが
増しているとも言われています。

少し価格が高いですが、コダワリのピックとして一部では人気が
あるようで管理人もその質感を一度試してみたいですね。

ヴィンテージ・セルロイド・ピック

ナイロン

繊維系の合成樹脂であるナイロンはピック素材としては柔らかめで、
優しいアタック感が大きな特徴
と言われています。

ピックが引っかかりにくくピッキングノイズも少なめな印象です。

  • エリック・ジョンソン愛用のJAZZ Ⅲ
  • ジミー・ペイジ愛用のHERCOのFLEX 75

など大御所にも長年愛用されている素材ですね。
JAZZ Ⅲのように分厚い製品だとピックのしなりや柔らかさは、
感じませんが引っかかりは少ない印象は変わりませんね。

ポリアセタール

セルと同じくプラスチック系の合成樹脂ですが、比較すると削れにくく
明るくアタック感のある音が特徴
です。

ちなみにポリアセタール素材はピックだけでは無く様々な分野の製品に
使われていますが、

  • セラニーズ社:セルコン
  • デュポン社:デルリン
  • ポリプラスチックス社:ジュラコン
  • 旭化成:テナック

と言う名称で製造されていますが、どれも同じ材質から作られています。

ツルツルした質感で長寿命で音も良いので管理人はエレキギターでの
メインピックは長年ポリアセタールだったりします。

FERNANDES P-100 ポリアセタール ピック

トーテックス

ただでさえややこしいポリアセタールですが、
デュポン社のデルリンを材料に更にジム・ダンロップが加工した素材が
トーテックスです。

更にジム・ダンロップからはトーテックスとナイロンを独自の製法で
かけ合わせたトーテックス・フレックスも販売されています。

どちらも亀のキャラが印刷されています。ポリアセタールとの違いは、
滑りにくいピックの表面加工による触り心地ですね。

ポリアセタールの音は好きだけど、ツルツル質感が滑りやすいと感じているなら
トーテックスが良いかも
知れませんね。

ゲーターグリップ

こちらもジム・ダンロップからの製品ですが、ワニのイラストが象徴的ですが、
表面はザラザラとしていて握り心地は他とは違った印象です。

表面のザラザラの恩恵か?滑りにくくグリップ感が独特で管理人は初心者の頃に
使っていたピックです。

今、弾いてみると削れにくい素材だと感じますが、当時の管理人のピッキングでは
割と削れやすい印象でした。耐久性に関しては悪くない口コミが多いですが、
強いピッキングだと削れやすいのかも知れないですね。

音的にはマイルドでピッキングノイズが少ない印象です。
手汗が気になる方には向いているかも知れないですね。素材の名前では無く
製品名かも知れません。

ウルテム(ウルテックス)

ピック・メーカー「クレイトン」から発言され注目を浴びた素材です。
優れた耐久性・耐熱性を持つスーパーエンジニアリング・プラスチック素材で
ポリエーテルイミドが正式名称でウルテムはゼネラル・エレクトリック社の商品名です。

べっ甲に近い質感と人間の爪に最も近い素材といった宣言文句が記憶にありますが、
弦の摩擦をほぼ感じさせない独特の弾き心地とクリアで明瞭なサウンドが特徴
アコースティックギターを弾くなら管理人はウルテム素材が最も好きな音が出る
ピック素材だったりします。

セルロイドともポリアセタールとも違った独特の質感を持っています。
ちなみにジム・ダンロップではウルテックスと呼ばれています。

クレイトンからウルテムを改良したフレックス・ウルテム素材も販売されています。

アクリル

他の樹脂とは違い透明度の高く見た目がガラス細工のようで、とても綺麗です。
しなりが少なく摩擦の少ないスムーズで速弾きに向いている印象です。

4mmを超える極厚タイプも存在していてメタラーに人気HoscoのV-pickやGRAVITYから
製品が販売されていますが、価格は従来のピックより高価な製品が多いですね。

TUSQ(タスク)

ギター全般のナットやアコギのサドルなどにも採用されることもある人工象牙です。
硬い素材でしなりが少なく強めのアタック感と明るいサウンドが特徴だと言われています。

ピックとしての耐久性はあまり良くなく削れやすいですが、
セルロイドピックの音がぬるく感じるプレーヤーは一度ためしてみても面白いかも知れませんね。
グラフテック社などから販売されています。

カーボンナイロン

ナイロン素材とカーボングラファイトを混合した素材のピックです。
柔らかなナイロンと硬めのカーボンを使うことでナイロンと比較すると、
力強いアタック感でメタル好きに人気が高い様ですね。

ピックのしなりを利用したプレイには向かないですが、独特のドンシャリ傾向の
サウンドが大きな個性
で削れにくいので経済的との声も多くあります。

ピックボーイから販売されています。

その他

 

塩ビ(PVC)

上記はジョンスコのシグネイチャーピックです。
塩ビ素材のピックはそれほど流通していませんが、他にポール・ギルバートの
シグネイチャーも塩ビだったりします。拘りの素材なのかも知れないですね。

セルテックス

ピックボーイから販売されているオリジナル素材のようです。

セラミックナイロン

こちらもピックボーイから発売されているモデルです。
セラミック素材とは陶器のことですね。

ポリカーボネイト

軽量で頑丈な素材のポリカのピックはジムダンロップや
ピックボーイから発売されています。

有機ガラスの別名もあり見た目のキレイなピックが多いですね。
明瞭なアタック感と抜けの良いサウンドが特徴だと言われています。

メタカーボネート

ポリカと似た素材と言われています。
ピックボーイやESPなどから販売されていますが、あまり見かけない素材ですね。
音質や質感もポリカと似ているそうですね。

デルフレックス

PLANET WAVESから販売されているピックの素材に使われています。
説明を見るとアセタール樹脂が原材料のようなのでポリアセタール系なのかな?
高域特性に優れているそうですね。

エポキシ

接着剤などでもお馴染みのエポキシ樹脂を固めた素材のピックです。
Rick RockやAnimals Pedal Wild Picksなどあまり聞き慣れないメーカーから販売されています。
非常に頑丈でピッキングノイズが少ないのが特徴と言われています。

ラバー(ゴム)

Wedgieから発売されているラバーピックです。
指弾きに近い感覚の柔らかいサウンドが大きな特徴です。
ナイロンギターやウクレレにもマッチすると言われていますね。

エボナイト

笑暮屋

ゴムから作られているエボナイト素材のピックです。
笑暮屋さんと言うショップのオリジナルらしくそこでしか入手出来ません。
笑暮屋さんへはこちらから!

自然素材系

べっ甲

手に吸い付くような質感で摩擦が少なく、澄んだ高域が特徴です。
管理人も戴き物を使った事がありますが、アコギを弾くには凄く良いピックだと思います。

ウルテム素材のピックがべっ甲の質感と言うのも全く同じでは無いですが、
意図が分かります。

ただ、高価なので気軽には購入出来ませんし割れるのが怖くて頻繁には使えません(苦笑)
べっ甲の原材料タイマイはワシントン条約の影響で入手困難なので
今後、価格が上がることはあれど下がる事は無いので一つ位もっておいても
良いかも知れませんね。

木製

エボニーやローズウッドなど硬質な木材が素材にされている事が多い印象です。
楽器店では無いですが和材のピックが販売されているのも見たことがあります。

合成樹脂と比較すると暖かみのあるサウンドで指で弾いた質感に少しだけ近い印象です。
高級感のある見た目と触り心地は最高ですが加工が大変なのか?
価格はお高い部類に入ります。管理人的には弾くより、木目バリバリの木製ピックを
飾って置きたいところですね(笑い)

骨や角

ギターナットの定番素材です。プラ系より澄んだ高域が魅力ですが、
タスク同様にしなりは少なめで立ち上がりの良いサウンド傾向と言われています。

他にも水牛の角やラクダの骨など一風かわった素材のピックが存在していますが
牛骨やタスクと似た質感でしょうね。

貝殻


貝殻素材のピックです。あまり多くは流通していませんが、
ハンドメイドで真珠貝などを材料にしている場合もあるそうで、
どちらかと言えばアクセサリー的な装飾用な気もしますね。

金属

ステンレス、アルミ、チタン、ブラスなど金属製のメタルピックも
古くから販売されています。

従来のピックとは違ったサウンドとしてワンポイント的に使うプレーヤーは
見たことがありますが、完全に使いこなしている人は知りません(笑)

力強くピッキングを続けると弦も金属なので切れやすいのかな?と
不安になるので管理人はネタ的に何度か使った程度ですが、歪ませても音が前に出てきて
面白いと感じた記憶があります。誰かメタルピッカーとして極めて欲しいですね(笑)

新素材

トライタン

トライタンはコポリエステルという新素材を使った製品でアイバニーズから
発売されているKaleidoシリーズから販売されています。

優れた耐久性をもっているそうですがピックとしては柔らかく厚めでも
良くしなるのが特徴のようですね。

お洒落なデザインとカラーリングが目を引くモデルで管理人も
一度さわってみたいですね。

エストラマー

東レ・デュポン映像の新素材エストラマーですが、
ゴムのような弾力性を持ったピックとしては珍しいタイプの素材です。

従来のプラスチック系の素材と比較すると同じ厚さだと、
かなり柔らかい印象で1mmでもかなりしなりを持ちますが、
引っかかったりはしない不思議な質感です。

かなり甘い音色傾向でジャズ系やナイロン弦のギターで
優しい音楽を奏でるのに向いている気がします。

従来のピックの様に使いたいなら最も厚い2.2mmがオススメです。
アイバニーズからエストラマーピックとして販売されています。
管理人的に慣れるのに少し時間がかかったピックで好き嫌いがハッキリ分かれそうな
印象でした。

PPS

PPSはポリフェニレンサルファイドと言う新素材の略称です。
非常に軽量で硬めの素材でしなりはほぼ無いので、速弾きに向いた素材と言えるでしょう。
サウンド的にも硬い素材特有の抜けの良さがあると言われています。
耐久性はそれほど高くはないですが、削れやすい訳でもないですね。

INFINIX

特殊プラスチックINFINIXを使ったピックはMASTER8JAPANから発言されています。
大きな特徴としては滑りにくく削れにくくノイズが少ないと言われています。
クリアで抜けの良い音質で弦との摩擦も少なく速弾きもやりやすいです。

少しウルテム素材に近い質感を感じました。また、ネットの口コミ情報では割れやすいという
意見も散見されましたが、管理人は割れたことは無いですね。
少しだけ価格は張りますが、耐久性が高いのでコスパとしては悪くは無い気がします。

ミルクプロテイン

まさかの牛乳から作った新素材かと思いきや実は牛乳由来のタンパク質が
原料のプラスチック製品は古くからあるらしいです。

ウミガメの甲羅である本鼈甲ピックの質感を再現する為に合成樹脂では無く
タンパク質由来で作ったピック
だそうです。

クレイトンからNuTone、フェンダーからはTRU-SHELL PICKSなどが販売されていますが、
高価なピックです。べっ甲と同様に環境変化や経年変化を受けやすく、
割れたり曲がったりしやすいのも難点ですね…。

コーテックス

Planet Wavesから販売されいるピックに使われている素材です。
べっ甲の質感に似せて作った新素材です。価格もリーズナブルなので
べっ甲に近いと言われている素材としてはウルテムと並び使い勝手は良さそうですね。

エコ素材

ペットボトルの原材料ポリエチレンテレフタレートと言う長い名称の素材を
リサイクルして作られたエコ・ピック。削れにくく耐久性が高くクリアな音色が特徴だと
言われています。

価格も安めの設定で販売元のナイスカンパニーからオーダーすれば、
オリジナルピックも製造可能な様ですね。エコロジー思考の人には良さげですね。
ナイスカンパニーさんのHPはこちらこちらから!

光るピック

島村楽器などから発売されている光るピックは、
ピッキング時にピカピカと光ることから見た目のインパクトや
ライブパフォーマンス用として絶大な威力を発揮します。

素材はアクリル系のABS樹脂で出来ていて、
基本的に厚いモデルが多いようですね。



ギターピックの厚さ

ギターピックの厚さにはメーカーによって違いはありますが、
フェンダーでは、

  • Thin(シン):0.5mm
  • Medium(ミディアム):0.7mm
  • Heavy(ヘビー):1.0mm
  • Extra Heavy(エクストラヘビー):1.15mm

の4タイプの厚さが用意されています。ちなみにギブソンでは、

  • Thin(シン):0.45mm
  • Medium(ミディアム):0.75mm
  • Heavy(ヘビー):0.9mm

となっています。ジム・ダンロップは更に素材毎に厚さが違い

  • トーレックス: 0.5、0.60、0.73、0.88、1.0、1.14
  • ゲーターグリップ:0.58、0.71、0.96、1.14,、1.5,、2.0
  • デルリン: 0.46、0.71、0.96、1.14、1.5、2.0
  • ウルテックス: 0.60、0.73、0.88、1.0、1.14
  • ナイロン:0.38、0.46、0.60、0.73、0.88、1.0
  • ジャズ:1.10 1.18 1.38 (単位は全てmm)

というように、素材毎にかなり細かく厚みが設定されています。
更にFLOW ジャンボと言うピックでは、

2.0 、2.5 、3.0 mm 4.2 mm

と様々なニーズに答えられるように各メーカーが幅広くラインナップを
取り揃えているのが現状です。ちなみに、金属素材のステンレスピックでは、

0.20, 0.38, 0.51

と硬い素材なので薄めの設定ですね。

ポイント!

ピックの厚みは同じ素材であれば、薄いほど柔らかく、しなりやすく
弦に引っかかりにくい反面、ピックで弦を弾く力が逃げてしまうのでアタックや
音量は硬いピックほど出すことが出来ません。

反面、硬いピックでは音量やアタック感を稼ぐことは出来ますが、
右手の力加減をコントロール出来ないとつい力んでしまった時に痛い音がしますし
柔らかい音で弾きたい時もピックの握る力や手の振り方に工夫が必要です。

プレイスタイルで簡単に見てみると、超絶技巧ギタリストとして知られる
エリック・ジョンソン氏は1.38mm、ジョン・ペトルーシ氏は2mmと厚く小型の
ピックを使っていますが、

コードをかき鳴らしながら歌う横山健氏のシグネイチャーピックは大きめの
ピックで厚さは0.88と薄めのピックを使っています。

初心者が持つ最初のピックにオススメはコレ!

ギターをはじめて買う人や初心者さんに管理人がオススメするピックはズバリ
フェンダーのミディアムタイプです。

アコギなら「おにぎり」をオススメしますがエレキならティアドロップでも
どちらでも良い気もします。

少しギターに自信が持てるようになってきたら、ハードタイプの硬めのピックや
他の形状を試してみたりするのが良いと思います。

最終的には1mm以上のピックを使って、ピックのしなりでは
無く手首や握り方でピッキングの強弱をコントロールすることで
微妙なニュアンスを表現出来るようになるのが理想的です。

もちろん柔らかめのピックの音が好きなら、それを使うのも良いのですが、
硬いピックを使う技術を覚えることでテクニック的には飛躍的に向上します。

後、ギターは継続するモチベーションを維持することが
とても重要とも感じているので見た目や触り心地が気に入ったタイプを
使うこともオススメします。

好きな色だったり、お気に入りのキャラが印刷されていたり、
キラキラしたものがテンションが上がるなら、最初はそれで良いとも思います。

あとフェンダーをオススメしたのは、全国のほとんどの楽器屋さんで同じモノが
手に入るという入手の簡単さからオススメしました。

まとめ

如何でしたでしょうか?意外とピックの世界も奥が深いですね。

管理人もこれを機に、いろいろな種類のピックをもう一度試してみようと思いました。

皆さんのオススメのピックあれば、お問い合わせやコメント欄で
教えて頂ければ嬉しいです。

 

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