テレキャスターカスタム72


Photo by Dave Fey

どうも、指1管理人です。

今回はフェンダーテレキャスターの中でも
特に人気の高い通称「テレカス」こと、
テレキャスターカスタムと

テレのバリエーションモデルを
幾つかの種類別に特徴を
まとめてみようと思います!

テレキャスターカスタムと似た
名前ですがカスタムテレキャスターとの
違いなど、

発売された時代背景なども
考察しつつ評価を含め書いていきます。
では、いってみましょう!

テレキャスターカスタムの特徴

ハイテンションで75年製テレカスを弾きまくっています。軽く歪ませたオーバードライブサウンドがバッチリハマっていますね!フロントとリアのキャラの違いも分かりやすい!

 

テレキャスターカスタムは、
1972年に発売され1982年に生産終了した、
テレキャスターのバリエーションモデルです。

実は、1959年に発売され69年には
生産中止になった、
カスタムテレキャスターが元ネタ?とも
思われていますが、

スペックを見る限り「カスタム」と言う
名前が同じなだけで全く別物の
ギターと考えた方が良さそうです。

普通のテレキャスターとの大きな違いを
以下よりまとめてみますね!

フロントピックアップがハムバッカー化!

テレキャスターシンラインに先行して
搭載されたフェンダー初の
ワイドレンジハムバッカーと呼ばれる、
ピックアップをフロントに搭載
しています。



これにより、従来のトレブリーなリアと
ウッディーなフロントと言う
元来持っていたギャップのあるサウンドが、

ハムバッカーの図太くもあたたかい
サウンドによりリアとのキャラの違いは
更に顕著になりました。

フェンダーのマスタービルダーの
インタビューでもテレキャスを改造するなら
フロントピックアップと言っていた記事を
過去に見たことがありますし、

ローリング・ストーンズの
ギタリスト・キース・リチャーズも
ヴィンテージテレのフロントを
ハムに改造しています。

ピックガードが大型化

ボディーの半分以上を覆う
巨大なピックガードによりルックスの
印象も大きく変わりました。

 

従来のテレキャスタのフロントは、
木部にネジ止めした
ダイレクトマウントでしたが、

カスタムではピックガードに固定
ブラ下げるストラトキャスターと
同じ固定方法になります。

 

マウント方式による音の違いも
あるかも知れませんが、
ハムバッカーへの変更のインパクトが
一番大きいでしょう!

2ボリューム 2トーン トグルスイッチ

完全にギブソンレスポールを
意識したスペックだと言えるのが、
このコントロール系統です。

トグルスイッチの位置取りも
従来のテレキャスターとはうって変わり
レスポールと同じ位置になります。

また、リアとフロントに個別に
ボリューム・トーンが割り当てられているので
スイッチング奏法はもちろん、

リード・バッキングの音量を設定したり、
リア&フロントのミックスの音での
細かな微調整も可能になっています。

ネックの三点止めマイクロティルト機構

70年代のフェンダーギターに多く
採用された、

  • 三点止めの三角形ネックプレート
  • ネック角度調整可能なマイクロティルト機構
  • ネックを外さず調整可能なブレッドトラスロッド

がこのモデルに採用されています。

通常ラインのテレキャスは、
ストラトに、この仕様が採用された時も
4点止めのままだったので、

ルックス的にもトラッドなモデルとは、
一線を画する印象になるでしょう。

このネックの仕様に関しては、
メンテンス面で言えば、
大きなアドバンテージがある反面、

デメリットとして、
4点止めより強度的には不安で、
センターズレが起こりやすい
とも
言われています。

ちなみに管理人が過去所有した
3点止めネックのギターでは、
センターズレを起こした事は無いので、
大事に使って適度にメンテをすれば、
過度な心配は不要だと考えています。

ヴィンテージ市場を見る限り、
メイプルワンピースネックですが、
ボディー材はアッシュが多く、
年代に関係無くアルダーも
チラホラ見かけます。

テレキャスターデラックスの特徴

You Think We Look Pretty Good Together

テレキャスターデラックスは、
1973年に発売され1982年に生産終了した
テレキャスのバリエーションモデルです。

カスタムよりも更にギブソンを意識した
仕様
になっている印象です。

大型になったピックガードに
2ボリューム・2トーンの
トグルスイッチというスペックは、

カスタムを踏襲する形になりますが、
更に変わった点を以下にまとめてみました。

2ハムバッキング仕様へ!

テレキャスサウンドの
トレードマークとも言える、
トレブリーなリアのシングルコイルも

フロントピックアップと同様に
ワイドレンジハムバッカーへと変更されます。

これによって、リアピックアップも
鉄板ブリッジプレートへの固定を止め、
カスタムより更に大きめの
ピックガードからぶら下げる形での
固定になります。

これにより従来のテレとは違い
リアでも骨太なロックサウンドが
得られる様になりました。

ブリッジがストラトのハードテイル仕様へ!

2ハムバッカー仕様への変更に伴い
リアピックアップを埋め込んだ
鉄板のブリッジプレートも廃止されます。

テレキャスターデラックスでは、
ストラトに採用されていた、
ハードテイルタイプ(トレモロレス)の
ブリッジに変更されますが、

厳密に言うとストラトとは、
サドル形状や弦のピッチが短く、
若干の違いはあるようです。






この変更でテレキャスの象徴とも言える、
3連サドルもストラト仕様の
6連サドルへと変更され、より正確な
オクターブピッチの調整が可能になりました。

また、従来のテレブリッジの方が
趣向に合う人にはカスタムと言う選択肢を
残しているので、

スペックのチョイスとしては、
秀逸だったと言えるのでは無いでしょうか?

ちなみにオプションとして、
シンクロナイズドトレモロを搭載も出来た
事から、

アーミングのできるモデルは、
ギブソン・レスポールとも差別化を
狙ったモデルだったのかも知れませんね。

この時代も需要の隙間を狙って
各社がしのぎを削る製品開発に
汗を流していたことが伺い知れますね!

レスポールとテレキャスターデラックスの比較動画です。

2ハムバッカー仕様でも
材の構成や全体的な構造の違いで、
サウンド傾向が違うのが分かると思います。

2ハムバッカーでもクリーン・歪みともに
フェンダーらしいトレブリーさや
クリアなサウンドイメージは健在ですね!

80年代のハードロック的な歪みより、
90年代以降に流行ったグランジ系やUKロック系の
サウンドと相性が良い気がします。

ネックはストラトのラージヘッドシェイプ

70年代ストラトの象徴である、
ラージヘッドネックが、
そのままテレキャスターデラックスに
搭載される事になります。

2ハムバッカー仕様と相まって
サウンドもルックスも
よりロックなイメージが強調されています。

また、ルックス的な変化だけでなく、
太いタイプのフレットが打ち込まれており
若干ですが、プレイアビリティの向上にも
寄与しています。

ボディバックにコンター加工

現行モデルやコンポーネント系のテレでは
良く見るコンター加工ですが、

このモデルでは裏面だけに、
コンター加工が入っています。

長時間演奏する場合には、
快適なフィット感を得る事が出来ますね!

テレカスとカスタムテレキャスターとの違い!

カスタムテレキャスター1960

ここからはテレキャスターに
「カスタム」の名を冠したモデルである、
カスタムテレキャスターの特徴を解説します。

テレキャスターカスタムやデラックスより
古くからあるモデルで、

1959年からラインナップされた、
カスタムテレキャスターは
当時としては一風変わった仕様と
なっています!

メイプルネックにローズウッド指板が
採用
されています。

フェンダーの他ギター同様に、
59~61年はスラブボードで、
62年以降はラウンドボードと
なっています。

また、66年から通常のテレキャスと
同様に貼りメイプル指板仕様が
少ないですがオプションとして登場します。

貼りメイプルは生産本数も少なく
ヴィンテージ市場を見ても、
ほとんど出てこない
激レアスペックでしょう!

ボディー材に関しては、
アルダー材とサンバースト塗装が
採用されていますが、

こちらはより高級感のある
バインディングがボディーの表と裏両方に
貼られた仕様
となっています。

ちなみにフェンダー社初の
バインディング仕様のギターと
なっていますが、

アコギの老舗ブランドである、
「マーティン社」から
技術提供を受けたと言う逸話も
あるそうです。

他のスペックに関しては、
ヴィンテージテレキャスターの
同年代のスペックと同じですが、

アルダー材の特徴である、
中域の粘り感とローズウッド指板
特有のアタック感や音の太さに
特徴があり、

メイプル&アッシュの定番テレとは違った
サウンドとルックスに
根強いファンが居るモデルです。

前述のテレカスとは、
製造された年代の時代背景も違い、
恐らく設計者の狙った方向性も
大きく異なるでしょう!

1966年製のカスタムテレキャスターの演奏動画です。

50年代のテレキャスと比較すると
良い意味でレンジが狭く心地よいサウンドですね!

まとめ

如何でしょうか?
1970年代のバリエーションモデルとして
つくられたテレキャスターカスタムと
デラックスですが、

いわゆるヴィンテージ系の
トラディショナルなモデルとは、
違ったコンセプトで設計されている事が
分かると思います。



管理人も過去にカスタム、デラックス共に
触った事はありますが、

ぱっと見るとギブソン系を狙ったモデルと
思いましたがサウンドはやはりフェンダー特有の
歯切れの良さが印象的でした。

この記事が、あなたのギター選びの
参考になれば幸いです。

トラッドなヴィンテージテレキャスターの
年代毎の違いが気になる方は以下より、

⇒フェンダーテレキャスター年代別の特徴とヴィンテージギターの音!

カスタムやデラックスと近い年代の
バリエーションモデルである、
テレキャスターシンラインの特徴や
年代毎の違いが気になる方は以下の記事から

⇒テレキャスターシンラインの特徴と魅力!72と69の音の違いのワケ

テレキャスとストラトの音の違いが
どこから来るのか気になる方は下記の記事をどうぞ!

⇒ストラトとテレキャス、音の違い!決定的な原因はコレ!

テレキャスターカスタムやフロントハムに
改造する場合の配線図は以下よりどうぞ!

⇒テレキャスターフロントハムバッカーのピックアップ配線図と改造方法はコレ!

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