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カスタムテレキャスター、バインディング付きモデルの特徴!

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カスタムテレキャスターバインディング

どうも、指1ギター管理人です。

今回はフェンダー社のカスタムテレキャスターやボディバインディングがあるカッコイイテレキャスターについての情報をまとめてみました。

この記事で分かることは以下の目次を参考にどうぞ!



カスタムテレキャスターとは?違いはバインディングだけ?特徴はコレ!

まずは、フェンダー社がカスタムテレキャスターを発売した歴史の流れを見ていきましょう!

カスタムテレキャスターとは、1959年~1969年位までフェンダー社が生産していたテレキャスターの上位バリエーションモデルとして、当時はテレキャスターカスタムの名前で販売されていました。

ただし、ヘッドのロゴの機種名に「custom telecaster」と表記していたことや、70年代を代表する通称テレカスこと、テレキャスター カスタムとの混同を避けるために「カスタムテレキャスター」と呼ばれることの多いテレキャスターですね。

テレキャスターカスタムとカスタムテレキャスターは大きく仕様が違うエレキギターなので、注意が必要ですね。

管理人は「テレカス」と「カスタムテレ」と呼ぶことが多いです。

 

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テレキャスターカスタム

カスタムテレキャスターの仕様

カスタムテレキャスターと通常のテレキャスターの具体的な仕様の違いは以下の通りです。

 

  • 指板がローズウッドに
  • ボディがアルダー材に
  • ボディトップとバックにバインディング
  • ホワイトピックガード
  • サンバーストカラー

 

カスタムテレキャスターの大きな特徴は、やはり目を引くボディトップとバックに巻かれたセルロイドの「バインディング」ですね。

シンプルな構造ながら、バインディングでアウトラインを縁取ることでキリリと引き締まった印象は、未だに人気の高い仕様と言えるでしょう。

他には、50年代のフェンダー社のテレキャスターはアッシュボディとワンピースメイプルネック仕様が、ジャズマスターに採用されたローズウッド指板のネックとアルダーボディがテレキャスターにも採用され始めました。

ボディにアルダーが採用されたことで、派手な木目のアッシュのシースルー塗装とはうって変わり、3トーンまたは2トーンサンバースト塗装や、塗りつぶしのカスタムカラーのテレキャスターが増え始めます。

オーダーで出来るカスタムカラーには、ブラック、ブルーアイスメタリック、バーガンディミストメタリック、キャンディアップルレッド、チャコールフロストメタリック、ダコタレッド、ダフネブルー、フィエスタレッド、ファイアミストゴールドメタリック、ファイアミストシルバーメタリック、フォームグリーン、インカシルバーメタリック、レイクプラシッドブルーメタリック、オーシャンターコイズメタリック、オリンピックホワイト、シェルピンク、シャーウッドグリーンメタリック、ショアラインゴールドメタリック、ソニックブルー、サーフグリーン、ティールグリーンメタリックなどがオーダー可能だったと言われていますが、サンバースト以外は非常にレアですね。

また、ローズウッド指板に関しては59~62年中頃はスラブボードと言われるローズウッドが厚いタイプ、それ以降はラウンドボードと呼ばれるローズウッドが薄いタイプの指板となっていますね。

同年代のテレキャスターはバインディングや「カスタムテレキャスー」のロゴは無いのですが、木材やパーツなど基本的な同じです。

1967年以降はフェンダー社はオプションとして、ビグスビー搭載のカスタムテレキャスターも数は少ないですが、ヴィンテージ市場で目にすることがありますね。

ほぼ同じ仕様で、1ピックアップ仕様のカスタムエスクワイヤも発売されていました。

カスタムテレキャスターの音の特徴

音の違いとしては、アッシュ材と比較してアルダーボディのエレキギターは、中域に粘りのある、やや落ち着いたトーンになると言われています。

ローズウッド指板もメイプル指板と比べると、立ち上がりにコンプ感が加わった太めのサウンドとなることが多いと言われています。

ピックアップに関しては、ブラックボビンと呼ばれるローミッドのふくよかな鳴りと言われるタイプだったのが、1964年からグレイボビンと呼ばれるロックなサウンド傾向のタイプへと変更されます。

スラブボード&アルダーボディ&ブラックボビンの1959の組み合わせが、音が太いと言われていますね。

 

ここからは、カスタムテレキャスターと同様にバインディングのついたテレキャスターを紹介致します。

カスタムテレキャスターとスペック上で違う場合は、記載していきますね。



フェンダー製カスタムテレキャスター

Fender Custom Shop / AMERICAN CUSTOM TELECASTER

 

2015年から発売のアメリカンカスタムテレキャスターは、バインディングだけでは無く、トップ材にキルトメイプルを使ったり、フレイムやバーズアイのメイプルネック仕様のものがあったりもしますが、恐らくショップオーダーモノでしょう。

また、アルダーボディ&ローズウッド指板だけでは無く、アッシュボディやメイプル指板のアメリカンカスタムテレキャスターも販売されているのを目にしましたね。

細かなスペックは以下の通り、

 

  • 高品質のスパーゼル製ペグ
  • ミディアムジャンボフレットの22フレット仕様
  • 演奏性の高いコンパウンドラディアス指板
  • オリジナルRSDサドル
  • カスタムショップ製の手巻きのピックアップ
  • アバロン・ドットインレイ
  • オールラッカー塗装

 

見た目や素材の高級感だけでは無く、ややモダンな仕様ですが、カスタムショップ製のRSDサドルはブラス製で、テレキャスター特有の3連サドルのサウンドを維持しながらも細かなオクターブ調整を可能となっていて、ヴィンテージ風味とモダンな操作性の融合となっていますね。

フェンダーカスタムショップが模索する新たなカスタムテレキャスーと言える面白いエレキギターだと言えるでしょう。

ただし、カスタムショップ製なので数も少なく、ショップオーダーによる仕様の違いもありますので、どうしても欲しい仕様があるのであれば、フェンダーとつながりのあるディーラーに依頼するのも良いかも知れませんね。

お値段と納期は…だと思いますが(苦笑)

また、カスタムショップ製ではレリック仕様の渋い1959年や1962年製をピンポイントで狙ったモデルを出ているのも見ますね。

オールラッカー塗装なので、使い込めば渋い見た目になりそうで、一生モノのメインギターとして狙うなら妥協なしのカスタムショップ製も良いかも…。

Fender USA AMERICAN ULTRA TELECASTER

アメリカンカスタムテレキャスターに負けず劣らずのモダンなテレキャスター「アメリカン・ウルトラ・テレキャスター」はボディトップにバインディングが施されたモデルです。

木材に関しては2タイプ色によって、

 

アルダー&ローズ アークティックパール(白)、サンバースト、テキサスティー(黒)、ウルトラバースト(茶系)
アッシュ&メイプル バタースコッチブロンド(黄)、ブルー、モカバースト(茶系)、レッドバースト(赤系)

 

細かな仕様の違いとして、

 

  • ロック式ペグ
  • 細身で幅広のモダンディープDシェイプ
  • ネック裏のみさわり心地の良いサテン塗装
  • コンパウンドラディアス指板
  • ミディアムジャンボ22フレット仕様
  • ハイポジションが弾きやすいヒールテイパード加工
  • 身体にフィットするバックコンター加工
  • ピックアップはウルトラノイズレス・ヴィンテージ
  • S-1スイッチ・シリアル/パラレル切り替え トーン プッシュ/プッシュ
  • ボリュームを絞っても抜けの良いハイパス回路内蔵

 

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Fender AMERICAN ORIGINAL ’60S TELECASTER

フェンダーUSAのAmerican Original ‘60s Telecasterは60年代のヴィンテージ・カスタムテレキャスターの忠実なリイシュー再現モデルと言えるエレキギターです。

主な仕様をまとめると、

 

  • ヴィンテージトールフレットの21F
  • トップ&バックに巻いたダブルバインディング仕様
  • アルダーボディ&メイプル・ローズ指板ネック
  • 3連スティールサドル
  • ピュアヴィンテージ64ピックアップ
  • 1ボリューム、1トーン、3ウェイ・スライドセレクター
  • ニトロセルロース・ラッカー塗装 

 

全体的に当時の仕様に拘ったモデルですが、ネックに関してはMid-60s Cシェイプという独特の握りとヴィンテージよりやや平らで弾きやすい9.5R指板が採用されています。

アメリカンウルトラテレキャスターはちょっと、モダン過ぎて…というプレイヤーには嬉しいスペックのバインディング付きのカスタムテレキャスターとなるでしょう。

カラーはフェイスタレッド、3トーンサンバースト、バーガンディミスト・メタリック、レイクプラシッドブルーから選択可能ですね。

バインディングがあるだけで、カラフルなポップな印象のテレキャスターもグッと引き締まった印象になりますね。

アルダーボディとローズ指板ということで、ハイがキンキンし過ぎないサウンドをテレキャスターに求めているプレイヤーには良い選択肢です。

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カスタムテレキャスター初心者おすすめ激安バインディング付きモデル

コスパ最高!バッカス カスタムテレキャスタータイプ「BTC-1R」

 

ハイクオリティーながらも低価格のコスパの高い製品を多く生み出す、国産メーカー「バッカス」からはテレキャスターカスタムタイプのモデル「BTC-1R」が発売されています。

手間のかかるバインディング付きのテレキャスターながらもボディに安価なポプラ材を採用することで価格を大きく下げているようですね。

ただし、ネックに関してはメイプル材とローズウッド 指板という定番材を使っていたり、3連サドルだったりとテレキャス好きにも嬉しい仕様となっているのが大きな特徴です。

塗装に関してもネックのみサテン塗装で、ただの安ギターでは無い品質への拘りを感じるモデルだと言えるでしょう。

また、地味に22フレット仕様なので、初心者さんや未経験者さんが購入しても弾けない曲は少ないのも嬉しい所ですね。

 

↑はフェンダージャパンのテレキャスターとバッカスのカスタムテレキャスターの比較動画です。

優劣つけがたい音の違いしか無く、ブラインドチェックすれば好みの問題と言えるレベルの差しか、この動画からは感じられないレベルだと思いましたね。

管理人の個人的な印象では、フェンジャパの方がしっとり太めのサウンドで、ジャキジャキと明るいサウンドはバッカスかな?と感じました。

カスタムテレキャスター、中古でも未だに人気のおすすめモデル

legend  LTE-CST バインディング付きテレキャスター

安ギター界の人気ブランド、レジェンドでは過去にバインディング付きの「LTE-CST」というカスタムテレキャスタータイプの機種が販売されていました。

こちらもバッカスと似た仕様なのですが、ボディはバスウッドとなっていますよ。

現在では、レジェンドのテレキャスタータイプのエレキギターは「LTE-Z」というバインディングなしのモデルとなっていますね。

FUJIGEN NCTL-20R

フェンダージャパンなどのOEM生産で技術力の高さに定評のあるフジゲンからはNCTL-20R/ASHというモデルが発売されていました。

カスタムテレキャスターのようにダブル・セル・バインディング付きテレキャスターなのですが、それだけでは無くボディがアッシュというのが珍しいモデルですね。

また、2シングルコイル以外にもフロントにフルサイズハムバッカーが搭載された機種もあり、この価格帯のエレキギターにはありそうで、あまり見つからないスペックだと言えるでしょう。

もちろん、フジゲンお得意のサークル・フレッティング・システムによるピッチの良さや、コンパウンドラディアス指板による演奏性の高さ、トップラッカー塗装による質感の良さなど、フジゲンの技術が詰め込まれた魅力的なモデルですね。

これだけのクオリティーの高さで中古だと、7~8万円台で販売されている事が多く、同じような仕様をオーダーメイドしようか悩んでいるプレーヤーなら探してみる価値もかるかも知れませんよ。

カスタムテレキャスター使用アーティスト

アンディー・サマーズ / ポリス -魔改造カスタムテレキャスター

ポリスのギタリストである、アンディー・サマーズ氏は1961年製のカスタムテレキャスターのフロントピックアップを、ギブソン製のPAFハムバッカーを搭載したモデルを長年、愛用しています。

他にも施されている改造は以下の通りです。

 

  • 3連サドルを6連サドルへ
  • リアピックアップをボディにダイレクトマウントへ
  • 5ウェイピックアップセレクターへ
  • 位相反転スイッチを増設
  • プリアンプ(ブースター)を内蔵

 

ビンテージ・ギターにも積極的に音と操作性への拘りを盛り込んだ仕様となっていて、フェンダーカスタムショップからは、このカスタムテレキャスター完全再現した「Limited Edition Andy Summers Tribute Telecaster」も販売されています。

ジョン・フルシアンテ / レッド・ホット・チリ・ペッパーズ – ヴィンテージカスタムテレキャスター

絶大な人気を誇るバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストである、ジョン・フルシアンテ氏はビンテージ・ストラトの愛用で知られていますが、カスタムテレキャスターの使い手でもあります。

ビンテージフリークのジョン・フルシアンテ氏は、1965年製と過去に語っていたことがあるようなのですが、実際にはスラブボードであることから50年代後半~60年代前半の個体だと言われています。

サンバーストカラーにローズウッド指板が映えますが、白のバインディングとピックガードが全体を引き締めているようで渋いギターですね。

レッチリの代表曲でもあり大ヒットソングのスカティッシュやバイ・ザ・ウェイは、このギターでレコーディングされたと言われているようです。

リッチー・コッチェン シグネイチャーテレキャスター(フェンダージャパン)

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元ミスター・ビッグのテクニカル系ギタリストである「リッチーコッチェン」もバインディング付きのテレキャスターを使用しています。

フェンダージャパンからはリッチーコッチェン氏のシグネイチャーモデルである「TLR-RK」が発売されていましたが、現在はFender Japan Exclusive Richie Kotzen Telecasterとして入手可能です。

主なスペックとしては、

 

  • ボディ:フレイムメイプルトップ&アッシュバック
  • ネック:肉厚なラージCシェイプネック
  • 演奏性の高い12Rのメイプル指板
  • 22F仕様のスーパージャンボフレット
  • オクターブ調整のしやすい6連ブロックサドル
  • フロントピックアップ:DP172 TWANG KING Neck
  • リアピックアップ:DP184 THE CHOPPER
  • 1ボリューム、1ロータリースイッチ(シリアル/パラレル切り替え)3ウェイスライドスイッチ

 

管理人も過去に、何度か触った事がありますが、極太ネックですが鳴りや反応が凄く良いので、購入を検討したことがありますね。

フロントリア共にディマジオピックアップが搭載されていて、シングルサイズハムながら適度なピーキーさがロックなサウンドだった印象があります。

シェリル・クロウ -1959カスタムテレキャスター

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米国のトップアーティストでシンガーソングライターの「シェリル・クロウ」氏は1959年製のカスタムテレキャスターを愛用しています。

フェンダーカスタムショップからも、シグネイチャーモデル「Sheryl Crow 1959 Custom Relic」が数量限定生産で発売されていました。

ちなみに、この1959年製のカスタムテレキャスターは実はファンから貰ったものなのですが、元々の所有者はファンの母親だったと報じられています。

ただ、シェリル・クロウ氏のファンだった、その母親は乳がんで亡くなってしまったことから、所有者の息子がぜひともシェリル氏に使って欲しいとのことで贈呈されたというエピソードがあるエレキギターなんですよ。

ブルース・スプリングスティーン

Bruce Springsteen

米国のロックシンガーソングライター「ブルース・スプリングスティーン」氏は1954年製のリアルビンテージのエスクワイヤの仕様で知られていますが、カスタムテレキャスターを抱えるライブが何度か目撃されています。

海外のファンの間で交わされた議論では、ヘッド裏にCS(カスタムショップ)のロゴが確認されたとの事で62年モデルのカスタムショップ製では?と結論付けられていました。

 

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