どうも、指1ギター管理人です。
今回はリプレイスメントピックアップとして
人気の高いシングルサイズハムバッカーについて
掘り下げてみました!
シングルコイルハムの種類や構造、
音の傾向やシングルサイズハムを搭載する
メリット・デメリットなど
購入前に知っておくべき事をまとめてみました!
ではでは、行ってみましょう!
シングルサイズハムバッカーとは?
シングルコイルを2つ直列に繋ぐことで
弱点であるハムノイズの軽減と
シングルコイルでは有り得ない
図太くも甘いサウンドを獲得することを
実現したのがハムバッカーピックアップです。
シングルサイズハムとは、
このハムバッカーの構造をシングルコイルの
スペースで実現したピックアップの事を指します!
厳密に分類すると、
- スタックタイプ(縦積み)
- ダブルブレードタイプ
の2種類に分ける事ができます。
スタックタイプは、シングルコイルを
縦積みに重ねたタイプを指し、
以下の画像の様な構造です。
ダブルブレードタイプは、
普通に使われるポールピースとは違って
スペースを有効活用する為に
スマートな構造のバータイプを横に二枚並べた
タイプを指します。
以下の画像の様なタイプです。
ちなみに、セイモアダンカンのリトル59の様に
ポールピースタイプを横に並べるモデルも例外的に
存在します!
また、スタックにしろ
ダブルブレードにしろハムバッカー的な
サウンドを目指さずに、
シングルコイルの音を追求しつつ、
ハムキャンセル効果によるローノイズ化を
期待してデザインされたモデルもあり、
一概にハムバッカーを小型化しただけでは無い事も
あるのでチョイスの際には注意が必要です!
シングルサイズハムのメリット・デメリット
では、ここからはシングルサイズハムの
メリットとデメリットを管理人なりの視点から
まとめてみます!
メリットその01:お手軽交換が可能!
シングルコイル搭載ギターを
ハムバッカー化する場合にはギター本体に
大掛かりで不可逆的な改造になる場合もありますが、
ザグリやピックガードの加工無しで
つける事が出来るモデルが多々ラインナップされています。
中にはポットやコンデンサーの数値も
変更しない事を推奨している機種もあるので
交換するのはピックアップのみで済む場合も多々あります。
メリットその02:ハードな音楽を演奏するのに最適!
当たり前ですがハムバッカー構造なので、
通常のシングルコイルでは絶対に出ない様な
サウンドを出すことが可能となります。
特にストラトでメタルやハードロックなど
ハードな音楽を演奏したい場合には、
手軽に搭載出来る割にはサウンドを激変させることが
出来る事から人気が高いのがシングルサイズハムです!
メリットその03:配線の改造で多彩なサウンドも…
シングルサイズとは言え
ハムバッカーとほぼ同じ構造なので、
4芯タイプなら、
SSHやHSHまたはHHHの
多彩なピックアップレイアウトを
試す事が可能で、
ピックガードに穴を空けなくても、
ピックアップセレクターにスーパースイッチや
スイッチ付きのポットを使ったりと
パーツ交換や配線変更をすることで
更に多彩な音色を出すことも可能になります。
メリットその04:圧倒的にローノイズ!
見た目はシングルコイルでも、
ハムバッカー構造なので、
深く歪ませた場合にもシングルコイルと
比較すれば圧倒的にローノイズになります。
ただし、バムバッカーでも
ノイズを拾う環境にある場合には、
機材のチョイスや音作りに工夫が
必要な場合はあります。
メリットその05:見た目がカッコ良い
ヴィンテージ系が好きな人には微妙かもですが、
モダンなルックスになる事から
見た目が好きと言う声もある様です。
この辺りは完全に好みなので、
見た目よりも音で選ぶ方が良いかもですが(笑)
個人的にはシングルハムの搭載された
ストラトのサイバーな印象は割りと
好きだったりします!
デメリットその1:ザグリが必要な場合も…
機種によっては、
コイルのターン数を稼ぐ為に高さが
ある場合があります。
所有しているギターの
ピックアップキャビティー穴の深さが
足りない場合には、
キャビティーを掘って深くしないと
搭載出来ないケースがあります。
またキャビティーに入ったとしても、
高さの調整が困難になってしまう場合も
同様の処理が必要です。
特にスタックタイプは高さがある
場合が多いので気をつけましょう!
シングルハム搭載を検討している場合には、
購入前に自分の所有するギターにフィットするのか
メーカーサイトに記載されている
サイズを確認する事をオススメします。
この辺りの確認を怠ってしまっては、
無駄な工賃がかかってしまう場合があるので、
ご注意下さい!
デメリットその02:厳密にはハムの音では無い!
モデルにもよりますが、
一般的なハムバッカーと比較すると、
やはり音が違うと言う声が
圧倒的に多数です。
もちろんハム構造で純粋な
シングルコイルの音でもない事から
中途半端なサウンドと評価される事もあり
実際に管理人も
中途半端とは思わないですが
中間的なサウンドと感じるモデルは
多々あります!
ただ、裏を返せば、
シングルサイズハムと言う唯一無比の個性とも
捉えることが出来る事から、
手軽に試せる事を度外視しても、
シングルサイズハムの音が求められる場合もあります。
傾向として一般的にはシングルよりも図太い
ハイアウトプットを持ちながらも
フルサイズハムバッカーより歯切れや抜けの良さが
優れていると言う意見が多数派な印象です。
また、ローノイズなP-90と評価する人も
いましたが、機種によっては
確かにそんなイメージのモデルもありますね!
↑ムスタング搭載したセイモアダンカンの
シングルハム:ホットレイルとJBジュニア
フルサイズハム:JB の比較動画です。
ギター本体も違いますが、やはりハムバッカーの
JBが一番ダークでヘビーなサウンドですね!
まとめ
如何でしょうか?
実際に販売されているハムバッカーを
シングルハム化したモデルも
各メーカーから多数ラインナップされていますが、
前述した通りフルサイズハムの音を
完璧に再現出来ていると評価されている
ピックアップの方が珍しいのが現状です。
また、搭載するギターによっても、
サウンドは変化しますし、
ギター本体以外にもアンプやエフェクター、
演奏方法にも影響されます。
その辺りも頭に入れつつバランスを取って
自分の理想のサウンドを追求するのが
良いのでは無いでしょうか?
この記事があなたの理想のサウンドに辿り着く為の
助けになれば幸いです。
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