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ストラトでメタル?おすすめシングルサイズハムの音と特徴まとめ!

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シングルサイズハム ストラト

Photo by Freebird
どうも、指1ギター管理人です。

今回はストラト向けシングルサイズハムバッカー
ピックアップについて音の傾向や特徴など、

交換や改造を考える方の参考になりそうな
情報と触ったことのある機種に関しては
レビューを含めまとめてみました。

では、行ってみましょう!



おすすめシングルサイズハムまとめ

では、ここからはストラト向けでオススメの
ツインブレードタイプのシングルサイズハムを
実際の機種の特徴を上げながら比較していきます。

やはりリプレイスメントピックアップの
大手であるセイモアダンカンとディマジオは
圧倒的に幅広い製品を持っています。

大手ツートップの製品の違いと
ハンドメイド系ブランドの製品も幾つか
管理人の視点でまとめてみました。

セイモアダンカン/Seymour Duncan

Hot Rails SHR-1n/SHR-1b

ダンカンの中で最強出力レベルの
ハイパワーピックアップ
です。

メーカー記載のスペックでは、
セラミックマグネットに
直流抵抗値はリアが16.6kΩで
フロント用は10.9kΩと正にハイパワーピックアップ!

トーンチャートだと、

トレブル:4
ミドル :7
ベース :5

となっていますが、
体感上の低音感はもっとありそうな
迫力のあるサウンドですが、
ミドルに若干の癖があるので、

この辺りが気に入れば
やみつきになるサウンドだと思います!

ストラトでメタルやモダンヘヴィネス系の
サウンドを出したい時でも十分なパワーを
得ることが出来るでしょう!

また、このモデルには、
パワーを落として高域特性を改善した、
Cool Railsと言うモデルや、

更に出力を落とした
ヴィンテージレイルと言うモデルも
販売されています。


↑の動画はホットレイルのダンカンオフィシャルチャンネルの動画です。
リード、バッキング共にハイパワーなサウンドを堪能出来ます!

リアにホットレイル、ミドルにヴィンテージレイル、
フロントにクールレイルが搭載されています。

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SL59-1 Little 59

ネーミングからイメージする通り、
59年製レスポールに搭載されていた
いわゆるオールドPAFのサウンドをシングルサイズハムで
追求したモデルです。

メーカー記載のスペックを見ると、
セラミック・マグネットが採用され

直流抵抗値は

フロント・ミドル用で9.8KΩ、
リア用は11.78KΩです。

トーンチャートは、

トレブル:7
ミドル :5
ベース :6

ホットレイルシリーズと
比較してもかなり高域特性に優れている
事が
分かります。

元ネタは同社のハムバッカーの
59モデルであるSH-1でしょうか?

SH-1はアルニコ5マグネットであるのに対し、
SL59-1はセラミックマグネットですが、

ネット上での評価でも、
SH-1と言うよりは同じセラミック・マグネットの
SH-5の方が方向性は似ているのでは?
との声も散見されました!

また、もう少しハイパワーで
中域の密度が欲しいという場合には、
SJBJ-1 JB Jrが良さげです。

ダンカンから販売されている、
EVERYTHING AXE SETと言う
ストラトの凡用性を高めた
シングルサイズリアのセットには、

フロント:SL59-1 Little 59
ミドル :SDBR-1 Duckbucker
リア  :SJBJ-1 JB Jr

が選択されています。

ホットレイルが癖のある
密度の高い中域と重低音を重視した
モダンなハイパワーサウンドなのに対して、

こちらはよりセンシティブで
トラッドなハムバッカーサウンドを
追求しているタイプだと言えるでしょう。

また、ツイーンブレードタイプの
バーポールピースとは違って、
マイナスドライバーで可変可能なタイプの
ポールピースが採用されており、

細かいセッティングで、
さらなるサウンドの追い込みも
期待出来るでしょう!

リトル59やJBジュニアでも、
かなりハイゲインなサウンドを作る事も
可能ですが、メタルよりは、

ブルース、クラシックロック、ハードロック
辺りの音楽がお似合いな印象です。

以下参考動画です。


ダンカン推奨のEVERYTHING AXE SETを
ストラトに搭載したモデルです。
純粋なシングルでは得れない様な図太いサウンドですね!


↑はリアピックアップでのホットレイルとリトル59の比較動画です。
同じシングルハムでも音質がかなり違うのが
分かると思います。

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DiMarzio

DP182 FastTrack2

歪み系サウンドと言えば、
ディマジオと言う位に歪みに強い
イメージのメーカーですが、

まさしく最強レベルの出力を誇る
ハイパワーシングルサイズハムが、
ファーストトラック2
です。

メーカー記載のスペックでは、
セラミックマグネットで直流抵抗値が
18.07KΩで、

トーンは

トレブル:5.0
ミドル :8.0
ベース :7.5

となっています。

良く対抗馬として語られる、
ダンカンのホットレイルとは確かに
同系統の漲るミドルレンジが特徴のモデルと
見て間違いは無いですが、

ファーストトラック2の方が、
音の立ち上がりや音抜けに関しては
高評価な意見が多く、

ホットレイルと比較すれば
よりシングルコイルっぽさを残した
オープンな響きを残したサウンド
だと
言えるでしょう!

低音のズッシリ感が欲しい場合には
ホットレイルか同社のDP189 トーンゾーンが
良さげです。

また、ディマジオのツインブレード
シリーズの種類もとても豊富で、

DP187 Cruiser:ツインブレードながらヴィンテージ風味で中出力
DP181 Fast Track 1:Cruiserを元に更にハイパワーで図太さを求めたモデル
DP188 Pro Track:オールドPAFを目指したサウンド傾向。
DP184 The Chopper:Fast Track 1と同系統ながら中低域をフォーカスしたモデル

ストラトのフロントやミドルポジションには、
同系統ながらキャラを変えた上記の
ピックアップから選択する事が推奨されています。


↑ホットレイルとファーストトラック2の比較動画です。
同じギターでの比較では無いですが、
ホットレイルの方が明らかにダークなサウンド傾向ですね。

歯切れ良さならファーストトラック2に分がありそうですが、
粘っこいサウンドのホットレイルの音も魅力的です!

DiMarzio DP182 Fast Track 2

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DP189 Tone Zone S


ディマジオが持つ特許である、
デュアルレゾナンスシステムがインストールされた
フルサイズハムバッカーでお馴染みの
トーンゾーンのシングルサイズハムです。

ファーストトラック2と同じく
ハイパワーハイゲインにも対応可能な
モダンなサウンド傾向のピックアップと言えます。

メーカー記載のスペックとして、
マグネットセラミック採用で直流抵抗値12.39kΩ
トーンが

トレブル:4.5
ミドル :8.5
ベース :8.0

と記載されている通り、
シングルコイルサイズながら
豊かなローミッド~ローエンド
を実現しています。

ネタ元のトーンゾーンと比較すると、
やはり音圧感はフルサイズハム程では無いですが、

リアに配置しても耳障りな高域成分が少なく
ストラトとは思えないスムースなサウンドが特徴です。

ただ、ハムサイズの時でも指摘されている様に、
載せるギターにもよりますがフロントでは、
こもった音色で抜けが悪く感じる事が多い
様です。

FastTrack2の低域の音圧に不満な場合は
オススメだと言えるでしょう!


↑はストラトの

フロント:エアノートンS
ミドル :チョッパー
リア  :トーンゾーンS

を搭載したギターのサウンドが聞くことが出来る動画です。
3:00辺りからの重低音と音圧はもはやストラトとは思えません(笑)

Dimarzio DP189 The Tone Zone S

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DP180 Air Norton S


こちらもディマジオが特許取得した
エアバッカーテクノロジーという技術を
取り入れた、

フルサイズハムバッカーである
エアノートンのシングルサイズハムです。

ファーストトラック2やトーンゾーンとは
うって変わりミドルクラスのパワーを
備えたモデルです。

メーカー記載のスペックでは、
セラミックマグネット採用で、
直流抵抗値は12.58kΩです。

トーンも

トレブル:5.0
ミドル :7.0
ベース :6.5

と記載されており、ミドルレンジに
フォーカスしたサウンド傾向と言えるでしょう!

ハムバッカー特有の
図太い中域を持つキャラクターなのに
音抜けは悪くないことから、

2ハムバッカーなら、
リアにトーンゾーン、フロントにエアノートンは
定番の組み合わせと言われています。

また、シングルハムサイズになっても、
シングルっぽいメタリックな音の立ち上がりや
サスティーン不足はあまり感じない印象で、

メタル・ハードロック仕様と言うよりも
ブルースロックやポップスでも
使える懐の深さを感じるモデルと言えるでしょう!

音抜けは悪く無いですが、
暖かいサウンドなので、
フロントピックアップでトーンを
絞ってジャズなんかも行けそうなモデルです。

ディマジオにしては珍しく、
オールジャンル対応できそうな扱いやすい
サウンドが魅力のピックアップだと言えるでしょう!

https://www.youtube.com/watch?v=y563vrED9vs
↑はストラトに
フロント:エアノートンS
ミドル :クルーザー
リア  :トーンゾーンS

が搭載されています。
かなり滑らかなサウンドですね。

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DP218 SUPER DISTORTION S

ディマジオのベストセラーピックアップの
一つとも言えるDP100 Super Distortionの
シングルサイズハムです。

まさに元祖ハイパワーピックアップとも
言える歴史の長いモデルです。

メーカースペックとして、
セラミックマグネット採用で、
直流抵抗値が13.68KΩです。

トーンは

トレブル:5.5
ミドル :7.5
ベース :8.0

と記載されています。

今の時代では、特筆すべき点は、
それほど多くは無いですが
このモデルが発売された1970年代には
これしかない!というくらい革新的な商品だった様です。

商品の名前の通り、
シングルサイズハムとなっても、
ディストーションサウンドとの相性は
抜群です。

ハードロック系のサウンドを目指して
作られていますがパンクやメロコア系の
切れ味鋭いハムバッカーサウンドとも相性が
良さそうな印象です。

モダンなハイパワーサウンドと言うよりは、
トラッドで荒々しいディストーションサウンドを
狙うならオススメと言えるでしょう!


↑ストラトのリアにスーパーディストーションSを
搭載しゲイリー・ムーア的なサウンドを狙った演奏動画です。

漲るパワー感と圧巻のロングサスティーンが
気持ち良いサウンドです!

DiMarzio DP218 Super Distortion

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ハンドメイド系ピックアップブランド

Bare Knuckle Pickups Cobra


イギリスのハンドメイドピックアップ
ブランドの「ベアナックルピックアップ」から
Cobraです。

メーカースペックでは、
どのポジションでもセラミックマグネットが
採用されており、

直流抵抗値はリアが11.5KΩ、
フロントとミドルは10.4KΩとなっています。

トーンチャートは数値化は
されていませんが、
完全にドンシャリ傾向となっています。

このブランドはハムバッカーで言えば、
ヴィンテージパフ系のMuleやハイゲイン系の
NAILBOMB辺りや、

シングルコイルで言えば、
ヴィンテージ系のMOTHERS MILKが
トモ藤田氏の使用で注目を集めましたが、

他の機種は日本国内では
取扱いが少ないみたいで情報も少ないです。

動画を見る限りでは、
クリーン・歪み共にクリアでスッキリした音像です。

これは一度、試してみたい
ピックアップですね!

BLADERUNNER RAILGUNNER RIO GRANDE

テキサスのハンドメイドピックアップブランドの
リオグランデからは、

メーカー推奨では、

フロント・ミドル用にBLADERUNNER(12KΩ)
リア用RAILGUNNER(14KΩ)をストラトに搭載する事を想定している用です。

スペック的には、
どちらもセラミック・マグネットが採用され、

RAILGUNNERは同社のBBQハムバッカーの
サウンドに似るように設計され、
出力を下げたのがRAILGUNNERとの事です。

元ネタのBBQハムバッカーは、
かのAC/DCのギタリストアンガスヤングの愛用で
日本での知名度はいまいちながら、
海外では人気のピックアップメーカーとなっている様です。

BBQハムバッカー搭載のレスポールタイプのギターは
一度触った事がありますが、

リアでも低域の図太さとワイルドな歪み方が印象的なイメージでした。
ズッシリした重低音を感じますがどちらかと言えば
モダン風味では無くハイゲインでもどこか泥臭さを感じる印象で
メタルというよりは少し古めのハードロックに
ハマりそうな傾向を持っています。


Railgunnerによるハイゲインサウンドです。
シングルサイズでもズッシリとした迫力あるサウンドですね!

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まとめ

如何でしたでしょうか?
ストラトキャスターで手軽に
ハムバッカー風のサウンドが出せる

シングルサイズハムバッカーですが、
実に様々な用途を考えて数々のモデルが
ラインナップされています。

シングルハムの配線に関しては、
基本的にはハムバッカーと構造は同じなので、
タップ改造も可能です。

この記事があなたの好みに合う
ピックアップを見つける手助けになれば幸いです。

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