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テレキャスターのノイズ撃退!おすすめスタックピックアップはコレ!

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テレキャスターフロント

どうも、指1ギター管理人です。

今回はフェンダーノイズレスなどに代表とされる、
スタックタイプのテレキャスター用おすすめピックアップの
各メーカーのラインナップや音の特徴や傾向を
まとめてみようと思います。

構造上はハムバッカーなので
ハムキャンセル効果によるローノイズサウンドを
実現しながらもシングルコイルのニュアンスを残した
スタックタイプですが、

各メーカーそれぞれの熱意による創意工夫があり、
なかなか面白いですね!

ではでは、いってみましょう!



FENDER(フェンダー)

Vintage Noiseless Tele Pickups Set

ノイズレスなヴィンテージトーンを狙ったフェンダー社からは、
ヴィンテージノイズレス・テレですが、
可能な限りシングルコイルの良い部分やテレキャスターらしい
トレブリーでトゥワンギーなサウンドを目指して開発された
様です。

スペックとしては、
マグネットはアルニコ2を採用し
直流抵抗値が、

  • フロント:12KΩ
  • リア  :8.6KΩ

となっています。
50年代初期までに見られるフラットポールピースなので、
当時のサウンドを狙ったものと考えるのが自然でしょう!

管理人はテレキャスターでノイズレスを試した事は無いですが、
ノイズレスが搭載されたストラトは幾つか試した事があります。

印象としては確かに、シングルコイル的な要素が残しつつ
ノイズレスなサウンドという謳い文句通りとは思いましたが、
やはり、ハム構造の影響なのか、

トレブリーでワイルドな要素は、
かなり削られているサウンドだと言う印象
を持ちました。

特にテキサススペシャルや69などの暴れるサウンドが
好みの人には不向きな印象を持ちましたが、
クリーンはもちろん、歪ませた時のサウンドは
オールマイティーに使えるサウンドだと感じました。

ノイズレスでも音のキラキラ感は損なわれていないと感じますが、
ジャリーンとかギャリーンみたいなジャリジャリした成分が
若干丸くなっているのかな?と言うのが個人的な感想ですが、

この音を品の良いサウンドと取るか?
ワイルドさが薄まった面白味の無いサウンドと取るかは
プレイヤーの感性と好み次第でしょうね。

↑の動画はフェンダーの51モデルのテレに元々、
載っていたシングルコイルとヴィンテージノイズレスの比較動画です。
8:30辺り~がノイズレスですが、やはりハムバッカーや
ダブルブレードのタイプに比べて不自然に音が太くなる印象は無いと思いますが、
気になる人には気になるかも知れませんね。

Fender Vintage Noiseless Tele Pickups

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GEN 4 NOISELESS TELECASTER PICKUPS


GEN4とはGeneration4、要するに第4世代の
ノイズレスピックアップと言う意味です。

これまでのノイズレスと同じくスタック構造による
ハムキャンセル効果を狙ったモデルですが、
更にローノイズ化とシングルコイルらしい音を狙って
開発されたモデルです。

フェンダーアメリカンエリートシリーズにも
搭載されている事から
フェンダー社の技術の粋を集めた自信が伺える
機種だと言えるでしょう!

スペックとして、
マグネットにアルニコ5が採用されており、
直流抵抗値がフロント、リア共に:10.6KΩ

となっています。

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↑フェンダー・アメリカンエリート・テレキャスターのデモ動画です。
この動画を見る限りだとピックアップに限らずかなりモダンな
プレイスタイルに対応したギターですね。

フェンダーらしいトレブリーなサウンドは持ちながらも、
やはり現代音楽にもマッチ出来る様に進化している印象を受けました。

Fender Gen 4 Noiseless Telecaster

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DIMARZIO(ディマジオ)

DP417 Area T Neck

ディマジオからテレキャスター用
フロントピックアップの「エリアTネック」を紹介します。

ストラトでも人気のスタックタイプのピックアップ
「エリアシリーズ」と同様の独自技術と
ハムキャンセル構造によってローノイズさも備えながらに、
ヴィンテージテレキャスターのサウンドを再現する事を
狙ったモデルです。

スペックとして、
マグネットにアルニコ2を採用し、
直流抵抗値は7.83KΩ
となっています。

トーンチャートは、

  • TREBLE:7.0
  • MIDDLE:5.5
  • BASS :6.0

で、出力は95となっています。

↑のはリアにエリアTブリッジ搭載し、フロントピックアップで
エリアTとGEN4ノイズレスを比較しています。

エリアTのピーキーなサウンドに対しノイズレスは
比較すると落ち着いたトーンに感じますが、
どちらもシングルコイルらしさは残ったサウンドと言えるでしょう。

普通のシングルの場合でもヌルいサウンドになりがちな
テレのフロントですが、エリアTは抜けは良さげな印象です。

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DP418 Area T Bridge

前述のエリアシリーズと同様の技術を使った
ハムキャンセル構造のピックアップである
「エリアTブリッジ」を紹介します。

ネック同様にこちらも、
ローノイズながらにヴィンテージサウンドを狙った
モデルと言えるでしょう!

スペックとしては、
マグネットにアルニコ2を採用し
直流抵抗値が7.5KΩ
となっています。

トーンチャートは、

  • TREBLE:7.5
  • MIDDLE:6.5
  • BASS :6.0

で、出力は175となっています。

↑はエリアTをリア・フロント共に搭載したテレキャスターの動画です。
動画を見る限りワイルドな演奏と相まってバキバキで派手なサウンドが印象的です。

高出力なピックアップでは無いですが、
歪ませた時にもローノイズながらも荒々しいサウンドですね。

クリーンサウンドでもシングルっぽい高域のキレの良さは感じられますが、
純粋なシングルコイルと弾き比べると、どう感じるのかは興味深い所ですね!

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DP424 Area T 615

ディマジオのテレキャス用エリアシリーズの
リアピックアップの中では中間に位置する出力を持つモデルです。

通常のエリアTと比較すると現代音楽にマッチする
テレキャスサウンドも狙える機種と言えるでしょう!

ヴィンテージよりなサウンドを狙うならDP418、
もっと図太いサウンドが欲しいならDP421が良さげですが、
その中間点のサウンドも用意されているのはユーザーとして
選択肢が広がって良いですね!

スペックとしては、
同社のエリアシリーズ同等にアルニコ2マグネットが
採用され直流抵抗値は7.93KΩ
となっています。

トーンチャートは、

  • TREBLE:7.5
  • MIDDLE:5.5
  • BASS :5.5

で、出力は200となっています。

↑はテレキャスターにエリアT615を搭載したデモ動画です。
フロントピックアップはこちらの動画でもクリスピーな抜けの良いサウンドですね!
リアはクリーンでも歪みでも普通のテレキャスよりは太いサウンドに感じますね。

DiMarzio DP424 Area T 615

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DP421 Area Hot T Bridge

ディマジオのテレキャス用エリアシリーズの
リアピックアップの高出力モデルです。

ギブソン社のヴィンテージPAFのハムバッカーサウンドを
テレキャスターのリアピックアップから出力する事を狙って
開発されたモデルです。

スペックとしては、こちらも他のエリアシリーズ同様に
マグネットはアルニコ2を採用し直流抵抗値は9.33KΩとなっています。

トーンチャートは

  • TREBLE:6.5
  • MIDDLE:6.0
  • BASS :6.0

で、出力は238のハイパワー仕様となっています。

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↑はテレキャスターのリアにエリアTホットをフロントにエリアTを搭載しています。
特にドライブサウンドの図太さはハムバッカーを彷彿とさせますが
音の立ち上がり方はシングルっぽい
印象を持ちました。

一部ではハムバッカーと言うより、P-90的なサウンドとの評価もあり、
独特のサウンドですがツインブレードのタイプほど、
ローミッドが膨らまない自然なサウンドが印象ですね!
管理人はあまり、スタックタイプのピックアップをテレキャスターで
試した事は無いですが、機会があれば試してみたいと思いました。

DiMarzio DP421 Area Hot T

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SEYMOUR DUNCAN

Vintage Stack® STK-T3b/STK-T1n

セイモアダンカンからはヴィンテージスタックの
リア用のSTK-T3bとフロント用のSTK-T1nを紹介します。

ノイズレスなスタック構造ながら、
ヴィンテージテレのサウンドを狙ったモデルです。

特にダンカンはヴィンテージ系の再現には、
定評があるメーカーの1つだと言えるので期待が
出来そうですね。

スペック的には、リア・フロント共に
アルニコ5マグネットを採用しています。

直流抵抗値は、

  • リア  :18KΩ
  • フロント:15.8KΩ

トーンチャートが、

リア(STK-T3b)フロント(STK-T1n)
TREBLE46
MIDDLE44
BASS66

となっています。

↑はアメリカンヴィンテージテレにヴィンテージスタックのセットを搭載して
レイヴォーン風の図太いサウンドを狙った演奏です。
音作りや演奏方法の影響なのか割と太くてあたたかい印象のサウンドですね。

↑はリアがリトル59(シングルサイズハム)でフロントがヴィンテージスタックを搭載した
テレと元々ついているシングルコイルとのサウンドを比較しています。
リアのシングルハムは音の太さが全然違いますが、フロントでも、
やはりシングルと比較すると若干、太めの音になっているのが分かりますね。

Seymour Duncan (for Telecaster)Vintage Stack® STK-T3b/STK-T1n

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Hot Stack® STK-T2b

前述のヴィンテージスタックとはうって変わって
ポールピースを廃しバーマグネットのスタック構造でルックス的に
斬新なイメージ通り高出力サウンドを狙ったモデルと言えるでしょう。

ちなみに、このモデルはダンカンの特許技術が投入されている様で、
ローノイズさが売りとなっているとの事です。

スペックとしては、
アルニコ5マグネットが採用されており、
直流抵抗値は21.4KΩ、

トーンチャートは

  • TREBLE:5
  • MIDDLE:6
  • BASS :6

となっています。
トーンチャートを見る限りでも、低音重視な印象ですね。

↑はダンカンのオフィシャルからのデモ動画です。
フロントはヴィンテージスタックでリアがホットスタックが搭載されてます。
音作りによってはシングルコイル離れした音は作れそうですが、
ホットレイルほどの異次元の太さでは無い
様です。

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TOM ANDERSON

TOM ANDERSON TF

ハイエンド系ギターブランドである
「トム・アンダーソン」からオリジナルピックアップとして
ハムキャンセル機能を持った機種「TF」を紹介します。

滑らかで柔らかなサウンドながら、
しっかりとしたハイエンドを備えたサウンドを狙った
モデルだそうです。

また、フロントポジションへの搭載を想定されたTF1、
リアへの搭載を想定したTF2、
TF2の出力を更にホットにしたTF3の
3つのモデルがラインナップされています。

ちなみに、この機種はフロントピックアップのカバーが無く
ストラトの様にカバーからポールピースが見えるタイプです。

↑はエスクワイアに搭載されたトム・アンダーソンTF3ピックアップです。
テレキャスのリアながらクリーンはウォームなサウンドで歪みも
耳に痛い成分をほぼ感じない優等生なサウンドイメージを持ちました。

これぞテレキャスサウンドと言うよりは、
トム・アンダーソンが追求するサウンドと言う印象をもちました。

↑はTF1とTF3の搭載されたトム・アンダーソンの
ドロップトップのテレキャスターです。
やはり、こちらも非常に上品で整ったサウンドでクリーンでも
歪みでも耳に痛い成分が少なくローノイズで、
どんなジャンルの音楽にもマッチしそうですね。

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TOM ANDERSON TD

トム・アンダーソンからハムキャンセル構造の
テレキャスター用のピックアップとして、
更にもう一種類ラインナップされているのが「TD」です。

メーカーの説明では、
明瞭なサウンドを持ちながらも充実したローミッドが特徴の様です。

こちらのモデルでも、
フロント用のTD 1、TD 1より高出力の
リア用のTD 3、
更に高出力なTD 3+が用意されています。

↑はTD1とTD3が搭載されたトム・アンダーソンのホロウTクラシックです。
ホロウボディーっぽい空気感のある柔らかいサウンドで、
こちらもかなり上品な印象です。ワイルドでギャンギャン鳴らしたい場合は微妙かもですが、
ハマる人はハマるサウンドかも!

トム・アンダーソンの場合はギターのセットアップまで含んだ
トータルバランスが素晴らしいと言う声も非常に多く
同じピックアップを別メーカーのギターに搭載することで、
どんなサウンドになるのかも興味深い所ですね!

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音がヌルいと感じた場合の対処法

厳密に言えばフルサイズハムバッカーとは構造が違うとは言え、
スタック構造のハムバッカーなので純粋なシングルコイルと比べると
音がヌルく感じるという声が多い

スタックシングルコイルのピックアップですが、
もう、ちょっと高音域が欲しい場合の対処法を解説します。

この方法は半田ごてがあればDIYでも可能で
パーツ代もそれほど高額では無いのにオススメ
です。

通常はシングルコイルが搭載されたギターには
抵抗値が250KΩのポットがついていると思いますが、

500KΩや1MΩなどの抵抗値の高いものに交換すると
ハイがでやすくなる
傾向にあります。

ボリュームやトーンのポットの抵抗値を色々と
試してみると良いかも知れませんね。
また、ポットほど変化が大きく無いかも知れませんが、
コンデンサーの値を変更することでも音は変わります。

管理人、個人的には普通のシングルコイルの場合でも
500KΩが有りな場合は多々あると感じています。

ギターのセオリーにとらわれず、実験してみると
自分の理想のサウンドが見つかるかも知れませんよ。

まとめ

如何でしたでしょうか?

管理人としては、
スタックタイプのシングルコイルを
テレキャスターに搭載した経験は無いのですが、

ローノイズでブレードタイプのハムよりは
自然なサウンド傾向のモデルが多い印象で
少し興味が湧いてきました。

特に歪ませる場合にフルサイズハムバッカーの様に
太くて甘いサウンドでは無く、
シングルコイルっぽい尖ったサウンドが欲しいけど
ノイジーになってしまうのが悩みというプレイヤーには、
強い味方になるのでは?

ヴィンテージタイプのシングルコイルを
愛してやまないプレイヤーの場合は
別の方法でノイズを撃退するしかないですが、

シングルコイル系のサウンドでローノイズで
多彩なジャンルをプレイしたい場合には、
選択肢としては有りだと思いました。

この記事があなたの理想のギターサウンドを作る為の
何かの手がかりになれば幸いです!

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⇒ギター・ポットの構造と種類!ピックアップ別の正しい抵抗値とは?

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