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シャッフルビートを理解しよう!

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リズムギター

どうも、指1ギター管理人です。

今回はリズムの項目で少し触れた
シャッフルビートについて、
もう少し掘り下げて解説してみようと思います。

シャッフルビートとは一体何なのか?を
まずは理論的に説明してみます。

理論で分かっても演奏出来なければ、
あまり意味はありませんが、

頭でキッチリと理屈を理解して
演奏出来る事は何となく勘で弾いてしまうより
大きな意味のあることです。

では、行ってみましょう!



3連符とシャッフルビート!

実はシャッフルビートは元々が3連符から作られています
なので、まずは三連符を理解しましょう!

3連符とは一拍を3等分した音符の事ですが、
一拍を数字で言う1とした場合に3では割切れません。

ですが、ここを強引に割り切る事で
何とも言えない独特のリズム感を表現することが出来るのです。

またオルタネイト・ピッキングで3連符を演奏すると

  • 1拍目がダウン-アップ-ダウン
  • 2泊目がアップ-ダウン-アップ

と奇数拍と偶数拍のピッキングが異なってしまい、
慣れないと若干、混乱するかも知れませんね。

シャッフルビートをかっこ良く演奏するには、
この3連符を違和感なく弾きこなす事が
第一の課題
と考えて間違い無いでしょう!

シャッフルビートとは?

で、本題のシャッフル・ビートなのですが、
この3連符の一つ目の音と2つ目をタイで繋いだ音を
ダウンビート(表拍)、

3つ目の音をアップビート(裏拍)とした
リズムの事を指すわけなんです。

この説明だけでは分かりにくいと思うので、
以下の図に、もう少し具体的に、
4分音符、8分音符、三連符の違いと
シャッフルビートを図解で表記してみました。

図で見れば一目瞭然で、
4分音符を2等分した8分音符を
1/2とすれば、3連符は1/3となりますね。

更にシャッフルビートは、

  • ダウンビートが2/3
  • アップビートが1/3

の長さとなる訳です。

ざっくりと比較すれば、シャッフルビートは
8分音符よりアップビートの位置が少し後ろへ
下がる
事になります。

なので、オルタネイトピッキングで演奏した場合に、
アップピッキングのタイミングが通常のエイトビートと比較して
若干ですが、遅れる事になるのですが、
全体の音の長さは原則的に変わりません。

この事から次の表拍のダウンピッキングを弾く時に
早く感じてしまいリズムが乱れやすいので注意が必要です。

イメージとしてですが、
エイトビートを普通に数える場合には、

1と2と3と4と

と数えた場合にシャッフルなら、

1ッと2ッと3ッと4ッと

と言った具合に感覚的にですが「ッ」の分の位置だけ
若干ずれると考えてもらえば良いかと思います。

シャッフル・ビートの楽譜の表記

また、楽譜のリズムがシャッフル・ビートで
ある場合は以下の表記が楽譜の最初に記載される
事になります。

シャッフル記号またはシャッフルマークと呼ばれる事が多い
この記号ですが、

表記の通り楽譜の8分音符は全て、
前述の3連符の前2つを合わせた長さ(2/3)と
裏拍は1/3の長さにしたリズムに置き換えるという
意味になります。

この様にシャッフルビートのリズムで演奏する事を
「シャッフル・ビート」で!と言う以外に
独特のビート感を表現した「ハネる」とか「バウンス」と
言う場合もあります。



シャッフルビートを曲で使う場合!

ここまでの流れとして、
シャッフルビートの基本的な考え方は
理解出来たとして次へと話を進めますね!

シャッフルビートと言うリズムの意味も分かり、
楽譜を見る上で演奏も可能になったとします。

 

ポイント

では、いつ使うのか?と言えば、

実は使いたい時で良いんです(笑)

特にオリジナルの楽曲を演奏したりアレンジをする場合に
フィーリング的に合いそうだと思えば、

いつでもシャッフルビートをチョイスすれば良いわけです。

 

もう少し突っ込んだ話をすると、

日本人が一番馴染みが深いシャッフルの楽曲と言えば
実は「阿波おどり」では無いでしょうか?

阿波踊り特有のいわゆる「ハネた」ビート感は
ストレートの8ビートでは、どう頑張っても表現出来ません。

要するにシャッフルビートが弾きたいと言う訳では無く、
表現したい音楽が阿波踊りだった場合には
シャッフルビートが必要という結論になるわけです。

とは言え、
エレキギターで阿波踊りを「弾きまくりたいぜ!」と
言う人はあまり居ないと思いますので、
他に関連の深い音楽としては、

ロックンロールっぽい8ビートのフレーズを
シャッフルビートで演奏すればブルースっぽい雰囲気になったり、

スカの裏打ちビートを「ハネた」感じで、
弾いてみると沖縄をイメージさせる音楽になったり、

大雑把に言えば、
テンションコードを多用したジャジーなコード進行も
スイングと呼ばれる4ビート中心の「ハネた」リズムを
ストレートで演奏すればボサノバっぽい印象になったりと

他にも例は多々ありますが、

まとめるとシャッフルビートに限った話では無いですが、
ある意味で音楽のジャンルすらも支配してしまえるのが、
リズムの力といえる訳なんです。

もちろん、シャッフルの「ハネた」ビート感は
ブルースやジャズ、沖縄系の音楽だけでは無く
ロック、ポップスからヘビーメタルまで様々なジャンルで
実際に演奏されています。

一度、お気に入りのアルバムを通して聞いてみて下さい。
シャッフルビートの曲が1曲や2曲は入っている場合が殆どです。



まとめ

如何でしたでしょうか?

シャッフルビートの基本的な知識が、
このページから吸収出来たのであれば幸いです。

もちろん、知識として得ただけでは、
必ずしも、演奏が様になる訳では無いので、
実際にはシャッフルビートを弾きまくるのが
演奏上達への近道です。

意図的にシャッフルビートの曲をコピーしたり、
ストレートの楽曲をシャッフルビートに
アレンジしてみたりするのも良いかも知れませんね!

基本的なリズムの読み方がイマイチ分からない又は
不安だと言う人は一度、以下の記事をどうぞ!

⇒ギター初心者がリズム感を鍛える前に絶対必須の前提知識はコレ!

タブ譜の読み方をガッチリ理解したい方は、
以下の記事にまとめましたので興味のある方は
どうぞ!

⇒【必見】ギター初心者がTAB譜の読み方を理解する為の必須知識!

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