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PRS SE Paul’s Guitarレビュー!コアモデルと徹底比較!

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PRS Paul's Guitar
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どうも、指1ギター管理人です。

この記事では、PRSギターの中でも圧倒的に多彩なサウンドバリエーションを誇る「Paul’s Guitar」について解説しています。

 

  • PRSギター「Paul’s Guitar」って、どんなギター?
  • SEとコアモデルは、どれくらい音が違うの?
  • Paul’s Guitarを実際に使った人の感想は?

 

結論から言うとPaul’s Guitarに関してはSEの音はメチャクチャ良いですよ!

さらにCustom24など人気モデルと比較しても基本的な仕様がコアモデルにかなり近く、価格も1/5程度というコスパが高い機種に仕上がっています。

ただし、コアモデルにはコアモデルのPaul’s GuitarにもSEには無い部分もあったので、その辺りをサクっとまとめています。

Paul’s GuitarはSEが良いのか?コアモデルが良いのか?この記事を読むことで自分の中で答えが見つかるはず!

PRSギターの個性派モデル「Paul’s Guitar」について深く知りたいなら、このまま読み進めて下さいね。

ではでは、以下の目次を参考にどうぞ!

 



PRS Paul’s Guitarの特徴と知られざる歴史!

PRSギター「Paul’s Guitar」は2013年にラインナップされ、その名の通りPRS創業者のポール・リード・スミス氏の為に造られたエレキギターです。

ポール・リード・スミス氏は、ギタービルダーである前にギタリストでもあるので、自分の理想のエレキギターとしてプライベートストックで過去にデザインし完成させたのが「Paul’s Guitar」なんですよ。

プライベートストックで製造されコアモデルとして、量産されたモデルとしてはPaul’s Guitar以外では、モダンイーグルがありますね。

Paul’s Guitarの特徴となる仕様は以下の通りです。

 

  • 伝統的なアーチトップフィギュアドメイプル&マホガニーバックボディ
  • ネック材はマホガニーで握りは幅広で厚いパターンシェイプ
  • Phase Ⅲ ロック式ペグ
  • ジャンボフレットの22F仕様
  • 指板材はホンジュラス・ローズウッド
  • ブラシドストローク・バードインレイのポジションマーク
  • ストップテイルピースブリッジ(ブラスインサート)
  • 新開発のTCIピックアップ
  • 1ボリューム、1トーン、3ウェイ・トグルスイッチ
  • 2つのミニトグルで別個のコイルタップが可能
  • ニトロセルロースラッカー塗装

 

この中でも、Paul’s Guitarの大きな特徴といえる部分を深堀りしていきましょう。

【激ヤバ】ピックアップ”TCI”驚異の多様性!

Paul’s Guitarに搭載されているピックアップはナロータイプと呼ばれる幅の狭いハムバッカーです。

フルサイズ・ハムバッカーと比較するとタイトでシングルコイルライクでP-90のソープバーサウンドを狙った製造されたと言われていて、特にコイルタップしたサウンドが良いと定評があるピックアップです。

元々は、搭載されていたピックアップは408 NarrowPUというモデルでしたが、バージョンアップして現行品ではTCIとなっていますね。

TCIはチューンド・キャパシタンス・アンド・インダクタンスの略で、ピックアップの巻き方について改善を加えた技術と言われています。

TCIが施されたピックアップはより洗練されたサウンドとなっているとの声が多い印象ですね。

以下はPRSの代表機種カスタム24との比較動画です。

カスタム24はタップした時にチャキっとした若干ですが、わざとらしいタップサウンドと言う印象ですが、Paul’s Guitarのタップした時の音が芯を残した自然な感じですね。

全体的には、モダンでキャラのはっきりしたカスタム24とトラディッショナルさを残しつつも守備範囲の広いPaul’s Guitarといった印象でしょうか。

同じメーカーでもこれだけ個性が違えば、たしかに欲しくなる。。。。

 

8種類のサウンドをチョイス可能!

多彩なサウンドバリエーションが売りの一つでもあるPRSギターですが、Paul’s Guitarは8種類のサウンドをアウトプットすることが可能です。

Paul’s Guitarのコントロール系統は1ボリューム、1トーンの3ウェイ・トグルスイッチと比較的シンプルなのですが、リア・フロントそれぞれに別個にコイルタップ可能な2つのミニトグルスイッチが搭載されていますね。

このことから、シングルコイルとハムバッカーを個別に設定出来るので、

  1. リアハム
  2. リアシングル
  3. フロントハム
  4. フロントシングル
  5. 共にシングルのミックス
  6. 共にハムのミックス
  7. フロントハム&リアシングル
  8. フロントシングル&リアハム

 

上記の8種類の音をチョイスすることが可能となっています。

更にナローピックアップはTCIは、コイルタップ時の音量差も極力なくすようにチューニングされているのも大きな特徴だと言えるでしょう。

ただし、管理人の経験上ですがミニトグルスイッチの操作は結構めんどう臭いと思われます。。。

完全に使いこなせれば、七色のサウンドならぬ8つのサウンドバリーションを一曲の中に叩き込むことも可能ですね。

現実的にはワンステージで色々な楽曲を演奏する時に力を発揮しそうな印象ですが。。。

 

他モデルとは違う見た目の拘り!

ポール・リード・スミス氏の拘りが詰め込まれたのは、サウンドだけでは無くルックス面に関してもなんです。

Paul’s Guitarは、トップ材にダーティー・ディープ・カール・メイプル・トップが採用されていて、ポジションマークにも他にはない「ブラシドストローク・バード」という独特のインレイワークが施されています。

また、オールラッカー塗装なのも強い拘りを感じる所ですね。

 

PRS Paul’s Guitarコアモデルで選択可能なオプション

Paul’s Guitarはトップ材が美しい10TOP、ゴールドとシルバー(ニッケルまたはクローム)のハードウェアパーツが混在するハイブリッドハードウェアが用意されています。

更にCustomシリーズでは、おなじみのアーティストパッケージでは、10TOPより更にグレードの高いトップ材、ガブーンエボニーの指板とヘッド突板、ゴールドハードウェアパーツ、グリーンアバロンのインレイ、高級感のあるブラックペイズリー柄のハードケースという豪華仕様がオプションとなっていますね。

また、プライベートストック材を使ったウッドライブラリーのPaul’s Guitarもギターショップではレアですが、見かけることがあります。

基本的にストップテールピースの個体が多く見られますが、PRSが特許取得のGEN Ⅲ トレモロユニットが搭載されたPaul’s Guitarも販売されていますね。

上記はブラジリアンローズウッド指板のPaul’s Guitarです。

 

Paul’s Guitarの原点?Paul’s Dirty 100とは?

ちなみに、Paul’s Guitarは2009年に世界に100本限定で発売された「Paul’s Dirty 100」と言うモデルが元ネタとも言われいます。

こちらは、プライベートストックグレードのトップ材や軽量マホガニーバックだったりと限定生産ならではの希少材を惜しげなく使ったモデルです。

ただし、パターンシェイプに近い形状のワイドファットネックであったり、ラップアラウンドのストップテイルピースであったりとポール・リード・スミス氏の根本的な好みが変わっていないのが伺える仕様となっているのも分かりますね。

Paul’s Dirty 100はナロータイプのピックアップではフルサイズハムバッカーであったり、コイルスプリットが個別ではなかったりと、多少の違いはありますが、世界100本というだけあって日本国内ではほどんど見ないレアモデルです。

 



PRS SE Paul’s Guitarの特徴と仕様!

PRSギターの廉価版である、SEシリーズからも「SE Paul’s Guitar」が発売されています。

コアモデルとSE Paul’s Guitarの仕様上の主な違いは以下の通りです。

 

  • トップ材はフィギュアドメイプルがベニアの化粧板
  • トップ加工はベベルドコンターに近い削り
  • 指板材はローズウッド
  • 通常のバードインレイ・ポジションマーク
  • ピックアップはTCI “S”
  • メイド・イン・インドネシア

 

SE Paul’s Guitarのカラーリングは黄色系のアンバー、青系のアクア、赤系のファイヤーレッドの3種類から選択可能です。

SEシリーズは原材料や生産工場がコアラインとは違いますが、ネック材はマホガニーでパターンに近いワイドファットネックシェイプだったり、音にこだわったブラスインサートのストップテイルブリッジが採用され、

コントロール系統もコアモデルと全く同じ仕様であったりと、他のモデルのSEシリーズよりコアモデルのPaul’s Guitarを忠実に再現している印象ですね。

 



【徹底比較】PRS SE Paul’s Guitar vs コアモデル Paul’s Guitar

↑の動画は価格差57万円のSEとコアモデルのPaul’s Guitarの弾き比べ動画です。

しかも、PRSを数多く扱うギターショップのボトムズアップギターの代表の重浦氏が耳だけで聞き分けます。

管理人もヘッドフォンで、じっくり聴き比べてみましたが、何となくですが、ローミッド辺りの太さを感じる帯域の密度がコアモデルの方があるかな?という程度で音にそこまで大きな違いがあるとは思えないレベルでSEのクオリティーの高さを感じました。
ですが、やはり見た目のゴージャスさに関してはコアモデルが凄いですね。
この価格帯で、ここまでのサウンドを出せるのは本当にSEの生産ライン管理は凄いんだろうなと思います。。。恐るべしPRS。。。

【評価】PRS SE Paul’s Guitarのレビュー&口コミ!

やっぱりSEシリーズなのに、他とは違ったサウンドクオリティーなようですね。

過去発売された513ほどではないにせよ、このピックアップとセレクターだと出せない音はほぼない位のサウンドバリエーションは圧巻でしょうね。

ただのコイルタップとは違ったピックアップの構成と電気系統による選択肢の広さはポールズギターならではですね!

Pauls guitarにはSEだけでS2モデルは無いけど、S2かコアモデルに迫るクオリティーと言うレビューや口コミも多々ありますね。

昔のPRSと言えば、ハイエンドな高嶺の花でしたが、今はお値段以上のクオリティーを叩き出す異常なギターメーカーになりましたね(笑)。Pauls guitarはSE共々ピックアップに価値とサウンドバリエーションに価値を感じているユーザーレビューが非常に多いですね。

Pauls guitarはSEでも見た目だけでも人気の理由が分かるほどキレイですね!

my new gear…PRS SE Paul’s Guitar Fire Red
アーム付いてないPRSとかあるんだーって思って、弾いたら「これだ!」ってきたし、色もかっこいいからこれにした pic.twitter.com/hCgwmz6wVl

ピックアップが注目されますが、ブリッジはコアモデル同様にアルミ仕様とサドル部にはブラスを挿入する音へのこだわり具合は素晴らしいですね!

 

PRS社の虎杢への拘りは凄いですね!

 

太めのネットシェイプならではの太く甘いサウンドは、この機種ならではですかね。ダブルカッタウェイのギターはスッキリしたサウンドになりがちですが、この辺りの調整は絶妙ですね!

PRS Paul’s Guitarまとめ!

如何でしたでしょうか?

PRSギター創業者のポール・リード・スミス氏の名前を冠したモデルのPaul’s Guitarは、一人のギタリストが欲しかったモデルだったことがお分かり頂けたかと思います。

管理人的には、過去のCustom22に近いモデルで更にポール・リード・スミス氏の好みの方向にアップデートしたような機種だと感じました。

Custom24など定番機は好きになれないけど、現行品のCustom22に個性が足りないな!と感じるならPaul’s Guitarがおすすめだと思います。

アームは使わないけれど、多彩なプレイで様々なジャンルの曲を一本のギターで済ませたいのであれば、Paul’s Guitarは相当に強力なエレキギターでは無いでしょうか?

特にSEもコアモデルと近いコントロール系統なので、改造ベースとしてでは無くメインギターとしても即戦力になりそうなモデルだと感じました。

 

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