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PRS Mira、S2やMira Xとの違いや特徴を徹底解説!

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どうも、指1ギターです。

今回はPRSギターとして異質なモデルとも言える「Mira」シリーズについて解説しますね。

Miraシリーズはコアモデルでは生産完了していてS2、SEと販売されてきましたが、現在ではバリエーションモデル含め中古でしか手に入らない機種も多々あります。

しかも、微妙にシリーズ毎に仕様が違うのですが、それらの違いをこの記事ではサクっとまとめてみましたよ。

ではでは、早速いってみましょう!



PRS Miraの特徴と歴史!

2018 PRS S2 Mira Antique White

「Mira」は2007年に発表されたPRS製エレキギターです。

ラテン語で「Mira」は、素晴らしいという意味だそうですね。

当時としては、コアモデルの中で低価格帯シリーズという位置づけで、これまでとは違ったPRSギターとして開発されたそうでした。

PRSギターの代名詞とも言える、Customシリーズ含む多くのモデルとの大きな違いは以下の通りです。

 

  • オールマホガニー
  • 左右対称に近い薄めのフラットトップボディ
  • エッジ部はベベルド・コンター加工
  • ポジションマークはバードでは無くアバロン製ムーンインレイ
  • ストップテイルピースブリッジ搭載
  • 特製Miraハムバッカー・ピックアップ
  • PRSギター・コアモデル初のピックガード搭載モデル
  • ミニトグルスイッチによるコイルタップ機能

 

PRS Miraはこれらの特徴によって比較的、安価な価格帯となりましたが、PRS内の販売部門の談によると、若者やインデューズバンドのギタリストをターゲットに狙ったモデルとのことでした。

PRSギターの原点とも言える、レスポールジュニア/スペシャルレ・ダブルカッタウェイやギブソンのSGを思わせるレトロなルックスとヴィンテージ寄りのサウンドを狙ったモデルですね。

ネックに関してはPRS伝統の25インチ・スケールですが、他のギターとは違い、23フレット辺りでジョイントしているのでハイポジションの演奏性は抜群です。

カラーリングも、ヴィンテージチェリー、オレンジ、ヴィンテージマホガニー、ブラック、ワイルドミント、ライラック、シーフォームグリーン、パウダーブルー、サンドストームとポップでカラフルなモノから渋めのルックスも選択可能でした。

PRS Mira コアモデルのスペック!

PRSギターのレギュラーラインナップである、コアモデルとして「Mira」は2007年に登場しました。

主な仕様は以下の通りです。

 

  • オールマホガニー
  • ネックシェイプはパターンシンかレギュラー
  • PRSデザインのPhase III ロック式ペグ搭載
  • 24フレット仕様
  • ポジションマークはムーンインレイ(バードはオプション)
  • ストップテイルピース仕様
  • PRS開発のMiraハムバッカーを2機搭載
  • 1ボリューム、1トーン、3ウェイブレードスイッチ
  • ミニトグル・スイッチでコイルタップ切り替えが可能

 

ピックガードに関してはカラーリングとマッチするように以下のコンビネーションになります。

 

  1. シーフォームグリーン、ワイルドミント、ライラック:パーロイド柄ピックガード
  2. ブラック、オレンジ、ヴィンテージマホガニー:べっ甲柄ピックガート
  3. サンドストーム:黒のピックガード
  4. パウダーブルー:白のピックガード

 

コアモデルのMiraは、2013年に販売終了となりS2シリーズでラインナップされることになります。

ただし、コアモデルと比較するとS2は、22フレット仕様でトップのベベルド・コンター加工の精度の違いやハードウェイパーツやピックアップもSEと同等のラインとなってしまったことで、コアモデルこそ本物という意味で「オリジナルMira」と一部では呼ばれ現在でも中古市場では、一部では人気のモデルとなっているようですね。



PRS Mira バリエーションモデル

PRS Mira Korina

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Miraのコアモデルのバリエーションモデルとして、ほぼ同じスペックですが、一般的にマホガニーよりも、明るいトーンと言われるコリーナをボディとネックに採用したPRS「Mira Korina」は2009年に世界100本だけの限定生産で発売されました。

日本国内では、あまり見かけないレアなPRSギターですね。

基本スペックでは、ムーンインレイですがバードインレイの個体も存在するようですよ。

PRS Mira Maple Top

2008年~2009年にも限定モデルとして、Miraのメイプルトップバージョンが発売されました。

やっぱり、PRSのといえば虎杢のトップ材と思わされる仕様ですが、バック材は他のモデルと比較すると、やや薄めに仕上げられているのが特徴と言えるでしょう。

メイプルトップ特有のアタック感とゴージャスなルックスのMiraが欲しいなら探してみる価値はあるでしょうが、こちらもレアモデルとなっていて中古市場では、なかなかお目にかかれない代物となっていますね。

PRS Mira 245 Soapbar 25th Anniversary

PRSギター25周年モデルとして発売された「Mira 245 Soapbar 25th Anniversary」の最大の特徴は245スケールの採用とP-90ソープバーピックアップの搭載です。

ギブソンのミディアムスケールである、24.75に近い24.5インチスケールの採用によって、よりギブソンライクな演奏性とトーンのエレキギターに仕上がっていますね。

ただし、Miraのコアモデルの通常ラインとは違い22フレット仕様となっているので、購入する場合はこの辺りの違いに注意が必要です。

25周年記念モデルと言うことで、ヘッドに入ったイーグルインレイやホワイトのハードケースが付属しているのも大きな特徴と言えるでしょう。

Prs Mira X

 

2009年に発売された「Mira X」は、コアモデルより更に低価格帯のPRSギターです。

コストをカットするために様々な企業努力が詰め込まれたMira Xとコアモデルの仕様の違いは以下の通り。

 

  • ネック材にはシポマホガニー
  • ワイドファットネックのみ
  • ギブソンライクな245スケール
  • 22フレット仕様
  • 指板材にはパーフェロー
  • ヴィンテージ風味で軽量な樹脂製のペグボタン
  • ボディ材をオベチェというアフリカン・バスウッドの一種に
  • コンター加工は肘と肋骨の当たる部分のみ
  • ややハイパワーなMira X、ハムバッカーを2機搭載
  • コイルタップ機能なし

 

Mira Xはバスウッドボディということで、Mira特有の薄めのボディと相まって、かなり軽量な個体が多いと言われています。

ややパワフルなハムバッカーサウンドが特徴で、コアモデルのMiraより更に若いギタリスト好みかも知れませんね。

ちなみにMira Xは2011年に生産完了となります。



Prs Mira S2

 

PRSギターのS2シリースとしてMiraがラインナップされるのは、コアモデルとして製造中止となった2013年からです。

S2シリーズはUSA工場で生産されていて、コアモデルと材のグレードは変わらないのですが、ハードウェアパーツやピックアップなどはコストカットされたパーツが使われています。

コアモデルとS2、SEシリーズとの詳しい違いが知りたい方は以下の記事も参考にして頂けると良いかと思います。

あわせて読みたい関連記事

PRSギターの種類と特徴!モデル別比較と徹底レビュー!

 

コアモデルとの大きな違いは、

 

  • 22フレット仕様
  • ネックシェイプはパターンレギュラーのみ
  • ハードウェア&ピックアップは韓国製
  • 1ボリューム、1トーン(プッシュプルのコイルタップ)

 

 

それ以外にも同じ仕様ながら微妙に違うのが、

コアシリーズと同じくオールマホガニー材でフラットトップのベベルド・コンター加工が施されたPRSギターなのですが、コンター具合は微妙にS2の方が浅めと言われています。

また、ポジションマークはムーンインレイでは無く、こちらはドットインレイとなっていて、一部限定モデルにはバードインレイの機種もあるようですね。

ハードウェアやピックアップはSEと同じく韓国製ですが、ペグはロック式です。

Prsギター「Mira S2」は2018年まで生産されますが、以降はSEシリーズとなりますね。

管理人は、Mira S2は触った事はないですが、口コミやレビューなどを見る限りSEより造りが良くコアモデルより安いので、未だに評価が高く中古でも人気のあるエレキギターと言えるでしょう。

Prs Mira SE

PRSギター「Mira」の現行モデルは、SE Miraです。

廉価版のSEシリーズながら木材はオールマホガニー構成とS2と同じ仕様となっていますが、S2との違いは以下の通りです。

 

  • ネックシェイプはワイドシン
  • ポジションマークはバードインレイ
  • アジャスタブル・ストップテイルピースブリッジ
  • ピックアップは85/15 “S”
85/15は、現在のPRSの様々なエレキギターに搭載されている凡庸性の高いピックアップと言えるでしょう。
このことから、SEはコアモデルやS2と比較すると、個性が強すぎない分、初心者向けかも知れないですね。

PRS Mira愛用ギタリスト

ベン・カシカ / 元スキレット

米国のメタルバンド、スキレットの元ギタリスト、ベン・カシカ氏は一時期PRS Miraを愛用していました。

元々はPRSのSC250やギブソン・レスポールの愛用者でしたが、Miraを愛用するようになったようですね。

ベン・カシカ氏は、ステージパフォーマンスも激しいプレーヤーらしく、オールマホガニーで軽量なMiraに惹かれたのかも知れないですね。

大和

ギタリストであり、作曲家でアレンジャーまでこなすマルチなプレーヤー大和氏はPRS Miraの愛用者です。

超絶ギタリスト集団「GOD」メンバーとしても有名で、ニコニコ動画やYou Tubeなど動画サイトでも弾いてみた動画を多数投稿していたことから一部では絶大な人気を誇るギタリストですね。

 

(現在工事中、続きがみたい方はブクマなどして頂けると嬉しいです!)

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