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ファンフレットマルチスケールのデメリット?7弦ギター徹底レビュー!

どうも、指1ギター管理人です。

今回はファンフレットとマルチスケール仕様のギターについて、
解説しようと思います。

ぱっと見ではブリッジとフレットが斜めにスラントしている
ギターという印象だと思いますが、どんなメリットやデメリットがあるのか?

詳しく解説していきますので、どうぞご期待ください。
では、早速いってみましょう!



ファンフレットギターの構造と特徴!

ここからは、ファンフレット仕様のギターの構造と
特徴について解説していきます。

管理人はファンフレットと言う呼び名で知りましたが、

  • ファンドフレット
  • マルチフレット
  • 扇状フレット

と呼ばれる事もあるらしく、その名の通り扇状に打ち込まれた
フレットが見た目のインパクトも強く一部では、
話題沸騰中のギターとも言えるでしょう。

ですが、ファンフレットの楽器は、
もちろん見た目のインパクトだけ狙ったものでは無く、
サウンド面や機能上で非常に大きな意味を持ちます。

というのも、ファンフレットの楽器は一般的に、
マルチスケールが採用されています。



マルチスケールギターとは?

マルチスケールとは、低音弦と高音弦のスケールが異なる
構造を持った弦楽器
の事を指します。

現代音楽でマルチスケールのギターが人気を博しているのは、
ジェント系と言われるヘビーでラウンなサウンドを求める
ジャンルでは無いでしょうか?

各メーカーでも、ルックス面や電装系のチョイスでも
明らかにメタルよりな仕様が多い印象ですが、これは恐らく、

一時期にギターをダウンチューニングする事で
ヘビーなサウンドを求めるモダンヘヴィネス系の音楽が持て囃され、
次々とそっち系のバンドが世に出ていましたが、

更に過激なサウンドを求め多弦ギターによる
ダウンチューニングやギターにベースの弦を張ってしまうと言った
荒業を実践するプレーヤーによる試行錯誤が繰り返されました。

というのもそれらのジャンルを演奏するプレーヤーの間では
共通する悩みとして、低音弦の音の濁りと言うものがあった様なんですが、
それらの悩みを解消する為にアンプや重低音を再生する
キャビネットやエフェクターやピックアップなど様々な機材も
開発され販売されました。

また、スーパーロングスケールのバリトンギターや
エキストラロングスケールなどの通常よりスケールの長い
ギターを演奏するプレーヤーも現れました。

管理人的にはバリトンギターはネックが長くなり、
見た目があまり好みでは無いですが、
確かにスケール自体は延長されテンションが強くなることで、

低音弦側のダルダル感が解消され、
クリアで張りのある重低音を手に入れる事が出来た様ですが、
全てのスケールが長くなってしまいます。

この事で今度は高音弦側の演奏性やサウンド面が
犠牲になったと考えられていました。

バリトンギターはバリトンギターで良さはありますが…。
これをデメリットだと考え解消させる為に、

1弦には通常のギターに近いスケールが採用され、
弦が太くなるにつれて、徐々にスケールが長くなり、
最も太い弦ではバリトンギターなどにも採用される事が多い、

スーパーロングスケールやエキストラロングスケールを
採用することで、高音弦側は従来のギターと近い触り心地とサウンドを、
低音弦側には張りのある音を得ることが出来、

従来のギターやバリトンギターにおける、
悩みを解消するにはピッタリの構造だと言えるでしょう。

ただし、マルチスケールのギターに通常のギターの様に、
真っ直ぐのフレットを打つと細かい音程のピッチの面で
難が出ると言うことで、

正確なピッチを得る為にはファンフレットが必要になる訳なんです。

スケール実寸
スーパーロングスケール27インチ(686ミリ)
エキストラロングスケール26.2インチ(666ミリ)
26.5インチ(673ミリ)
ロングスケール(フェンダー)25.5インチ(648ミリ)
PRSスケール25インチ(635ミリ)
ミディアムスケール(ギブソン)24.75インチ(628ミリ)
ショートスケール24インチ(609ミリ)

ちなみに、上記がネックのスケールの実寸ですが、
バリトンギターでは28インチ以上の個体も存在する様ですね。

ファンフレット&マルチスケール・ギターの歴史

このマルチスケール&ファンフレットのギターは歴史的に
確認されているモノだと1600年代のバロック時代と呼ばれた
時代の楽器にも採用されていた構造らしく、

エレキギターだけでは無くアコギやクラシックギターでも
見られる仕様です。

このファンフレットですが、
実質的には1989年に米国のカスタムギター工房
「NOVAX GUITARS」によって、

「Multiple Scale Fretboard」という名称で
特許を取得した事で世間的には認知されました。

2009年以降は特許期限の終了によって、
他社メーカーでも、このマルチスケールフレットボードシステムが
多く採用される事になった
訳なんです。

ただ、NOVAXのHPには他社メーカーによるコピーモデルは
同社ほどの正確なピッチのイントネーションは得れていないとも
書かれています。

発明者である「Ralph Novak」氏は幾つかのメーカーに
「Multiple Scale Fretboard」を製造する手ほどきもしている様で、
それらのメーカーにはFanned-Fretに登録商標記号である、
®マークが記載されているようです。

ですが、NOVAXギターのレクチャーを受けずに
マルチスケール&ファンフレットのギターを製造しているメーカーも、
今は増えているようで

各々メーカーが独自の解釈で切磋琢磨しているのが、
現状で絶対的に決まったパーツや設計図がある訳では無い様です。

ファンフレットの打ち込み方や採用されているスケールも、
通常のギターのような計算式があるわけでは無く、
まだまだ、過渡期なのかも知れませんね。

実際に管理人もファンフレットのギターを弾き比べて
見ましたがサウンドはもちろん、弾き心地も千差万別でした。

元祖マルチスケールの
NOVAXギターはジャズ系のアーティストとの
コラボモデルや割とトラディショナルな音楽性を目指しながらも
多機能な印象のブランドですが、

Novax Guitars Annie Demo by Don Latarski

↑NOVAXギターのデモ演奏動画です。

現代のギター業界的にはファンフレットのギターと言えば
ジェント系と言われるラウドでヘヴィーなジャンルや
テクニカルなプレイヤーの代名詞となっている印象ですが、
今後どのような発展があるのか楽しみなギターですね。

Kiesel AM7 Multi-Scale DEMO

↑Kieselの七弦ギターを使ったデヴィーで現代的なインスト。

では、ここからはファンフレットギターの持つメリットと
デメリットを考えていきましょう!



ファンフレット&マルチスケール・ギターのメリット

ここからは、ファンフレットのギターにおける
メリットを一般論で語られる事と管理人が実際に触った
印象を添えてあげていこうと思います。

1、テンション感の改善

構造の項目でも解説した通り、特に低音弦側の
テンション不足が解消されクリアで輪郭のしっかりとした
低音域の再生能力は従来ギターと比較しても
はっきりと分かる
違いと言えるでしょう!

実際に管理人も過去に7弦ギターを1音下げチューニングで
使用していた時には、ああでもないこうでも無いと
セッティングを見直し四苦八苦していた事を思い出しますが、

ファンフレット&マルチスケールのギターでは、
この辺りは、かなり改善されている印象を受けました。

ですが、高音弦側はこれまでのフェンダースケールに近い形状の
ギターが大半なので、まさにバリトンギターに不満を感じていた
プレイヤーにはうってつけのギターだと言えるでしょう!

7弦や8弦ギターなど多弦楽器に、
この仕様が多いのはテンション感の改善が
大きな理由であるのは間違い無いでしょうね。

2,チューニング適応能力の高さとピッチの正確さ

ファンフレット&マルチスケールが採用された事により、
ダウンチューニング含む、変則チューニングにおける、
オクターブ・ピッチのズレを従来ギターより調整によって
改善する事が可能となっている様です。

確かに過激なダウンチューニングの為に、
太い弦を貼るとオクターブ・ピッチが合わず
調整が大変だった印象がありますが、

オクターブ・ピッチの調整幅の拡大されている事もあり、
改善されている機種が非常に多いようですね!

6弦ギターで3音半下げという
荒業をしていた知人が居ますが、
かなり太い弦を張っていた様で調整が大変と
言っていたのを思い出しますが、
それらの悩みも恐らく解消されてるのでしょうね。

もちろん、ファンフレットの恩恵による、
各ポジション毎のピッチの正確さによるコード感の濁りを
排除したオープンで、活き活きとしたトーンも
大きな特徴と言えるでしょう!

ただ、この辺りはバズフェイトンシステムなどの
ピッチ感が良いとされるギターに関しても好みがある様に、
絶対的に万人が良いと感じるかは意見が分かれる所だと思われますが、
この辺りがギターの面白い所ですね!

やはり、ファンフレット&マルチスケールを採用したギターは
従来のギターとは、ある意味で違った楽器として扱うのが
良いのかも知れませんね。

3、均一化されたサウンドと調和的な倍音感

ある意味で各弦を独立させた様な独特なブリッジの構造により
ギターなのに鍵盤楽器を弾いたかの様な印象とも
言われるほどに、どのポジションであってもしっかりとした
鳴りを実現しています。

更なる恩恵として、不必要な共鳴や無駄な倍音などの
悪影響が排除され分離感の良い濁りの少ないサウンドを
得ることが出来ると言われています。

ヴィンテージ楽器などの様にプレーヤーが
楽器に合わせる必要がほとんどなくなる為に演奏面での
ストレスが減少すると考えられます。

ただ、そういう味のある楽器を長年弾き込んでいる
プレーヤーにはハイファイ過ぎるとか面白みが無いと
感じる事もあるようですね。

この辺りは好みの問題になるかも知れませんが、
従来のギターにストレスを感じているギタリストには、
試してもらいたいギター
と言えるでしょう。

ファンフレット&マルチスケール・ギターのデメリット

1、弾きにくい?

見た目のインパクト通りに、
従来のギターしか弾いた事が無いプレーヤーにとっては
最初は違和感を覚えると思いますが、
意外とすぐに慣れる
と管理人は感じました。

管理人はギター以外ではベースやウクレレも演奏しますが、
違和感に関してはウクレレよりは大きく
ベースよりは小さいと言う印象を持ちました。

ただ、製品による違いも大きいとも感じました。
管理人的には台形ネックで特許出願中のストランドバーグは
非常に弾きやすかった印象を持っていますが。
アイバニーズは最初は戸惑いました…。

また、ファンフレットのギターでは、
一般的にはハイポジションではチョーキングや
ヴィブラートがやりやすくなる反面、
ローポジションでは揺らしにくと言われています。

ただ、管理人はその辺りは、そこまで気にならなかったですね。
特に多弦ギターだとネックの太さや形状の方がファンフレットより
演奏性に大きく影響を与えると思いました。

ファンフレットの斜め具合もプレイスタイルによっては
気になるかも知れませんが、こちらは意外と早く手が
慣れてくれる印象です。

従来型のギターでも購入の時は試奏は必須ですが、
ファンフレットのギターでの試奏は絶対に必要だと思います。

初心者や一本目のギターとして、ファンフレットギターは
向いていないと言われますが、実は先入観の無い初心者や未経験者のほうが
弾きにくさは感じないかも?と管理人は考えます。

2、調整が難しい

ファンフレットの歴史自体は短い訳ではありませんが、
実際に市場に出回っている数は多いとは言えないのが現状です。

リペアショップなどでもファンフレットギターの
フレットの打ち換えが出来ないショップもあるかも知れません。

また、細かな調整が可能なファンフレットギターは
様々な使い方が想定されますが、この辺りのノウハウを持っている
メーカーやリペアショップがそれほど多くないのも現状と言えるでしょう。

ですが、今後ファンフレットのギターは増えこそすれども、
減少していく事はあまり考えられませんので、
市場での成長とともに取り扱い可能なリペアショップも
出てくるのでは無いでしょうか?

ただ、ファンフレットの元祖である、NOVAXギターも
言っている様にマルチスケール・フレットボード・システムの
恩恵をしっかりと受けれない

モデルが市場に出回っているのも事実の様で、
商品をしっかりと選ぶ事も重要かと思われます。
あまりに安いモデルや評判の悪いモデルは、
気をつけた方が良いかも知れません。

実際にネット上でのリペアショップなどのブログを散見する限り、
デフォルトの状態があまりよろしく無い個体もあるようです…。

3、でかい…

低音弦側のスケールを延長した分の楽器の面積が必要になり、
実際に手に取るとゴツく重量が気になるモデルも多い印象です。

恐らく、こういった悪印象を軽減する為に
スタインバーガーの様なヘッドレスでボディーも
コンパクトなモデルが一部のメーカーから
投入されているのだと思われます。

マルチスケールの採用でネックのスケールが長くなる事が多いので、
従来のヘッドありのギターだと横幅が広くなってしまう事が
多いのが現状です。

面積が広くなれば、それだけ重さも増えるので、
ヘッドレス構造にする事でコンパクトで軽量になったモデルが
人気が高い様です。

ヘッドレスタイプのファンフレット&マルチスケール仕様の
ギターの多くはヘッドだけでなくブリッジを
ボディエンドギリギリに搭載する事でボディーの面積も
大幅に減らしているモデルが多い印象ですが、
これが更なる軽量化に貢献していると言えるでしょう。

ヘッドレスギターは、通常のギターより木部が
減ってしまうので従来型のギターとは鳴り方が違い、
良くスッキリとした鳴りと表現される事がありますが、
この辺りも各メーカー毎に狙ったサウンドに近づくように
創意工夫されているのが現状です。

取り回しのよさの点でヘッドレスギターが
この仕様のギターでは人気の高さは確かに頷けますし、
管理人も実際に幾つか触ってみた印象では、
ギターの抱きごこちや演奏性の面では、かなり快適だと感じましたが、

個人的にルックス面ではヘッドがある方が好みですね…。
見慣れるとカッコ良く感じるのかな?(笑)

4、高い…

当然と言えば当然ですが、同じ材やピックアップなど
同じスペックのギターでもファンフレット&マルチスケール仕様の
ギターは割高です。

ちょっと、多弦ギターを試してみたいだけと言う場合には
従来型ギターの方がコスト面でもリスクは低いのが現状です。

恐らくコストを押し上げているのは専用のブリッジなど
パーツ代とファンフレットの打ち込みにかかる手間賃だと思われますが、
大量生産化が進むことで将来的には、
もう少し価格も抑えられるかも知れませんね。

この辺りは今後の音楽シーンの動向次第と言えるでしょう。

 

ファンフレット・マルチスケール7弦ギター試奏レビュー

ここからは管理人が実際に購入を前提にファンフレット&マルチスケールの
7弦ギターに焦点を絞って実際に楽器屋さんを回り試奏をした感想をまとめました。

マルチスケールの多弦ギターを購入を検討している方の参考になれば幸いです。
自分用の備忘録としても、ガチの感想を残しておきますね。

ではでは、早速いってみましょう!

ファンフレット・マルチスケールの7弦が欲しい理由!

管理人は実は過去に7弦ギターを持っていました。
10年以上前にアイバニーズのEMGが搭載されたタイプで、
ヘビーなサウンドを出すなら最高のギターでした。

過去にモダンヘヴィネス系のミクスチャーバンドを
組んでいた時に曲によって7弦を使っていました。

また、そっち系のダウンチューニングが必須の曲を
コピーする時にカポを付けたりしながら弾いていましたが、
最終的には売却してしまいました…。

それは何故かと言いますと、

 

ぶっちゃけ弾きにくい…

 

アイバニーズは一般的なギターと比較すると、
非常に薄いネックで演奏性は抜群のはずなのですが、
管理人にとって、それは6弦ギターでのお話でした。

主にリフやバッキングを弾くときに使っていましたが、
時代の流れもあり、あまりヘビーな音楽を演奏しなくなってきた
折にあまり弾かなくなったな…と気付き売却しました。

最近では7弦ギターで演奏するバンドの曲を弾きたい
生徒さんもチラホラ出てきたので、久々に7弦ギターに関する、
情報を探ってみたところ、なんとなく知っていた、

 

  • ファンフレット
  • マルチスケール

 

が搭載されたギターを弾いてみたい!となりました。
一般的にはファンフレット&マルチスケール搭載の7弦は
従来の低音域のタブ付きが解消され、

クリアで輪郭のしっかりとして重低音を持ちながらも、
高音弦では、テンションがきつくならずに、
演奏性が担保されていると言う仕様の事です。

ヘッドレスタイプでエルゴノミクスデザインと呼ばれる、
ルックス的にもモダンなものから、定番メーカーの
ものまで色々と試してみました。

ぶっちゃけ音は楽器屋さんでの短い時間での
インプレッションとなるのですが、触り心地に関しては、
違いがハッキリと分かりましたよ!

ではでは、今回試奏したモデルについての感想レビューと
最終的に管理人が欲しくなってしまったギターを紹介致します!

【レビュー】ファンフレット&マルチスケール7弦ギター5選

Ibanez RGIM7

まずは、一時期ですが管理人も所有していた
アイバニーズのファンフレットモデルである、RGIM7を試してみました。
ぱっと見て分かる位にフレットは極端に斜めに向いてました。

ボディー材はマホガニーなので、音がヌルいかな?と思ってたのですが
ビシっと芯のあるサウンドで、EMG特有の抜けの良いサウンドが楽しめました。

過去に所有していた7弦とは違い
マルチスケールの採用されたギターは低音弦、
特に7弦の低音域のボヤケた感じが、かなりの割合で
改善されていると感じました。

価格的にも手頃な価格にも関わらず音質的には、
良い感じだったので少し買う気になってましたが、
やはり当時の7弦ギター同様にごついネックで、

普段6弦ギターを弾いているプレイヤーには、
やはり弾きにくい印象で保留としました。

感想としては、これぞメタルと言うサウンドが手に入る
ハイコストパフォーマンスモデルと言った感じです。

中級者や上級者が7弦ギターを手に入れるなら、
コレくらいのクオリティーがあれば十分すぎるレベルだと思います。
中古品なども探せば更に、お安いかも知れないですね。
恐るべしアイアンレーベル!

Ibanez RGIM7MH – NAMM 2017 (first full review)

strandberg Boden OS 7

続いて、ネットで良く見るストランドバーグのボーデン OS 7も
アイバニーズと全く同じ環境で試奏してみました。

店員からチューニング済みのギターをパっと受け取った瞬間に
衝撃が走りました(笑)

か、軽い…。

 

めっちゃくちゃに軽いです。

見た目でも分かる様にストランドバーグのギターは
基本的にヘッドレス仕様です。

ただ、軽いのは、それだけのおかげでは無く、
ボディーバックがチェンバー構造になっていて、
軽量化と鳴りの向上を狙っている様なんですよ。

確かに弾いてみるとアイバニーズと比較するとボディは
小さいんですが、生音は大きい印象でした。
セミアコほどでは無いですが、ソリッドボディーの生鳴りとは
全然違いました。

そしてネックを握った時に、またしても衝撃が走りました。

めっちゃ弾きやすい…。

ネットでも目にしていたので、知ってはいたのですが、
台形の特殊な形状のネックがめちゃめちゃ弾きやすいです。

明らかにアイバニーズとは弾き心地が違います。
と言うのもファンフレットの斜め具合はアイバニーズと比較すると、
かなり緩やかなんです。

バレーコードもフレットの傾きを意識する事も無く
キレイに響かせる事が出来ました。

台形の形状がハイポジションへ向かうに従って
立体的に変わっていくのですが、スピーディーな運指移動する時にも
違和感を全く感じませんでした。

特にハイポジションでのチョーキングはヴィンテージ系の
6弦ギターよりもスムーズに出来るかも…ってレベルで滑らかに
音が伸びていきます。

これが人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインなのかと正直、
衝撃を受けました!

うわっ…コレ欲しい…。

パっと触った感触では思ったのですが、
試奏している内に管理人が求めていた7弦ギターのサウンド像とは、
ちょっと違うぞ!となっている事に気づきました。

管理人はタイトなメタルサウンドを7弦ギターでは
出したいなーと思っていたのですが、OS 7に関しては、
かなり膨よかでリッチなサウンドです。

ピックアップはフィッシュマンのFishman Fluence Modernの
セラミックタイプとアルニコタイプが搭載されていたと思いますが、
これはピックアップの影響と言うよりは、
これは恐らくチェンバー加工されたボディーの影響では
無いかと思いました。

ただ、音としては決して悪い訳では無く、
クリーンだと少しコンプがかった様なセミアコの様なアタック感を
持ちながらも激歪させてもハウリングを起こす訳でも無いです。

また歪みもキレイで分離感が良くクリアながらも、
やはり凄く甘い気持ちの良いミドルを感じることが出来ます。

ルックスから近未来的というか、
もっと無機質なサウンドだと思ったのですが、
元々が膨よかなサウンド傾向を持っているギターなんだと思います。

しばし音作りしてみましたが、満足いく程度には
タイトにはなりましたが、店員さんにソリッドボディーのモデルは無いか聞くと、
ソリッドにはボーデン クラシックと言う中国製のタイプや
日本製のJシリーズと言うハイスペックモデルがも発売されているとの事でした。

そこのショップには置いていなかったので
別の店舗に探しに行くことにしました…。

感想としては、一瞬で虜になるネックシェイプです。管理人の感想ですが、
この形状が嫌いってギタリストは居ないんじゃないかな?って
レベルで気に入りました!

ボディー形状は某掲示板などではダサいなどと
ボロカス書かれている事もある通り、好みの問題だと思いますが、
抱き心地としては、それほど違和感は無かったですね。
それより軽すぎることに逆に違和感を最初は覚えて戸惑いました(笑)

音の傾向としては、メタルのみに絞ってしまうのは、
もったいない位にリッチなサウンドです。

2ハムバッカーですが、タップも可能な様で、
かなり幅広いジャンルにも対応出来ると思いますが、
フェンダー系の音の鋭さを求めると少しヌルい音に
感じるかも知れないですね。

このギターが好きになれない人の大半は見た目かな?と感じる位に
ギターとしての完成度は高く個性的で面白いギターだと思いました。

管理人的に一番大きなデメリットと感じた所は、
チューニングをする時にブリッジエンドのノブ部分を手で
回すのですが、慣れていないからか手が痛かったです…。

Strandberg / Boden OS 7【デジマート製品レビュー】

saito guitars S-724MS

こちらもネットで話題のサイトーギターの7弦モデルです。
ファンフレットとマルチスケールでは無いモデルもあるそうですが、
管理人はファンフレットモデルを試してみました。

アッシュボディーでローズウッド指板でピックアップには
サイトーンが搭載されている様です。

ぱっと触った感じでネックの造りがガシっとしっかりしているのに、
弾きやすいし触り心地も良い感じです。
ファンフレットもアイバニーズの様に極端な斜め具合では無く、
どちらかと言えばストランドバーグに近い印象です。

音的には、国産モデルらしくカッチリしたタイトな印象で
抜けが素晴らしく良いです。

嫌味の無いスッキリしたハイエンドとプレゼンス成分っぽい
ジャリジャリした部分が程よく存在していて、
7弦で早いリフを弾いても分離感がズバ抜けて良いと感じました。

クリーンもキレイで透き通る様なハイエンドが、
やはり印象的です。管理人も過去に持っていた7弦特有の若干、
潰れた様なダルダル感のある低音では無く
輪郭のしっかりした低音域も好印象です。

これはギターの造りの良さや材の影響もあるんでしょうが、
ピックアップが非常に生々しい音が出ているのでは?
と管理人は感じました。

タップした時も音が細くならず使える音で、
さすがネットでも評価が高く話題のサイトーギターだな!
と思いました。

ただ、ストランドバーグの様な異次元の弾きやすさは無いです。
ですが、アイバニーズと比較すると弾きやすいとは思いました。
管理人の印象を言葉で表現すると、

ストランドバーグが7弦である事を少し忘れる事が出来る感触だとすると、
サイトーは弾きやすい7弦、アイバニーズはファンフレットの7弦と
しっかり感じる弾き心地と言った感じですかね。

サイトーギターとストランドバーグに関しては
価格も安価では無いので、
妥協せずに他のギターももう少し触ってみる事にして、
他のお店を回る事にしました!

感想をまとめると、
かなりタイトでしっかりしたサウンドながら
音の立ち上がりの速さや高音域のワイルドさが
特に個性的な7弦ギターと言う印象です。

手触りもいかにも高品質な国産ギターと言う感じで
コレは好きな人には堪らないギターと言えますね。
逆にハイの暴れ具合が苦手な人や上手く手懐けれないと
細い音と感じてしまうかも知れないですね。

人生初の7弦ギターを買いました!!『 SAITO S-724MS 』

strandberg Boden Classic 7 Tremolo

また、日を改めて7弦を試奏に行きました!
お次はストランドバーグのモデルの中で最も価格設定が
お手頃なクラシックシリーズを試してみました。

手頃なモデルのはずですが、
あまり置いている楽器店もなく結構探しました(汗)

今回はトレモロモデルがたまたま試す事が出来ましたが、
ハードテイル仕様との比較もしてみたかったですね…。

前述のOS7の台形ネックには、かなり良い印象を持っていた管理人ですが、
クラシック7も確かに似た触り心地はありましたが、
やはりそこは廉価版だけあって、若干の造りの粗さを感じました。

また、調整がしっかりされていなかったのか?
元々の性能なのかは分かりませんが、
トレモロの使用によるチューニングのズレも若干気になる
レベルでした。

ソリッドでタイトでメタル向きなサウンドを期待しましたが、
悪く言えば中途半端…良く言えばオールマイティーな印象でした…。

しっかりと調整したりピックアップ交換などを視野に入れて
手を加えてやれば化けるかも?とは思いましたが、
他社の7弦ギターと比較しても価格設定的にもお安い訳では無いので、
購入までは至りませんでした…。

ストランドバーグのネックをはじめて触った時ほどの感動は、
無かったのですが、台形ネックはやっぱり7弦ギターにしては
かなり弾きやすい印象ですね。

Philip Joyce – .strandberg* classic 6 trem review demo

strandberg BODEN J7 STANDARD

別のショップでOS7より上のグレードになる、
Jシリーズも試す事が出来ました。

さすがの造りで、トップの材の見た目と言い
触った印象と言い素晴らしいギターですが、

 

値段が高すぎる!!!

 

管理人の結論としては、os7のソリッドボディーモデルを作ってくれ!
となりました!

メインギターとして購入するのであれば、
ハイエンドギターとしては異常に高い価格設定では
無いですが、

7弦は特定の曲を演奏したりする以外には
頻繁に使う訳では無い管理人が購入するには高すぎる!
というのが管理人の印象です。

中古市場でも、バンバン出てきている訳でも無いモデルなので、
顧客満足度も高いギターなのかな?と思い、こちらも購入を断念…。

うーん。。。7弦ギター探しのウィンドウショッピングの旅は
しばらく続きそうです(苦笑)

Strandberg ストランドバーグ / Boden J-Series J6 Standard【イシバシ楽器梅田店】

ファンドフレット&マルチスケールギターまとめ

今回は結局、時間をかけたものの、
試奏の旅に終わってしまった7弦ギター探索記ですが、
もしも、取り敢えず7弦がどうしてもすぐに必要!ってなったら
アイバニーズのRGIM7を買ってしまうと思います。

ストランドバーグを弾いてしまうと色々と不満を
感じつつも、トータルで見た時のコストパフォーマンスは
やっぱり素晴らしいと感じました。

また、全てのモデルに言える事ですが、
ファンフレット&マルチスケールによる、音質・演奏性の面での
メリットは非常に大きく、最近の多弦ギターでも人気が高いのも頷けました!

演奏性の面では普段6弦ギターを演奏しているプレーヤーでも、
違和感無いというか、むしろ弾きやすいストランドバーグの
ネックは一度、試して欲しい所ですが、

まだまだ、一般的には受け入れられていない点からなのか?
コストが高いのが難点ですね…。

コスト面を含めた理想を言えば、アイバニーズのギターのネックが
ストランドバーグの台形ネックであればと思いますが、
台形ネックは特許らしいので、あのネックを体感するには
ストランドバーグを入手するしかないのが現状です。

ストランドバーグは多弦ギターをメインに
テクニカルなプレイをしたいのであれば、
非常に秀逸でワンアンドオンリーなギターだと思います。

楽器屋さんなどで見かけた折には、
一度、触ってみることをオススメします!

 

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如何でしたでしょうか?

ファンフレット&マルチスケールのギターはまだまだ、
発展途上のギターといえるのかも知れません。

ルックス的にもサウンド的にもモダンで
洗練された印象のモデルが各メーカーから投入され
ドンドン販売されていますが、

これまでの音楽シーンでは想像出来なかったような
「何か」を生み出してくれる兆しを感じさせてくれるギターでは?
と管理人は考えワクワクしています。

普通のギターとして使っても全く何も問題ないですが、
何か新しい事をやってみたいプレーヤーには面白い選択肢と
言えるのでは無いでしょうか?

この記事が、あなたのギターライフに何か良い影響を
与える事が出来たなら幸いです。

 

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