どうも、指1ギター管理人です。
フェンダーで初のソリッドボディのエレキギターであるテレキャスターは60年代後半~70年代にかけて数々のバリエーションモデルが発売されました。
セミホロウのボディ構造を持ったテレキャスターシンラインもその一つです。
CBS期とも言われる70年代のフェンダーのエレキギターは全体的に評判は良くはなかったのですが、このテレキャスターシンラインだけは別格との声が多々ありますね。
では、それぞれの機種の特徴や違いを解説してきますね!
この記事を読んで分かることは以下の目次を参考にどうぞ!
フェンダーテレキャスターシンラインの構造と特徴
テレキャスターシンラインとは、空洞になったボディを持つテレキャスターシェイプのギターです。
ボディトップの6弦側には、ギブソン社のセミアコやフルアコと同じくFホールと言う穴が空けられているのも大きな特徴ですね。
ただし、テレキャスターシンラインはギブソンスタイルのアーチトップ構造では無くフラットトップとなっているんです。
そして、内部の構造も、フルアコの様に全てが空洞状態になっている訳では無く、ボディの真ん中の部分の木部は残っています。
ギブソンで言えばES-335などの様なセミアコースティックのエレキギターにボディの構造的には、近いと思われることも多いのですが、
ギブソンの様に薄い板を張り合わせて、箱を組み当てるような造りでは無く、ボディに空洞を掘ってfホールのついたトップ材で蓋をするというシンプルな構造となっているんですよ。
セミアコと言うよりは、どちらかと言えばリッケンバッカーに近いボディ構造だと言えるでしょう!
↑はDIYでテレキャスターシンラインのボディ構造が一目で分かる動画です。
シンラインはセミアコースティックと言うよりはソリッドギターに近い、セミソリッドの表現の方が近い気が個人的にはしています!
もちろん、ソリッドボディのエレキギターより生音は大きいですね。
また、開発者のレオ・フェンダー氏は、70年代の思いホワイトアッシュ材の重さによるボディを軽くすることが最大の目的であったと言う発言をしていますね。
このことから、フェンダー社のフラットトップギターにFホールという個性的なルックスと、シンライン構造ボディのエア感のあるサウンドは副産物だと思った方が良いかも知れません。
テレキャスターに限らず、特に70年代のフェンダーギターは、ボディが重たい傾向にあります。
なので、ソリッドギターの軽量化を目指していたのは、ユーザーの需要を拾ったごく自然な流れと言えるでしょうね。
アッシュとマホガニー、ボディ材による音の違いは?
アッシュ材 | マホガニー材 |
テレキャスターシンラインのネックは基本的にメイプルが採用されています。
一方で、ボディ材にはアッシュまたはマホガニーが採用されていました。
指板に関しては、一部モデルや特注モデル以外ではローズウッド指板は見当たらなかったと記憶しています。
アッシュ材ボディのギターと言えば、テレキャスターを筆頭にドンシャリ気味で歯切れの良いサウンドが特徴です。
さらに、前述したようにテレキャスターのボディに多く採用されていたアッシュ材は、テレキャスターシンラインの開発されていた70年代の個体に関しては、非常に重いホワイトアッシュが採用されていることが
多いのも特徴ですね。
一方でマホガニーはと言えば、アッシュとは違い素直な特性ながら中低音の暖かいサウンドが特徴だと一般的には言われています。
ストラトなどフェンダーギターで多く採用されたボディ材であるアルダーとアッシュと、比較すると更に対照的なチョイスだと言えるでしょう。
テレキャスターシンライン68と72はピックガードが大きな違い?
フェンダーテレキャスターシンラインには、2種類の代表的な
モデルが存在しています。
それは、68年に発表されたモデルと72年にリニューアルした
2つのタイプです。
この項目では、この2種類のテレキャスターの違いについて解説していきますね。
テレキャスターシンライン68
テレキャスターシンラインは68年に発表されましたが、
現在では69年モデルとして、フェンダーから発売されています。
テレキャスターシンライン68は、従来のテレキャスターと比較すると、
セミソリッドボディ構造であることとピックガードの形状の変更以外では
ほぼほぼ伝統的なテレキャスターと同じ構造となっています。
ピックガード形状の変更から
- ボリューム
- トーン
- ピックアップセレクター
の位置がストラトの様に斜めになっています。
フロントピックアップのピックガードマウントによる違い!
また、テレキャスターとテレキャスターシンライン68の
微妙な違いとして、フロントピックアップのマウント方法がありますね。
実はピックアップそのものは共通のパーツが使われているので
同じと言えますが、ピックアップのマウントの方法が違います。
- テレキャスター = ボディ直接ネジ止め
- シンライン = ピックガードに吊り下げ
要するにフロントピックアップに関してはストラトキャスターと
同じようなマウント方式になっている訳です。
ボディの構造が大幅に違うので、フロントピックアップのマウント方式が
シンラインのサウンドを作っているとまでは言えないでしょうが、
多少の影響はあるのかも知れませんね。
ちなみに、この変更はシンライン構造によるハウリングを
起こりやすさを防ぐ事が目的だと言われています。
個人的な考察ですが、
レオ・フェンダー氏の効率化を重視した思想を
反映した結果で音の為では無いと思います。
特に歪ませた時のハウリング対策には他にも
fホール内にスポンジ等を入れて共振を防ぐ方法が
取れることもある様です。
また、サドルが従来のテレキャスの3wayタイプ
ですが、オクターブピッチが合いにくい事から
6駒タイプに変更する改造が一般的ですが、
従来のサウンドを求めるテレフリークには不人気な
改造の様です。
テレキャスターシンライン72年モデル
70年代のはじめに開発された
モデルは大きく仕様変更が行われました。
主な変更点は以下の通りです。
- ピックアップが2ハムに
- ブリッジの変更
- ピックガードの大型化
- 3点止ネックプレートとマイクロティルト機構
ピックアップはフェンダー社では初となる、
自社開発ピックアップである「ワイドレンジ・ハムバッカー」が採用されました。
ピックアップが音に与える影響はとても大きいのですが、
もうひとつ大きな影響を与えるブリッジに関しても変更があります。
テレキャスターシンライン72仕様のリニューアルに伴い、
2ハムバッカー構造となったことで、ブリッジ側が従来のテレキャスターの
金属板にピックアップを固定するタイプでは無くハードテイル仕様の
ストラトキャスターのブリッジへと変更されました。
弦の固定方式が裏通しである事に変わりは無いですが、
ブリッジの変更でリアピックアップの金属的でトレブリーな響きが若干、
鳴りを潜めハムバッカーの太めのサウンドと相まって更に
フェンダーにしてはファットなサウンドが出るのが大きな違いであり特徴でしょう!
また、ピックガードの形状はリアピックアップまで包み込む形に
若干の修正がされました。
さらにテレキャスターシンライン72は、
70年代のフェンダーに多く採用された3点止めネックジョイントに
変更されています。
これに伴いネック角度をジョイントプレートに取り付けられた
穴から六角レンチで調整することが可能になっています。
いわゆるマイクロティルトと言う奴ですね!
これに伴い、トラスロッドの調整もネックを取り外さずに行える様に
ブレットナット仕様になっていますね。
実はビンテージ思考の人には、あまり評判の良く無い、
この70年代仕様ですが、合理的にネックの調整が可能となりました。
テレキャスターシンラインはジャズも弾ける?
前述の通りテレキャスシンラインでジャズを弾きたいなら
ピックアップとボディ材の違いにより、69より太い音が出る72モデルが
対象になる事が多いでしょうね。
↑ワイドレンジハムバッカー・ピックアップ搭載の72年モデルでのジャズ演奏の動画↑
比較用にES-335によるジャズ演奏も聞いてみましょう。
↑65年のギブソンes-335によるジャズ演奏の動画↑
どちらもエアー感はあって共通点はあるサウンドでは
ありますが、やはりキャラの違いがありますね!
ちなみにジャズギター界の巨匠「ビル・フリゼール」氏も
ジャズライフに水色のテレキャスターシンラインを
持っている写真がテレフリークの間では、話題になりました。
ビル・フリゼール
ジャズギタリストには珍しく、普段はテレキャスターを愛用していますが、
ジャジーなトーンを聞かせる素晴らしいギタリストです!
テレキャスターシンライン搭載ハムバッカーピックアップの開発秘話!
テレキャスターシンラインの72年モデルに
搭載されているワイドレンジハムバッカー
ピックアップですが、
実はギブソンで伝説的なピックアップ
「PAF」を生み出したセス・ラヴァー氏と共同開発で
完成しました。
と言うのもギブソン社の
ギターの特徴とも言える図太く
甘いサウンドを求めるユーザーに
訴えるサウンドをフェンダー社も開発したかった
からだと言われています。
また、ハム構造はノイズにも
強い事からフェンダーギターは持ちたいが
ノイズは勘弁…と言うユーザーにも良いですね!
なですが、このハムバッカー自体が、
ギブソン社とは若干サウンドの違った
どちらかと言えば歯切れの良いハムといった
サウンドなので、
やはり、ES-335等のセミアコとは違う
サウンドをアウトプットします!
また普通のタイプのハムバッカーとは
固定方式も違う為に互換性も無く
リプレイスメントピックアップも非常に
少ないのが現状です。
フェンダーとしては、
かなり風変わりなモデルと言われている
シンラインは78年まで製造されていました。
このワイドレンジハムバッカーに関しては、
この後、テレキャスターデラックスやカスタムにも
搭載されました。
テレキャスターシンラインの音作りのポイント
テレキャスターシンラインはホロウボディの構造を
取り入れる事で、ソリッドボディのギターと比較すると一般的には、
- 歪ませるとハウリングしやすくなる
- 独特のエアー感が加わる
- サスティーンは弱くなるが歯切れは良くなる
と言われています。
もちろんテレキャスターと言っても年代の仕様によって音の傾向は若干変わってくるのですが、テレの売りであるストレートなサウンドに独特のエアー感が加わったイメージです。
また、箱ギターと言われるギブソンのセミアコやフルアコと比較するとボディの空洞容積が小さいので、箱鳴りと言われる独特のエアー感は小さくなります。
個人的なイメージでは、ソリッドボディのテレキャスターよりは太くスイートな響きですがギブソンのような滑らかな中域感では無いと言うのが管理人の感想ですね。
特に69年モデルに関しては、独自の鳴り方ですが、テレキャスターっぽさは残っているのでテレキャス好きならハマるサウンドだと思います。
72年モデルはハムバッカーですが、やぱりギブソン系をイメージすると結構クリアなサウンドに驚くと思いますよ。
ギブソンのPAFハムバッカーは中低域の滑らかさが長所だと思いますが、フェンダーのワイドレンジハムバッカーは中高域辺りにピークがある傾向が強い印象ですね。
以下の動画を参考に見てもらえればと思いますが、やっぱりフェンダーサウンドは健在と言った感じですね!
ただ、ガンガンに歪ませたい人や、テレキャス本来のカミソリの様な切れ味の鋭いソリッドなエレキギターサウンドが欲しい人には、無駄に生温いサウンドに感じるかも知れませんね。
何かと批判が多いCBS期・70年代のフェンダーエレキギターですが、このテレキャスターシンラインの発売だけは評価する声が未だに、ギタープレイヤーからもビルダーからも多いのも、恐らく他には無い独自性がウケた様な気がしています。
テレキャスターシンラインのハウリング対策は必要?
テレキャスターシンラインのハウリング対策に、fホールにスポンジを詰めたりすることは、個人的には歪ませすぎたりしない限りはあまり必要性は感じませんね。
歪ませすぎない事を意識した音作りや、ライブやリハーサルの場合はスピーカーやギターアンプ、立ち位置を変えるだけで収まる場合が殆どだと思われますよ。
テレキャスターシンライン使用アーティスト(ミュージシャン)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
1944, Born on this day, Sly Stone, vocals, guitar, keyboards, Sly and the Family Stone, (1969 US No.1 single 'Everyday People'). pic.twitter.com/NmCIaUfhZf
— Classic Deep Cuts (@ClassicDeepCuts) March 15, 2017
スライアンドファミリーストーンの中心人物であるスライ・ストーン氏もテレキャスターシンラインを愛用していました。
シンガーとしてもプロデューサーとしても高い評価を受け、ソウル・ファンクの礎を築いた人物の1人と言われる程に偉大なミュージシャンです。
カーティス・メイフィールド
ソウル・ファンク系の大御所「カーティス・メイフィールド」はギタリストと言うよりも、シンガーソングライターや音楽プロデューサーとしての手腕の高さが、注目されがちですが
独特のリズム感のカッティングをバシバシ決めまくり心地よいグルーブを演出するリズムギターの名手としても知られています。
シングルコイルのテレキャスターシンラインを演奏している映像を良く目にしますが、ストラトキャスターを手にしている事も良く見かけます!
ジョニー・ラング
若手の頃から注目を集めた、ブルース系ギタリストでもありシンガーでもある「ジョニー・ラング」は、トレードマークとも言える、フェンダー・カスタム・ショップ製のテレキャスターシンラインを愛用しています。
2ハムバッカーのメイプルトップに何とセンターピックアップにはP-90タイプを採用している個性的かつゴージャスな使用となっています!
バリバリのブルースリックも魅力の一つですが、若手ながらのロック魂溢れる
熱いプレイスタイルと、いぶし銀の渋さを感じるヴォーカルスタイルもGOODです!
テレキャス以外にも58年スタイルのギブソンレスポールを演奏する姿も良く目にしますね。
シャノン・カーフマン
14歳で全米デビューを果たした、天才ブルースギタリスト少女として、一時、注目の的になりました。
「シャノン・カーフマン」は2ハム仕様のヴィンテージ・テレキャスターシンラインを構えるCDジャケットが印象的です。
ブルージーなギタープレイとハスキーボイスを武器に最近のライブ映像ではPRSを持っている姿も見ることが出来ますね!
一過性のアイドル的な存在でも無く、現役バリバリで活動しているので、本物のギタリストだと言えるでしょう!
イアン・ボール / ゴメス(ギターボーカル)
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英国のインディーロックバンド・ゴメスのギターボーカル「イアン・ボール」氏もたびたびステージでテレキャスターシンラインを使用しています。
イギリスらしいジメっとしたサウンドとポップなメロディーが絡み、どこかサイケな雰囲気を醸し出す心地よいサウンドです。
斎藤誠
シンガーソングライターでもあり、サザンオールスターズのサポートギタリストでもある、「斎藤誠氏」もメインで2ハム仕様のヴィンテージ・テレキャスターシンラインを愛用しています。
この赤いシンラインはリフィニッシュされた様ですが、更に太く鳴り響くギターになった様です!
ハムバッカー特有の図太いサウンドのリードサウンドに定評があります!
くるり・岸田繁(ギターボーカル)
3:20辺り~テレキャスターシンラインが紹介されています。それにしても凄いギターコレクションですね(笑)
チャットモンチー・橋本絵莉子(ギターボーカル)
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チャットモンチーのギターボーカルの橋本絵莉子氏も元々ソリッドボディのテレキャスター使いだったのですが、1972年製のブラックのシンラインを愛用しはじめました。
SCANDAL・HARUNA(ギターボーカル)
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シンラインデラックスを愛用している様です。シグネイチャーモデルもテレキャスタイプですが、ハムバッカーが搭載されています。
菊地英昭(EMMA) / イエローモンキー
ギブソン・レスポールの印象が強い、イエモンのEMMAこと菊地英昭氏ですが、フェンダージャパン製の、テレキャスターシンラインも愛用している様です。
実際にイエモンのライブでも数曲かでステージにも登場する事があります。
テレキャスターシンラインおすすめモデル
Fender USA American Original 60s Telecaster Thinline
Fender USAの現行品のレギュラーラインナップである「American Original 60s Telecaster Thinline」は、60年代のテレキャスターシンラインのリイシューながら現代的な要素も取り入れられたモデルです。
基本は68年以降のフェンダー・テレキャスターシンラインの素材である、シンライン構造のアッシュボディ、メイプルワンピースネックです。特にビンテージへの拘りを感じるテイストとして、
- ボーンナット
- ヴィンテージ・トールフレット
- 3連のスチール製サドル
のスペック上げることが出来るでしょう。
ただし、ネックグリップはミディアムCシェイプと幅広い層に握りやすいややモダンな形状が採用されています。
さらに指板Rも、モダン過ぎずRがキツすぎない9.5Rと演奏性が重視された仕様ですね。
サウンドの要である、ピックアップはフェンダー社が誇るエンジニアである「ティム・ショウ」氏が設計したモデルが搭載されていてリアルな60年代の再現モデルとなっています。
塗装は経年変化が楽しめるグロス仕上げのニトロセルロースラッカーフィニッシュでカラーリングは以下の3種類。
- 3トーンサンバースト&ミントグリーン・ピックガード
- エイジド・ナチュラル&ホワイトピックガード
- サーフグリーン&べっ甲柄ピックガード
価格帯は27~8万前後ですが、テレキャスターシンラインをメインギターとして長年使いたいプレイヤーであれば、納得の一本と言えるでしょう。
フジゲン製テレキャスターシンラインのラインナップ
fujigen Neo Classic NTL10MAHT
フェンダーやギブソンなどOEM生産で技術力には定評のある日本ブランド「フジゲン」からは、テレキャスターシンライン、モデルとして「Neo Classic NTL10MAHT」が販売されています。
シンライン構造のアッシュボディとメイプルネックの組み合わせなど、60年代のテレキャスターシンラインのスペックを押さえながらも、以下のスペックが盛り込まれています。
- ソフトVシェイプのネック
- ステンレス製のネックプレート
- バイフレックス(両効き)トラスロッド
- シンラインには珍しいホワイトカラー
- サークル・フレッティング・システム
- 22フレット
- コンパウンドラディアス指板
- 極薄ウレタン塗装
- ブラス製3連サドル
ネオクラシック・シリーズの名の通りにビンテージの要素は残しつつも、演奏性やメンテナンス性を高める仕様が随所に盛り込まれていますね。
管理人的な印象ですが、フジゲン製のギターはネックの握りが日本人にフィットするように設計されている気がします。
レアなスポットモデルには、青系のシースルーブルーバーストカラーもあるようですよ。
fujigen Neo Classic NTL11MMHT
フジゲンのネオクラシック・シリーズからは、もう1機種「NTL11MMHT」がラインナップされています。
前述のNTL10MAHTとの違いは以下の通り、
- マホガニーボディ
- フロントピックアップがハムバッカー
ちなみに、フロントピックアップはフェンダー製のテレキャスターシンラインに搭載されている、ワイドレンジハムバッカーでは無くFGN Alnico 8Pickupという、アルニコ8マグネットを使った自社生産モデルのハムバッカーが採用されています。。
カラーリングに関しても、ナチュラル、青系のトランスペアレントブルー、ウォルナットの3種類から選択可能です。
また、スポット生産のNTL11RMHTは、ローズウッド指板が採用されていますが、中古市場でも中々お目にかからないですね。
価格帯も定価では10万円前後ですが、実売だと7万円台辺りで、中古だと6万円台なので、ハイクオリティーながらもコスパの高いギターと言えるでしょう。
テレキャスターシンライン、中古で未だに人気の高いおすすめモデル!
Fender Jim Adkins JA-90 Telecaster Thinline
JA-90 Telecaster Thinlineは、エモすぎるロックバンド「ジミーイートワールド」のギターボーカル「ジム・アドキンス」氏のシグネイチャーモデルです。
フェンダーギターとは思えないギブソン社のギターを思わせるスペックは以下の通り、
- シンライン構造のアッシュ
- メイプルネック&ローズウッド指板
- セットネック
- 22フレット仕様
- チューンオーマティック・ブリッジ
- 2ボリューム・2トーン、3ウェイ・トグルスイッチ
- セイモア・ダンカン製P-90ピックアップを2機搭載
という異色のギターです。
この「JA-90 Telecaster Thinline」の基となったのは、フェンダー社から2000年代に製造されていた「TC-90」と言うモデルですね。
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