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【ローズウッド指板お手入れ完全ガイド】失敗しないオイルはコレ!

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どうも、指1ギター管理人です。

この記事では、ローズウッド指板のお手入れ方法について解説しています。

もちろん、ローズウッド指板にはレモンオイルが定番とされていますが、選び方や使い方を間違えると取り返しのつかない失敗になることもあるんですよ。

この記事を読むことで、ローズウッド指板のメンテナンスの専門的な知識をゲットして愛着のあるマイギターを末永くキレイに使い続けられるようにして下さいね。

ギターをはじめたばかりの初心者の方も、自分の掃除のやり方って正しいかったのかな?って中級者さんも参考になる内容にまとめてみました。

ではでは、早速いってみましょう。

 



【完全版】ローズウッド指板のお手入れ作業手順!

ローズウッド指板のお手入れ

ローズウッド指板のお手入れ手順
  • 弦を外す
  • オイルをクロスなどに含ませ指板に塗り込む
  • 汚れを浮かす為に、しばらく放置(10分くらい)
  • ティッシュで汚れを拭き取る

これだけです。

放置している間にオイルが指板に吸い込まれて無くなってしまう場合は、オイルをもう一回ぬりこんでみましょう!

オイルが指板に吸い込まれてしまう場合は、ローズウッド指板が乾燥していて吸い込んでいるとも言われますね。

ちなみに管理人はクロスでは無く、オイルの塗り込みと拭き取りはティッシュを使うことが多いです。

あまり力を入れてガシガシ拭くとティッシュがカスが散らばって大変ですが、白いティッシュは汚れが分かりやすく、使い捨て出来るのも便利なので、優しく拭いて上げればコスパ最高ですよ。

 

指1ギター
指1ギター

特にフレット際は汚れが激しく、ティッシュが真っ黒になるから、汚れがあんまり付かなくなったら、その部分の拭き取り作業が完了って感じだよん♪

ちなみに、エボニーなど他の無塗装の指板材も同様のお手入れ手順でOK!!!

 

ローズウッド指板のお手入れに必要なアイテム

ニッパー・ストリングリテイナー・レモンオイル

  • オイル
  • クロス(ティッシュでもOK)
  • 弦交換グッズ
    • ニッパー
    • ストリングワインダー

 

ちなみに、ネットで情報を漁ると使い捨てに便利なカインズのマイクロファイバークロスを使っているとの声がいくつかありましたよ。

コスパ最高とのことで、カインズが近くにある人は、試して見て下さいね!

指板のお手入れは弦を外した方が、作業効率が良いので弦交換のついでにやるのが良いでしょうね。

管理人は弦交換の時には、可能な限り指板クリーニングをしています。

 

指1ギター
指1ギター

ストリングワインダーは弦交換を素早く完了させるには、めちゃめちゃ便利で管理人にとっては今や必須アイテムです

 

ローズウッド指板のお手入れにオイルが有効な理由!

Lemon oil and cloth

ローズウッド指板のお手入れにレモンオイルやオレンジオイルなど、オイル系の洗浄液が古くから使われているには、きちんとした理由があります。

無塗装で手触りの良いローズウッド指板は、導管や細かな傷などに手汗や油脂などの汚れが入り込みやすいのが欠点と言えば欠点なんですよね。

これらの汚れ落としに特に有効なのが、レモンやオレンジの主成分である「D-リモネン」で、中に入り込んだ汚れも浮かせてくれるのでお掃除しやすいんですよ。

レモンオイルが他のクリーナーと違うのは、汚れ落としだけでは無く生木の乾燥を防ぐ保湿効果も持つことです。

無塗装のローズウッド指板は特に乾燥や過剰な湿度など、外気の影響を受けやすいので、オイル系メンテナンスグッズがよく使われている訳なんですよ。

特に生木はシーズニングなど下処理はしているとは言え、極度な乾燥では縮んでしまい最悪の場合「ひび割れ」を起こしてします。

逆に過度に湿度が高いと水分を吸いすぎてしまう事で膨張して、ネックが反ってしまうなどの不具合が起こることもあるんですよ。

管理人的には、更に贅沢を言えば、木部の保護も出来れば最高じゃん?と思うのですが、まさにそれにぴったりのレモンオイルがあるんです!

では、次の項目で、ローズウッド指板のお手入れに最適な夢のようなレモンオイルを紹介しますね。

 



ローズウッド指板のお手入れに超おすすめなオイルがコレ!

レモンオイル ローズウッド指板

ローズウッド指板のお手入れに最適だと管理人が考えるオイルは今のところ、画像にもある、

『Freedom Custom Guitar ( フリーダムカスタムギターリサーチ ) / SP-P-11 Lemon Oil』

です!管理人的にはローズウッド指板のメンテナンスに必要な要素は、

  • 洗浄能力
  • 保湿効果
  • 保護能力

だと考えています。この SP-P-11レモンオイルは独自配合の天然素材だそうで、ラッカー塗装のビンテージギターにも使用可能な位に刺激が少ないのに、しっかりと汚れを落としてくれるんですよ。

メーカー説明では、素材としてレモンオイルだけでは無く、幾つかのオイルを配合しているとの事で、おそらくですが、この配合が洗浄効果が高くても指板に与えるダメージが少なくてすむ大きな要素だと思います。

特筆すべき点は、高い保湿&保護効果を持つ天然ワックスとも言われる「蜜蝋」が配合されている事ですね。

蜜蝋成分によるワックス効果で浸透したオイルの蒸発を防ぎ、外部からの湿気や汚れからも守ってくれるのが、オイル成分のみの製品と大きく違う利点だと思います。

管理人も、色々とレモンオイルやオレンジオイルを試してみたんですが、個人的には粘り具合がちょうど良い感じで指板に塗り込みやすくて使いやすいんですよね。

 

 

特に粘度が低くサラサラしたタイプのレモンオイルは、使いにくいだけでなく、指板面を痛めてしまう可能性があるとも言われています。。。

次の項目ではローズウッド指板を痛める可能性のある危険なレモンオイルの使い方とお手入れ頻度について解説しますね。

 

ローズウッド指板のお手入れ頻度と危険なメンテナンス方法がコレ ………

ダメNG禁止

ローズウッド指板のオイルを使ったお手入れ頻度は、大手海外ギターメーカーのQ&Aなどを見ると、年に2回を推奨している所が多いですね。

管理人は昔、知人のリペアショップで「3ヶ月に一回位じゃない?」と言われ、少なくとも3ヶ月に一回ペースでのお手入れ心がけています。

ただし、冬場など乾燥しやすい季節には、保湿を目的にレモンオイルを使ったローズウッド指板のメンテナンスを増やすこともありますね。

 

指1ギター
指1ギター

管理人は指板を触ってみて、乾燥してそうなガサガサした質感になってきたら、推奨頻度よりも多くしたり、フレット際を少し拭いてみて汚れが取れなかったら、少なくするなどケースバイケースで判断してるよん♪

 

ただし、過剰なお手入れや間違ったメンテナンス方法では、指板に痛めてダメージを与える可能性があるので注意が必要ですよ。

 

石油系レモンオイルは危険?

レモンオイルは100%がレモンの皮から取れた成分ではなく、他の素材を混ぜて売っている製品がほとんどだと言われています。

この中でも石油系のオイルが多く入っているレモンオイルに関しては、洗浄能力が非常に高く揮発性が高いという特徴を持っていますね。

例えば、フェルナンデスから販売されているナチュラルレモンオイルは非常に洗浄能力が高く、シール剥がしにも使っている人がいるほどなんですよ。

洗浄効果は抜群でネットでも以下のような声もありますね。。。

ただし、ラッカー塗装への使用は不可とされていて、揮発性が高すぎるのでローズウッド指板に染み込んでも、すぐに蒸発してしまい、保湿効果が薄いと言うよりもかえって乾燥が酷くなるとの意見もあります。

これらの石油系のオイルが配合された製品は、洗浄力は高いのでラッカー塗装以外のクリーニングのみで使うのであれば、ありと言えばありですが、
保湿や保護の観点から言えば、別の製品と併用すれば使えない事は無いですが、管理人的にはローズウッド指板ケアでは事足りるフリーダムを使っている訳ですね。
指1ギター
指1ギター

管理人もキッズの頃に、フェルナンデスのレモンオイルを使ってアーティストモデルのギターの指板のお手入れをしていましたが、指板が割れたりはしてないですよ。普通に使えてました。あくまで高級ギターなどのメンテナンスで最悪のケースが起こった場合などを想定しての危険性と言っているという事をお忘れなく!フェルナンデスさんにもガチでお世話になりっぱなしですわ(^^)

レモンオイルを大量に使うと危険…

だいたいのメーカーのレモンオイルの注意書きにもあるように、

「用法用量はお守り下さい!」

必要以上にローズウッド指板にレモンオイルドボドボとかけると、低刺激の製品であっても酸が接着剤などを分解する恐れがあると言われています。

ギターのナットやフレット、ポジションマークやバインディングは接着剤で貼り付けているので、大量のレモンオイルをかけると、浮いてきたり最悪の場合はポロッと取れてしまうかも知れませんよ。

特にフレット浮きの補修には高額なリペア料金がかかってしまうので、出来るだけオイル系でのメンテナンスは使用量を少なめから試していきましょう!

必要以上なメンテナンスも危険…

前述の量の項目と同じく、必要以上にお手入れをやりすぎる事も危険です。

オイルを少しづつ使っていたとしても、例えば毎日オイルを塗り込んでいると乾く間もなく、常にレモンオイルが指板に浸透している状態になりますね。。。

ローズウッド指板はもともと、油分が多く含まれた木材です。

レモンオイルなどを保湿目的で使う場合は指板が乾燥していると感じた時だけでも全然大丈夫ですよ。

また、良く弾く人なら指からの油脂もローズウッド指板には常に補給されるので、冬場など乾燥が激しい季節以外は保湿はいらないと言う意見もありますね。

とは言え、汚れも溜まりやすい箇所なので、定期的なクリーニングは必要と言えるでしょう!

 



ローズウッド指板、お手入れが絶対に必要な理由…最悪ひび割れ、汚れで導管つまって白くなる…

1952 Gibson Les Paul Model guitar. Added Tune-o-matic bridge and Stop Bar.

ローズウッド指板のお手入れを怠りすぎると、最悪の場合に乾燥で「ひび割れ」が起こる場合があります。

黒いローズウッド指板は汚れても目立ちにくいですが、手汗や指の皮脂などが確実に溜まっていくんですよ。

自然の木材には個体差がありますが、大きな導管が入っている材であれば、汚れが詰まってしまい、固まると見栄えも演奏性も悪くなってしまいますね。

 

ローズウッド指板の導管に汚れが詰まるとこうなります。。。

導管の深さや形状に個体差はありますが、長期間クリーニングせずに放置していると汚れが溜まります。

導管にオイル成分や手汗や皮脂などが詰まって、白っぽく固まってしまうと、これまでに紹介した方法では汚れは取れない可能性が高いですね。

 

ローズウッド指板の汚れが酷い時のお手入れ方法!

Three Stratocasters

導管が詰まってガンコな汚れになってしまった時には、クロスやティッシュではなく、歯ブラシを使って軽くこすってあげると指板を痛める事もなく、汚れが落としやすいですよ。

歯ブラシだけでは、時間がかかってしまう場合は、レモンオイルや指板専用クリーナーを併用すると素早く汚れが落とせる場合はほとんどです。

ただし、何十年もかかってローズウッド指板に溜まった固まってしまったガンコな汚れは、これだけでは落とせません。

指板の汚れを削り落とす研磨が必要になります。

ローズウッド指板の研磨方法!

上記の動画では、ジャンクギターの再生として、指板研磨を行っています。

歯ブラシでは手も足も出ないレベルの汚れで白くなってしまったローズウッド指板に電動工具や、ナイロンブラシを駆使してガシガシと汚れを落としていますね。

リペアショップで実際にみた指板研磨だと、スチールウールやサンドペーパーを使っているケースもありました。

さすがに、初心者さんやDIYが苦手な人はココまで汚れが溜まってしまったらリペアショップに出してしまう方がある意味で、安全で安上がりだと思いますよ。

家の中が削りカスだらけになる覚悟のある方だけ自己責任でお試しください。。。

指板がザラザラと手触りが悪いと、スライドやチョーキングなどが滑らかにいかなくなります。

やっぱり、ツルツルでキレイな指板がいいですね!

ローズウッド指板のお手入れ完全ガイドまとめ

いかがでしたでしょうか?

ローズウッド指板の汚れは長年放置したガンコな汚れでは無い限り、意外と簡単に落とせることがお分かり頂けたかと思います。

こちらの記事を参考にローズウッド指板のお手入れ方法や最適なレモンオイルが発見できて、さらに愛機が快適に使えることを願っております。

では、機会があれば別の記事で、また会いましょう!

 

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