どうも、指1ギター管理人です。
この記事では、ギター定番指板であるローズウッドとメイプル、エボニーのお手入れやお掃除方法をまとめてみました。 基本的にメイプル指板は塗装がされていて、ローズウッドやエボニーは未塗装で生の木です。
この事からメンテナンスの方法は大きく違いがあるんですよ。
なので、間違ったクリーニング方法ではギターを痛めてしまうこともあるので、メイプル・ローズウッド・エボニーなどそれぞれの指板にあったお手入れが必要になってきます。
ここからは、ローズウッドもメイプルの指板の両方のギターを所有している管理人がやっているお手入れ方法を早速紹介していきますね。 ギター指板の木材別のお手入れ方法を早速みていきましょう。
目次を参考に自分のギターの指板お掃除方法をチェックして下さいね。 ではでは、早速いってみましょう!
メイプル指板のお手入れ方法!
メイプル指板のお手入れ方法は至ってシンプルですね。
クロスなどによる乾拭きが基本で、汚れが酷ければポリッシュやワックスなどを使って拭いてあげればOKですよ。
メイプル指板はローズウッドやエボニーなどとは違い、指板面が塗装されています。
なので、ローズウッドやエボニー指板のお手入れでは定番のレモンオイルなどは特に必要ありませんね。
メイプル指板ははローズウッドやエボニーとは違って白っぽい木材です。
なので、手垢や汚れが目立ちやすく、あまりに放置すると落ちないレベルの黒ずみになってしまうこともあるので、定期的にお掃除してあげましょう!
↓更に詳しくメイプル指板のお手入れ方法が気になる方は以下の記事も参考にどうぞ↓
ローズウッド・エボニー指板のお手入れ方法
一般的に、ローズウッドやエボニー指板のお手入れにはレモンオイルやオレンジオイルなど、柑橘系のオイルを使います。
ローズウッドやエボニーは色が黒いので汚れが目立ちませんが、普段のプレイで指の油脂や手垢など汚れが確実に蓄積していってしまうので注意が必要です。
また、ローズウッドやエボニー指板はメイプルとは違い塗装がされていない生木の状態なので、木の繊維の特に導管の中に汚れが入り込みやすいんですよ。
レモン(オレンジ)オイルは、これらの汚れを浮かす効果ともう一つ、指板を保湿する役割も持っています。
と言うのも、ローズウッドやエボニーは木材の中でも生木とは言え油分が多く含まれていますので、塗装なしの状態でも、ギター指板として人気の材なのですが、乾燥がひどい環境で晒し続けるとヒビ割れなどが起こる事もあるので注意が必要です。
レモン(オレンジ)オイルは、汚れを落とすと同時に指板材の中から失われてしまった油分を補給することで潤いを与える、一方で指板が十分な油分を持っている場合には吸収されません。
この事からローズウッドやエボニー指板のお手入れや掃除にはポリッシュでは無く、レモンまたはオレンジなどの柑橘系のオイルを使用する訳なんです。
その他のギター用の指板材のお手入れ方法は?
ギター用の指板材は、ローズウッドとメイプルが圧倒的に多数派ツートップですが、他にも、
- ウェンジ
- ローレル
- ココロボ
- ハカランダ(ブラジリアンローズウッド)
- パーフェロー
- パープルハート
- パドゥック
- ウォルナット
- リッチライト
など、レアな指板材がありますが、基本的には生木の場合はレモンまたはオレンジオイルでのお手入れやクリーニングとなります。
(ローレル指板)
ローレルやココロボ、ハカランダなどローズウッドと性質の近い指板材は無塗装のことが多いですね。
メイプルとローズやエボニーと同様に塗装がされている場合は、乾拭きやポリッシュによるクリーニングでOKです。 指板へのオイル塗装は珍しいですが、オイル塗装の場合も専用オイル又は蜜蝋によるメンテナンスと普段は乾拭きが良いですね。
リッチライト指板材の注意点
ただし、エボニー材の代替品として開発された人工材である「リッチライト」に関しては材料が紙と樹脂系の接着剤ということでオイルによるクリーニングは必要ないそうですね。
リッチライトに関してはメイプル指板と同じく、乾拭きまたは汚れが酷い場合にはポリッシュによるクリーニングということになります。
また、海外の掲示板での情報によると、間違えてオイルを散布してもリッチライトは耐久性が非常に高いので特に問題になることもないとの事でした。
エコで耐久性も高いリッチライト材ですが、素朴な木材に長年したしんできたギタリストには、あまり人気がないように感じますね。。。
《リッチライト🌳》
— 木材孝佳🌳(木材おじさんアカウント) (@TKYSmokuzai) October 10, 2018
エボニーの代替材であり再生紙×樹脂の非多孔性の人工木材です。アコースティックギターで有名なMartinやGibson、Godinも指板材として採用しています。バラつきは特になく木目もなし。手触りは非常にスベスベ✨目を瞑って持てばエボニーのような重み。面白い😳#木材孝佳 pic.twitter.com/JLyyGqEHwJ
ギブソンはリッチライト指板を各製品に採用しましたが。。。
Gibson、リッチライトやめるってよ#NAMM2019 #今後はエボニー pic.twitter.com/lns1316fae
— 島村楽器商品担当 (@shima_md) January 24, 2019
2019年のナムショーでは不採用を決めたみたいですね。
恐らくリッチライトが悪いと言うより、不人気が原因だと思われますが。
肯定的な意見もありましたよ。
上記はリッチライト指板はメリットだらけと語る、リペアマンの動画です。
エボニー(黒壇)と叩いた音を比較していますが、実際には全然わからないですね!
メイプル・エボニー・ローズ指板、お手入れまとめ!
いかがでしたでしょうか?
ギターの指板のメンテナンスは塗装をしているかしていないかが決め手と言えるでしょう。
ただし、よほどの無茶をしなければ使いものにならなくなることはありませんが、それぞれの指板材にあったお手入れ方法をチョイスするのが長持ちの秘訣と言えるでしょう。
自分のギターにあったお手入れで、ギターライフを楽しみましょう!
この記事が、あなたのお役に立てたなら幸いです。
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