どうも、指1ギター管理人です。
今回はフェンダー社から発売された名エレキギター、ジャズマスターを愛用している、又はしていたギタリストやアーティストを紹介しますね。
ジャズマスターと言えば元々、ジャズプレイヤーにアピールして作られたギターなのですが、実際にはかなりロックなプレイヤーに愛用されることが多いです。
ではでは、早速見ていきましょう。
ジャズマスター使用者、海外アーティスト
ここからはジャズマスター愛用している海外のアーティストやギタリストを紹介します。
また、シグネイチャーモデルも発売されている場合は、そちらも併せて紹介していますよ。
サーストン・ムーア / ソニック・ユース
グランジ・オルタナティブ系でジャズマスター使いと言えばソニック・ユースのサーストン・ムーア氏も存在感のあるギタリストの一人ですね。
グランジ系特有の轟音ギターは健在ながらも、他には類を見られない、変則チューニングによる異様なテンションコードの使い方や、エフェクティブながらも繊細なサウンドなどなど、テクニックよりも感性で勝負するプレイヤーで管理人も好きなギタリストの一人です。
長身のスラッとした体型で立ち姿もかっこいいので、サーストン・ムーア氏に憧れてジャズマスターを持ったギタリストも多くいると思われますね。
64年、65年製のヴィンーテージ・ジャズマスターなど数多くのエレキギターを使い分けています。
また、フェンダーUSAからは下記の動画のシグネイチャーモデルも発売されていますね。
セイモア・ダンカン製アンティクイティⅡピックアップやチューンオーマティックブリッジなど拘りの使用となっていますね。
トム・ヴァーレイン / テレヴィジョン
Birthday wishes to one of my favourite guitarists, Tom Verlaine, who was born #OTD in 1949. #Television #guitarist #Fender #Jazzmaster #birthday pic.twitter.com/qXOLy1H82Q
— Angus Stewart (@angusstewart17) December 13, 2017
ニューヨークパンクシーンの立役者的バンド「テレヴィジョン」のシンガーソングライターでありギターボーカルとキーボード弾いていたトム・ヴァーレイン氏もフェンダー・ジャズマスターを愛用していました。
トム・ヴァーレイン氏も持つジャズマスターはスラブボード期なので60年代初期モノと言われています。
ジャズマスター人気が衰退し、はじめた70年代から愛用している元祖ジャズマス使いとも言えるギタリストです。
他にもジャガーやストラトキャスターなど、フェンダーエレキギターの他にダンエレクトロなども愛用しましたね。
Jマスシス / ダイナソーJr
轟音系ジャズマス使いと言えばダイナソーJrの「Jマスシス」氏と、管理人は真っ先に頭に浮かぶギタリストです。
ビッグマフを直列のブッ飛んだサウンドで永遠に続くともいえそうなロングサスティーンを使ったソロや意外に甘い声で歌うキャッチーなメロディが中毒性のあるサウンドですね。
フェンダージャパンやスクワイヤーからはJマスシス氏と同じ使用のチューンオーマティックに改造したジャズマスターが販売されています。
↑58年スタイルのアノダイズドピックガードがインパクト大なモデルですね。
ケヴィン・シールズ / マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン
Happy birthday to #MyBloodyValentine's Kevin Shields! Read and watch his interview with us about the band's relationship with the Fender Jazzmaster here: https://t.co/Dh0P2NPJ64 pic.twitter.com/j8OdrF5GzD
— Fender (@Fender) May 21, 2019
轟音を超えたノイズサウンドをロックに昇華させたシューゲイザーサウンドの代表格とも言えるバンド「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン」のギターボーカル・ケヴィン・シールズ 氏もジャズマスターを愛用しています。
緩やかなアーミングを駆使したコードワークや、ノイズのようなエフェクティブなサウンドを取り入れた個性的なサウンドを奏でるギタリストですね。
ジャズマスター以外では、ジャガーやモズライトなども愛用していますね。
エルヴィス・コステロ
No one has ever wielded a surf guitar with as much furious energy as Elvis Costello! #jazzmaster pic.twitter.com/9tOviMVHc6
— Uri (@secretspotband) October 28, 2016
英国のシンガーソングライター、エルビス・コステロ氏もジャズマスターを愛用しています。
ギタリストというよりも、作曲家やアーティストとして注目されているプレイヤーと言えるコステロ氏ですが、ジャズマスター以外にもアコギやテレキャスターやストラトキャスター、レスポールやエピフォンカジノなど色々と使ってきた中でシグネイチャーモデルのエルビス・コステロモデルを作ったのはジャズマスターでした。
ジャズマスターは、ギターを弾きながら歌うギターボーカルには特に人気のエレキギターと言えますね。
ウォルナットボディの渋い見た目がコステロ氏にバッチリ似合っています。
トム・ヨーク / レディオヘッド
テレキャスターやアコギを持っている印象が強いUKロック界の重鎮、トム・ヨーク氏はジャズマスターも愛用しています。
トム・ヨーク氏が長年、使用しているのはバインディングドットのジャズマスターなことから恐らく、1965年製でしょう。
トム・ヨーク氏所有のヴィンテージ・ジャズマスターの塗装はリフィニッシュしたという説がありますが、非常にレアなアッシュボディという説も海外の掲示板では論争がありました。
また、画像のオリンピックホワイトの個体はフェンダーUSAのアメリカン・ヴィンテージ65ジャズマスターですが、2000年代から導入されたと言われていますね。
やはり、ギターボーカルに人気のジャズマスターです。
ネルス・クライン / ウィルコ
米国のロックバンド、ウィルコのギタリストであるネルス・クラインもジャズマスターの愛用者です。
1959年製のフェンダーのヴィンテージ・ジャズマスターを長年使っていますが、ブリッジはチューニングの安定性が高く弦落ちの少ない特殊なサドル形状のマスタリーブリッジへと交換改造していますね。
また、ネルス・クライン氏はジャズマスターの他にジャガー使いでも有名ですが、こちらもフロントピックアップをチャーリー・クリスチャンタイプへと交換しています。
動画を見ると分かるように、個性的でトリッキーなプレイもお手の物ですね。
妻は米国で活動する音楽ユニット、チボ・マットの本田ゆかで、元々は日本人ですが今は米国に帰化されています。
ネルス・クライン氏はジャズバンドも結成し、そこでは、米国のカスタムギターメーカーBilt GuitarsのS.S.Zaftigという、ホロウボディのジャズマスタータイプのエレキギターを使っていますし、過去にローズウッドジャズマスターなるギターを制作してもらったりとジャズマスターへの愛は相当に深いですね。
↑の画像はローズウッド・ジャズマスターを持つネルス・クライン氏です。
色んなメーカーをギターを持っていますが、少し人とは違ったチョイスが個性派なジャズマスター使いだなという印象ですね。
ザ・ベンチャーズ
今となってはジャズマスターと言えば、オルタナティブ・ロックの代名詞のようになっていますが、最初に人気が爆発したのは、ベンチャーズを筆頭にサーフミュージックシーンのアーティストの使用者が増えたことが原因でした。
ベンチャースと言えば、モズライトの印象ですが、ビグスビーのような緩やかな音の揺れを狙ったヴィブラートユニットやP-90のような幅広タイプのピックアップなど共通点もあるエレキギターとも言えますね。
オークションサイトでの落札学を見ると、$75000となっていたので、日本円にすると約800万くらいでした。
ジャズマスター使いの日本人プレイヤー
ここからはジャズマスターを愛用する日本人ギタリストを紹介します。
INORAN / LUNA SEA
現在も精力的に活動するLUNA SEAのギタリスト、INORANはフェンダーカスタムショップ製ジャズマスターを愛用しています。
なんと、日本人としては珍しくフェンダーカスタムショップからシグネイチャーモデルが発売されているんですよ。
INORAN氏所有の1959年製のヴィンテージ・ジャズマスターを元に造られたINORANモデルですが、テンションを稼ぎチューニングを安定させる、バズストップバーが付いているのが特徴ですね。
米津玄師
今や大ヒット曲連発のシンガーソングライター、米津玄師もジャズマスターを愛用しています。
しかも、なんとフェンダーカスタムショップ製のINORANモデルを愛用しているようですが、ファンなのでしょうか?
浅井健一 / ex ブランキージェットシティ
ロックバンド、ブランキージェットシティのギターボーカルのベンジーこと浅井健一氏も少し風変わりなジャズマスターの愛用者でした。
ベンジーと言えば、グレッチなイメージがありますが、なんとジャズマスターにグレッチのピックアップであるフィルタートロン・ハムバッカーが搭載されています。
フェンダージャパン製のEシリアルなので80年代のフジゲン製と思われるジャズマスターをベースに改造されているようですね。
上記の記事の続きが読みたい方はギター・マガジン、逆襲のジャズマスターをどうぞ!
山中拓也 / ジ・オーラル・シガレット
ロックバンド、ジ・オーラル・シガレッツのギターボーカルである山中拓也氏もジャズマスター愛用者です。
元々はテレキャスも使っていたそうですが、動画でも語っているようにテレキャスには無い音の太さを求めてジャズマスターにも手を出したそうですね。
リフモノ、カッティング、アルペジオなどなどフェンダーらしい綺羅びやかなトーンながら、どこか柔らかで太さのあるトーンはギターボーカルにはやはりピッタリと言えるでしょう。
くっきー / 野性爆弾(お笑い芸人)
お笑い芸人のくっきーさん、実はギターが凄い好きでバンドも組んでいたりします。
しかも、ギターコレクションにヴィンテージギターがあったりと、素人とは思えない位に音楽に熱いお笑い芸人なんですよ。
そんな、くっきーさんもジャズマスターを所有しています。
ネットで話題になっていたので、拾ってみましたよ。
ジャズマスター使いの女性ギタリスト
すぅ / SILENT SIREN
ガールズポップバンド、サイサイことサイレントサイレンのギターボーカルの、すぅこと吉田菫氏もジャズマスター使用者です。
元々、アーティスト活動前はモデルとしても雑誌などで活躍していたようで、スタイル抜群ですね。
ですが、学生時代からアニメ「けいおん」やマキシマムザホルモンなどのコピーをしていた時期もあると言われているので、ただのモデル上がりのバンドマンでは無さそうです。
男性でも女性でも細身のスラッとした立ち姿にマッチするエレキギターでもあるのかな?と思わされました。
すぅ氏愛用のジャズマスターは、ホワイトのAmerican Vintage 65 Jazzmasterです。
他にも、テレキャスターやフェンダーから発売されているシグネイチャーモデルはテレキャスターだったりもします。
ギターボーカルには、テレキャスターとジャズマスターは本当に人気が高いエレキギターですね。
沙田瑞紀 / ねごと
日本のガールズロックバンド「ねごと」の女性ギタリストである沙田瑞紀氏もジャズマスター使用者の一人です。
沙田瑞紀氏の愛用するジャズマスターはフェンダージャパン製のクラシック60sですね。
ブリッジ部はマスタリーブリッジをつけたりバズストップをつけたりと改造していたようですが、現在は従来のブリッジに戻しムスタング用サドルを乗せることに落ち着いたようです。
ジャズマスター以外にも、ムスタングやゼマイティスなど個性的なギターの愛用者でもあります。
2018年には、OKAMOTO’Sのギタリストであるオカモトコウキ氏と結婚が報じられましたね。
田渕ひさ子 / ex ナンバーガール
エモいロックバンドとして、人気を博したバンド「ナンバーガール」の女性ギタリストである田渕ひさ子氏は1965年製のヴィンテージ・ジャズマスターを愛用しています。
海外のオルタナティブ・ロックやグランジ系ギタリストと同様に、繊細なトーンと轟音ギターをジャズマスターでかき鳴らす姿のギャップに未だに根強いファンが多数いるギタリストです。
ナンバーガール解散後も、ギタリストとして精力的に活動してますね。
ちなみに、ネックプレートには「おびらメロン」のステッカーを貼るというお茶目な面もいいですね。
(現在工事中、続きが気になる方はブクマなどして頂けると嬉しいです。)
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