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テレキャスターフロントハムバッカーのピックアップ配線図と改造方法

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テレキャスターフロントハム

Hot Telecaster @ Bristol Guitar Show 2010/Photo by Andrew King

どうも、指1ギター管理人です。

今回はテレキャスターの
フロントピックアップをハムバッカーに
変更した場合の配線図を紹介
しようと思います。

本家フェンダー製のテレでも
フロントハムのモノが楽器屋さんに
並んでいるのを目にすると思いますが、

過去何かの記事で、
フェンダーカスタムショップの
マスタービルダーのインタビューを
見た時に、

カスタムショップ製でも、
フロントの出力をヴィンテージタイプよりも
ハイパワーなものに置き換えて
作る事も良くあると言っていました。

また、今回の記事では、
フロントハムのテレキャスで、
感じる良くある悩みを解消する改造方法も
併せてお伝え
しますので、ご期待下さい^^

ではでは、早速、配線図を見ていきましょう!



テレキャスターフロントハムの配線図

テレキャス配線図フロントハム

配線として、

  • 赤:ハムのホット
  • 緑:ハムのコールド
  • 黄:リアのホット
  • 青:リアのコールド

として表記しています。
配線する時には各社のピックアップの
配色を確認して下さいね。

3点切り替えピックアップセレクターで、

  • フロント
  • フロント&リア(パラレル)
  • リア

の音色が設定可能です。

ちなみにテレキャスターカスタムやデラックスに
標準装備されている、

フェンダー社のワイドレンジハムバッカーは、
通常のハムバッカーとはサイズが違います。

なので、そのまま載せ変える事は出来ませんので、
注意が必要です。

続いて従来スペックで、
フロントにワイドレンジハムバッカーが
搭載されている、

テレキャスターカスタムの配線図も
見てみましょう!



テレキャスターカスタムの配線図

テレキャスターカスタム配線図

通常のテレキャスターとは違い、
ギブソン・レスポールの様にリア・フロント、
それぞれにボリュームとトーンのポットが
独立しています。

現行のフェンダーの公式サイトの回路を
見る限りだと、

  • ポット=250KΩ
  • コンデンサー= 0.022μf

の値で統一されていましたが、
ハムバッカーには500KΩ抵抗のポット。

シングルコイルには0.047ufを指定するのも
良いかも知れませんね。



更に改造!モディファイ案!

テレキャスターのフロントハムバッカー化で
良くある悩みを解消する改造方法を
まとめてみました。

ピックアップ毎に抵抗値を設定する改造!

テレキャスターカスタムの様に、
ピックアップ毎にボリュームとトーンが
独立していれば、
個別に抵抗値を設定する事が出来ますが、

通常のテレキャスの様に、
1ボリューム・1トーンだと、
個別にポットを設定する事は普通は出来ませんが、

以下の配線図の様に、

テレキャス配線図フロントハム抵抗器改造

赤丸の箇所に470KΩの抵抗器を挿入します。
また、ボリュームポットはハム用の
500KΩ
にしましょう!

この配線図の様に設定すると、
リアピックアップを選択した時だけ、
並列で繋げた470KΩの抵抗のおかげで、
240KΩ位になります。

 

250KΩだとフロントの低音が強すぎて
モコモコになってしまったり、

500KΩだとリアがシャリシャリし過ぎて
しまう場合には有効な改造です!

 

では、次はフロントハムを擬似的に
シングルコイルの音にする事ができる、
タップ改造の配線図です。

フロントハムでシングルの音を!タップ改造!

テレキャス配線図フロントハムTAP改造

ヴォリューム又はトーンの
ポットをスイッチ付きに交換する事で
可能な改造です。

もちろん、この改造は
テレキャスターカスタムや
デラックスの用な2ハムのギターでも
可能です。

この改造でフロントハムが
タップを切ったシングルコイルとしても
活用する事が可能
になります!

タップを切ったサウンドは理論上は、
シングルコイルなのですが、
元々シングルのピックアップの音とは
実際には違ったイメージで、

どちらかと言えば、
ハムの音を、そのまま出力を落として
スッキリさせた様なサウンドになる事が多い
印象を管理人は持っています。

前述の改造と比較すると、
タップ改造は配線が若干面倒ですし、
価格的にもスイッチ付きポットは、
若干高価のなのですが、

木部や金属加工は必要なしで、
半田ごてを持っていれば
自力で数千円レベルでできる手軽な
改造
だと言えるでしょう!

また、タップの音が必要無いと
思えば元に戻すことも、
改造する手間程はかかりませんので、
オススメの方法です。

まとめ

如何でしたでしょうか?

テレキャスターの唯一の弱点とも言える
フロントピックアップなのですが、

ハムに変更した際に気になる細かな部分も
今回の改造方法で、解決するかも知れません!

また、ボリュームやトーンポットの
抵抗値やコンデンサーの種類や値の選定に関しては、
一般的な基準はあるのですが、

自分の耳で試行錯誤して、
気に入ったサウンドが出るモノを選ぶのが
良いと思います。

ただ、演奏する際の環境や音量にも
左右される場合があり、

自宅の小型アンプやアンシュミ&ヘッドフォンで
練習した場合には太い音で良い感じだったのに、

スタジオ練習では全然抜けなかったりする事も
あるので、やはり試行錯誤が重要だと言えるでしょう!

今回の記事があなたのギターサウンド向上の
お役に立てれば幸いです!

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