" フェンダー・ムスタングを愛用するギタリスト&アーティストまとめ12選!

フェンダー・ムスタングを愛用するギタリスト&アーティストまとめ12選!

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どうも、指1ギター管理人です。
今回はフェンダー・ムスタングを愛用する
ギタリストをまとめて見ました。

スチューデントモデルと言うことや
ショートスケール・ダイナミックヴィブラートなど、
若干、一般的なギターとは違ったスペックを持つ、

ムスタングですが、実際に愛用している
ギタリストのサウンド傾向や演奏スタイルを
分析してみますね!

ムスタングってどんなギターかは分かったけど、
ぶっちゃけ、どんな音出してるの?って
疑問を持つ人は以下より読み勧めてくださいね!

ではでは、早速いってみましょう!!!



海外アーティスト

カート・コバーン(ニルヴァーナ)

90年代ロックシーンを牽引したグランジ系バンドの立役者である
「ニルヴァーナ」のフロントマンであり、ギターボーカルをつとめた
「カート・コバーン」氏はフェンダー・ムスタングを愛用していました。

カートはムスタング以外にもフェンダー・ジャパンの
ストラトキャスターや1965年製のサンバーストカラーのジャガーも
愛用していましたが、

ムスタングに関しては1969年製の青系のバーガンディーカラーの
マッチングヘッドが映えるコンペティション・ムスタングが代表曲である
「Smells Like Teen Spirit」のPVで演奏していた事が印象的です。

他にも60年代・70年代のリアルヴィンテージも複数所有していたそうですが、
カートが現役で活躍していた自体には今ほど値上がりしていた訳では無いと
考えられます。

また、ヴィンテージ志向と言う訳でも無く
ツアーにはメキシコ製やジャパン製のギターを持ち出すことも
多かったそうですが、

ステージパフォーマンスで破壊されるのは
決まってメキシコ製と言われています。
これはカートはUSA製やジャパン製の個体を気に入っていたからだと
言う説もあるそうです。

フェンダー以外では、フェリントン・カスタムギターという
個人制作家にムスタングシェイプのオリジナルギターを依頼しますが、
左利きのカートは、なかなか理想のギターとは出会えなかったのかも知れませんね!

カート本人のインタビューによれば、ムスタングは、

  • 安い
  • 役立たず
  • 音が悪い
  • チューニングが狂っている
  • 弦高調整が簡単に出来ない

と酷評し

「ムスタングを開発した奴は相当マヌケ!」

とも語っていたそうですが、
弦高調整のやり方については本人が知らなかっただけと言うのは
割と有名な逸話です(笑)

これらの不満点に関しては、
ブリッジをゴトー製のチューン・オー・マティックに交換し
ピックアップに関してもセイモアダンカン製の
シングルサイズハムバッカー(ホットレイル)や
フルサイズハムバッカー(JB又はスーパーディストーション)に
交換される事が殆どだった様です。

ムスタングやジャガーをカートが長年、好んで愛用している理由としては、
恐らくですがショートスケールによる演奏性の高さと
ルックスの良さでは無いかと管理人は考えます。

1994年にカート氏は自らの人生を閉じてしまう事になりますが、
音楽のみならずファッションや思想・生き方においても
世界的に大きな影響を与えたカリスマである事は疑いようの無い事実でしょう。

日本国内では、Charこと「竹中尚人」氏に憧れ
ムスタングを手にしたギタリストが数多くいますが、
海外ではカート・コバーンやグランジ・オルタナ系のギタリストが
圧倒的に大きな影響を与えている様です。

サーストン・ムーア(ソニック・ユース)

 

Thurston Moore mustang

 

オルタナティブロック界の巨匠ソニック・ユースの中心人物である、
「サーストン・ムーア」氏も実はフェンダー・ムスタングを愛用しています!

ムーア氏の現在のメインギターは国内でも轟音系やノイズ系と
言われるジャンルではトレードマークとなった
ジャズマスターを愛用しフェンダーからシグネイチャーモデルも販売されています。

奇想天外なノイズプレイや独自のチューニングを駆使した、
非常に独創性の高いムーア氏のギターサウンドですが、
彼の愛用したムスタングも、

ストラトキャスターと同じタイプのピックアップを搭載していますが、
更に全てがリアピックアップと同じく斜めにスラントされ5Wayの
セレクターが搭載されており、

60年代のヴィンテージ・ムスタングをベースにしながらも、
大幅な改造による完全なオリジナル仕様にして使っていました。

身長198センチの巨体でありながら小ぶりなムスタングを
構える姿は一部マニアには高評価だったようですが、
やっぱりジャズマスターの方が身体にフィットしていたのかも
知れないですね(笑)

カート・コバーン氏がニルヴァーナでムスタングを
使い始める、かなり前からステージでも愛用していた事や

ニルヴァーナのメジャーデビューのきっかけを作ったのは
ソニック・ユースと言われている事も考えると、
ムーア氏はむしろカート氏に多大な影響を与えた側なのかも…。

トッド・ラングレン

ギタリストとしてのみならず、
作曲家やプロデューサーとしても世界的に高く評価される
トッド・ラングレン氏もムスタングを使用しています。

トッド氏と言えば、エリック・クラプトンから譲り受けた、
サイケSGをステージでは持っている印象も強いですが、
ムスタングに関してもルックスのインパクトも強い漆黒のカラーリングです。

黒いボディーとピックガードの仕様と言うことで、
恐らく70年代中期~後期製と思われますが、
ムスタング独特のクセがあまり感じられない流石のサウンドメイクです。

ピックアップセレクターがトグルスイッチになっていたり、
ピックアップもカヴァーが付いていない事から恐らく、
改造されていると思われます。

トッド氏の演奏を見る限り、
ムスタングはグランジや古いロック以外でも、
問題無く使えると言う事が証明されていると管理人は考えます。

 

ジョニー・ウィンター

http://zimtrim.tumblr.com/post/153329297159/johnny-winter

100万ドルのギタリストと呼ばれた大物ギタリスト、
「ジョニー・ウィンター」氏と言えばギブソン・ファイヤーバードが
トレードマークでしたが、

デビュー作は1969年製のヴィンテージ・ムスタングで
レコーディングされたと言われています。

テクニカルながらいなたいブルースリック満載で、
プロ・ギタリストからも多くのリスペクトを集める
ジョニー氏がムスタングを愛用し続けていたら、

世界的にムスタングをメインに使うプレーヤーが更に
増えていたかも知れませんね!

ジョン・フルシアンテ(元レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)

ステージで使っているのは管理人も見たことが無いですが、
自宅用として1969年製の赤のムスタングを所有しているそうです。
しかも自宅では、アコギと共に良く手にしていると何かのインタビューで答えていましたね!

ノラ・ジョーンズ

ピアノの弾き語りの印象が強いジャズ・シンガーの
「ノラ・ジョーンズ」氏も実はエレキギターを持つ時は、
フェンダー・ムスタングを使用する事が多いです。

ショートスケールで弾きやすく、
しっとりとした曲でもメリハリのあるリズムギターを
奏でる事が出来るので女性シンガーにも愛用者は多いですね!

リズ・フェア

オルタナティブ・ロックの女王とも評価される、
ソロシンガー「リズ・フェア」氏もムスタングを愛用していますが、
PVやステージで多様されているのは、デュオソニックが多いです。

ムスタングのルックスや弾き心地は気に入っているけど、
そもそもアームを使わなかったり、チューニングが良く狂ったりするのが
気になる場合は、デュオソニックは良い選択肢になると思います!



国内アーティスト

ここからは、ムスタングを愛用する、
日本国内のアーティストをピックアップしていきます!

Char

管理人にとっては、ムスタングと言えば、
この人と言うのがCharこと「竹中尚人」氏です。

charさんに憧れてムスタングを手にとった
日本人ギタリストが何人いることか?と言える
正にMr.ムスタングでしょう!

現在ではストラトキャスターを演奏する事の方が多いようですが、
未だにムスタングはライブでも登場します。

フェンダーカスタムショップより販売されている、
シグネイチャーモデルも、ストラトのみならずムスタングも
ラインナップされています。

66年製の青、67年製の白以外にも70年代の機種など、
年代には、そこまで拘りは無いようですが、char氏が購入した頃には、
ヴィンテージと言うより、ただの中古ギターだったと何かのインタビューで、
語っていましたね(笑)

ストラトやテレキャスなど定番ギターとは違った
ギターとしてムスタングの魅力を完全に引き出した、
charさんのサウンドを聞くなら以下がオススメです!

百々和宏/モーサムトーンベンダー

日本が誇る轟音系バンド「モーサムトーンベンダー」の
ギターボーカルでありソングライターの百々和宏も赤のムスタングが
トレードマークとなっています。

ピックアップに関してはリア・フロント共に、
ストラト用のリプレイスメントピックアップに交換されているようですね!

ムスタング以外にテレキャスターを使う事もありますが、
ライブステージではムスタングを抱える姿が多い様な気もします。

エフェクターブランド「Honda Sound Works」から、
シグネイチャーモデルのファズが発売される程に、
ファズには強い拘りを持っている様です。

Hyde(ラルク・アン・シェル)

@Ryo37X: (すぎ)RN:モッキンパープル 2013-05-18 09:38フォロー
ムスタングと言えばあずにゃん? いやいやhydeもでしょ!! pic.twitter.com/FXY8U7uPX2
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4人組ロックバンド「ラルク・アン・シェル」の
ヴォーカリストである「Hyde」氏もムスタングを愛用しています。

主にソロ活動の延長にある「VAMPS」のステージで
かき鳴らしながら歌っている姿を目にしますが、
小柄なHyde氏にはジャストフィットしている様に見えますね!

フェンダージャパンからは限定的にHydeモデルの
ムスタングが販売されていた様ですが、標準仕様で、
スパーゼルのロックタイプのペグが搭載され、

ピックアップもディマジオ製のストラト用の
スタック構造のハムキャンセル機能を持つ
ハイパワーモデル「バーチャルソロ」が載せられた上に、
ワンボリューム&3Wayトグルスイッチという
ロックな仕様へとヴァージョンアップされています。



番外編

ここからは番外編と言うことで、実際にはギタリストでは無い人物や、
アニメキャラや映画の中の人物のムスタングの愛用者を紹介していきます!

あずにゃん(中野梓)/けいおん

アニメ・けいおんの登場人物、あずにゃんこと中野梓は、
幼少の頃から両親の影響である程度のギターの演奏能力を
備えていますが、

けいおんの音楽を聞く限り、こんな女子高生居たら凄いって
レベルの演奏能力です!(あずにゃんに限らないが…)

愛用ギターは赤のムスタングで「ムッたん」と名付けている様ですが、
なんと中野梓モデルのギターも販売されている様ですね!

コユキ(田中幸雄)/BECK

 

2008年まで月刊少年マガジンで連載された、
漫画「BECK」の主人公でありバンド「モンゴリアン・チョップ・スクワッド」の
ギターボーカルのコユキこと田中幸雄も一時期ムスタングをかき鳴らし
歌を歌う姿が印象的でした。

3本ストライプの入ったオレンジのムスタングは、
1969年から製造が開始された「コンペティションムスタング」と
考えられますね。

このギターもフェンダージャパンからコユキモデルとして、
発売されていましたね!

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⇒フェンダー・ムスタング、年代別の音と特徴!ヴィンテージギターの音!

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