ジャズマスターおすすめギターの選び方!価格・タイプ別まとめ!
記事内に広告が含まれています。
どうも、指1ギター管理人です。
- ジャズマスターってどんなギター?
- 音の特徴やモデルによる違いが知りたい!
- できるだけ安いジャズマスターが欲しい!
ジャズマスターは欲しいけど、買った後に音や弾きごこちが気に入らないってなってしまわない為に、ジャズマスターのメリットやデメリットなどを、ギター講師でもあるギター大好きな管理人が徹底的にまとめてみましたよ。
ジャズマスターとは?音の特徴と基本的な仕様!
ジャズマスターとはフェンダー社が1958年に最上位モデルとして発売されたエレキギターです。
まずは、基本的な仕様を知ることで音や演奏性の特徴をつかんでいきましょう。
ジャズマスター、お洒落で弾きやすいボディ&ネック の形状と木材について
ネック材はメイプルという白っぽい木ですが、指の触れる指板にはローズウッドという黒い木材が貼り付けられているモデルが基本的なスペックですね。
また、ギターの顔とも言える、ヘッドはフェンダー社のストラトキャスターと似た形状が採用されています。
ただし、ロゴの「Fender」の文字には画像のように、横から風でも吹いているかのような動きのある「フローラル・ロゴ」が入れられていてお洒落な雰囲気を醸し出しています。
続いてボディ、
ジャズマスターはボディ材はフェンダー社のエレキギターに多く採用されるアルダー材が使われることが多いエレキギターですね。
ボディシェイプについては、画像のようにくびれ部分が左右非対称の「オフセット・ウエスト・コンター・ボディ」が採用されています。
ボディ裏側と右手の肘が掛かる部分の角を削り落としたコンター加工とあわさり、身体へのフィット感が強く快適な演奏性を得ることに成功しました。
フェンダー社のエレキギターの中では、ボディが大きい方なので、長身のプレイヤーが国内外問わず多い印象ですね。
ジャズマスターの音の要?フローティング・トレモロ・ブリッジとは?
ジャズマスターの最も大きな特徴の一つとも言えるのが、フローティング・トレモロ・ブリッジと呼ばれるハードウェアパーツです。
ココは弦を引っ掛けて固定する為の部品なのですが、滑らかなアーミングとチューニングの狂いを抑える為に、アームの動きに合わせてブリッジが動く造りになっているんですよ。
ただし、ガッチリ固定しているタイプの所謂「ハードテイル」仕様と比較するとサスティーン(音の伸び)が弱くなる反面、アタッキーで歯切れの良いサウンドになる傾向にありますね。
フローティング・トレモロはストラトと比較するとアームによる音程の可動範囲は狭く、過激なアーミングプレイは難しいですが、ギブソン社のビグスビーのような緩やかなヴィブラート的な揺れを目指して開発したので、退化した訳ではないですよ。
ジャズマスターピックアップと回路によるサウンドバリエーション
ジャズマスターが個性的だと言われる、2つ目の大きな特徴は、この大型のシングルコイル・ピックアップです。
フェンダー社の他のエレキギターに多く搭載されているピックアップと比較すると、幅が広く背が低い形状となっていますね。
こうすることで、従来のシングルコイルと比較すると太いミドルレンジを持ちながらも、フェンダーらしい鋭いアタック感を持つ非常に個性的なピックアップです。
管理人の思う、ジャズマスターの特徴をまとめると、
- 左右非対称のボディシェイプがかっこいい!
- シングルコイルにしては太くハイパワーな音だけどジャキジャキ!
- コントロール系統はやや複雑…
といった印象を持っていますね。
それでは、ジャズマスターの大雑把な特徴を理解した所で、次の項目からは自分にあったジャズマスターの選び方を見ていきましょう!
ジャズマスターおすすめギター、タイプ別の選び方!
ジャズマスターは価格で選ぶ?まずは予算を決めよう!
ジャズマスターに限らずエレキギターを選ぶ時には、予算と見た目で選ぶのが良いと管理人は考えています。
ハイエンドモデルであれば、2、30万以上するジャズマスターで、良いものを探せば車が買えてしまう位のお値段のモデルもあったりもします。
ただし、一生モノとは言わずとも、アマチュアギタリストがメインギターとして購入するなら10万円前後、初心者向けのお安いモデルであれば一本なら3万円くらい~がジャズマスターの価格と思われます。
もちろん、価格なんて関係ない!欲しい音に幾らでも払えると言うのであれば、それも良いとは思いますよ。
ですが、予算を決めないことには、実際に手に入れるモデルを決めることは出来ません。
まずは予算を決めてみることをオススメしますよ。
激安ジャズマスターを見る 10万円台で使えるおすすめジャズマスター 値段は気にしない!ハイエンドモデルおすすめジャズマスター
ジャズマスターはかっこいい?見た目やルックスで選ぶ!
ジャズマスターはフェンダーを筆頭に各メーカーから色々なカラーリングのモデルが販売されています。
モデルによって、販売されている色が違っていたりもしますし、木材の種類によっては木目や指板の色も違ってきますよ。
エレキギターのルックスは、自分のテンションが上がりそうで飽きがこないものが良いというのが管理人の持論です。
色以外のジャズマスターのルックスを決める幾つかの要因を見てみましょう。
マッチングヘッド
マッチングヘッドとは、その名の通りボディとマッチングしたカラーリングのヘッドです。
ヘッドはエレキギターの顔とも言える部位なので、大事な要素だと思いますね。
ちなみに、管理人はフェンダーに関してですが、色がついたヘッドよりクリアー塗装だけで木って感じのヘッドの方が好きです。
ピックガード
ピックガードとは、ピックのスクラッチ傷からボディの木部や塗装を守るためにボディに固定されているプラスチックの板です。
ジャズマスターはピックガードが比較的大きく、見た目に与えるインパクトも大きいですね。
代表的な柄や素材としては、
- アノダイズドガード
- べっ甲柄ガード
- ミントグリーンガード
特にアノダイズドガードは金属製で見た目だけでは無く、質感やノイズ抑制効果もありますね。
赤や茶色系のべっ甲柄は渋い印象ですが、ミントグリーンや白のピックガードは爽やかなイメージですよね?
ボディのカラーやヘッドの塗装にあわせてピックガードの柄にも拘ってみるのも楽しいですよ。
ネックの仕様の違い
ジャズマスターが発売された当時はフェンダー社の最上位モデルであったこともあり、ネックにバインディングと呼ばれる装飾パーツが入っていました。
他にも、ポジションマークがドット、ブロック、バインディングありなしによって見た目の印象が大きく変わります。
ジャズマスターを音で選ぶ時にみるべきポイント!
ピックアップによるジャズマスターの音の違い?
基本的にはジャズマスター用のシングルコイルピックアップが搭載されているジャズマスターですが、機種によっては、
- ハムバッカー:図太いミドルでノイズが少ない
- P-90 :ジャズマスターよりミドルが太いがハムより繊細なシングルコイル
ジャズマスターの形や雰囲気は好きだけど、オリジナルなサウンドは苦手な人はハムバッカーやP-90が搭載されたモデルを選択肢に入れるのも良いでしょう。
見た目はジャズマスターでも、ハムバッカーが搭載されているとレスポールのような信じられないくらいに太い音を出すことも出来ますよ。
もちろん、元々搭載されているピックアップにも、ハイパワーなタイプやヴィンテージ風味を狙ったもののありますので、ピックアップが何なのか?はジャズマスターを音で選ぶ上では非常に重要な要素だと管理人は考えています。
ジャズマスターのフローティング・トレモロの欠点と改善モデル
ジャズマスターを買ってしまってから、このブリッジがどうしても嫌になり改造してしまうプレイヤーはプロ・アマ問わず最も多いと言われています。
ジャズマスターとは?の項目で紹介した、ジャズマスターのフローティング・トレモロブリッジは基本的に以下の欠点があげられることが多いのですが、
- 弦落ちしやすい
- サスティーン(音の伸び)が弱い
- アームによる音程変化が少ない
この3つ、全てがフローティング・トレモロ・ブリッジが原因となっていますね…。
ジャズマスターの弱点でもあり、最大の個性でもあるフローティング・トレモロですが、欠点を改善しつつも元の音のイメージをいかに残すか段階を追ってスペックを見てみましょう!
音も見た目も好きだけど弦落ちが嫌な人はコレ!
ジャズマスターは、ブリッジの構造とサドルの形状が原因で弦落ちがしやすいです。
レトロな雰囲気のブリッジの見た目や音の傾向はヴィンテージ系や従来のジャズマスターが良い人は、ブリッジサドルがムスタングタイプのジャズマスターを選ぶと良いでしょう。
激しいピッキングでも、ムスタングサドルは弦落ちしにくく見た目的にも大きく変わってしまうことは無いのでオススメですよ!
従来のタイプのサドルに戻した場合も交換するだけなので、一番お手軽です。
ジャズマスターの見た目は好きだけど伸びない音が無理な人!
ジャズマスターのサスティーンの弱さが、どうしても無理だと感じている人は、ガッチリと弦を固定してしまうチューンオーマチックブリッジが搭載されているモデルがおすすめですよ。
実際にプロのギタリストでも、ジャズマスターにチューンオーマチックブリッジに改造してしまう人もいる位にメジャーな改造なのですが、フローティング・トレモロからの変更は価格も高く元に戻すのも大変な改造です。
それなら、はじめからチューンオーマチックブリッジ搭載のジャズマスターを選ぶのが良いでしょうね。
また、チューンオーマチックブリッジはフローティング・トレモロより調整も楽で初心者にも扱いやすいと思います。
ですが、チューンオーマチックにするとサドルが固定されてしまうので、アームの動きが悪くなってしまうので、あまりアームを使わない人にもおすすめですね。
チューンオートマチックブリッジ搭載おすすめジャズマスターを見るならココクリック
ジャズマスターで過激なアーミングをしたいならコレ!
ジャズマスターの緩い音程変化で満足出来ないけど、オフセットボディが好きって人は、ジャズマスターにストラト用のシンクロナイズド・トレモロ・ブリッジが搭載されたモデルがおすすめですよ。
ただし、レトロな雰囲気のフローティング・トレモロは無くなってしまうのでルックス的には印象が少し変わってしまいます。
管理人はジャズマスターとブリッジ構造の近い、ムスタングを愛用していますが、確かに欠点と感じる部分は大きいのですが、そこが個性的で他のギターには無い要素と感じて手放せません。
自分の憧れているギタリストや出したい音が明確に、ジャズマスターの音なのであれば、オリジナルブリッジの機種を選ぶのが良いと思いますよ。
ジャズマスター、木材による音の違い!
ボディやネックの木材も音に影響を与えます。
ジャズマスターの場合は基本的にはローズウッド指板のメイプルネックとアルダーボディがデフォルト仕様です。
ですが、近年では様々な選択肢が広がったモデルも存在しますので、デフォルト仕様との違いを一般論としてですが、お伝えします。
ボディ材がアッシュの場合、低音と高温がクッキリと出てレンジが広く感じやすい印象を受けると思います。
ただし、アルダーと比較すると高域がキンキンすると感じる人もいるかも知れません。
ジャキジャキ感がもっと欲しい人には良いかも知れないですね。
ボディ材は安価なモデルには、バスウッドやポプラなどが採用されることもありますが、予算を優先させるなら木材まで拘らない方が良いと思いますよ。
指板がメイプルの場合は、ローズウッドと比較すると立ち上がりの鋭さと明るいサウンド傾向になる場合が多いですね。
太くしっとりしたサウンドよりパキパキと抜けの良い音の方が好みであれば、メイプル指板を選ぶのが良いかも知れませんよ。
また、メイプル指板はローズウッドとは違い白っぽい指板になるので、ルックス的な違いも大きいです。
ただし、管理人の経験則ですが、指板やボディ材の違いはあるにはありますが、ピックアップやブリッジ構造による影響の方が音には大きいと感じています
ジャズマスターのフレット数は?
フェンダーのエレキギターは基本的に21フレット仕様でした。
ジャズマスターもオリジナルに近いヴィンテージ・リイシューものは21フレットであることが殆どです。
レスポールなどギブソンのエレキギターは22フレットなので、21フレットだと音域が足りなくなることもありますね。
初心者が幅広く色々な曲を弾きたいのであれば、22フレット仕様のジャズマスターを選ぶと良いでしょうね。
フェンダーオリジナルのヴィンテージ・ジャズマスター!
1958年から発売されたジャズマスターですが、生産完了した1980年までの所謂オリジナル・ジャズマスターはヴィンテージ市場で今でも高値で取引されています。
ヴィンテージ・ジャズマスターの年代毎の特徴的な仕様は以下の通りですね。
- 1958年のアノダイズドガード期
- 1959~1962年のセミラージヘッド期(スラブボード&べっ甲ピックガード)
- 1962~1965年のセミラージヘッド期(ラウンドボード&べっ甲ピックガード)
- 1965年 ラージヘッド期(バインディング)
- 1966年~ ラージヘッド期(バインディング&ブロックインレイ)
- 70年代 アッシュボディの個体も混ざる
スラブボードとは指板のローズウッドが分厚いタイプで、ラウンドボードとは指板Rにあわせてローズウッドを貼り付けることで薄くなったタイプのことですね。
一般的にはスラブが音が太く、ラウンドが軽やなでメイプル指板に近づいたサウンドだと言われています。
1965年からはネックのエッジ部にセルを巻きつけたバインディングネックのジャズマスターが登場しますが、見た目の印象が大きく変わりますね。
また、66年からはポジションマークが○のドットでは無く、四角いギブソンのようなブロックインレイへと変更されます。
70年代は、ヴィンテージ市場でもそれほど、人気では無いのでジャズマスターのリイシューでは、あまり見かけないですね。
特に50年代~60年代は価格が高騰しています。
ジャズマスターおすすめ フェンダー現行品5選
Fender USA AMERICAN ORIGINAL ’60S JAZZMASTER
60s アメリカン・オリジナル・ジャズマスターは、フェンダー社による1960年代のオリジナルジャズマスターの再現リイシューモデルです。
主な仕様は、以下の通りです。
- 伝統的なアルダーボディ
- べっ甲柄ピックガード
- オリジナルを忠実に再現した60s Cネックシェイプ
- 1965年スタイルのバインディング・ドットネック
- 演奏性重視の9.5Rの指板はラウンド貼りローズ指板
- フレットはヴィンテージトールの21フレット仕様
- オリジナル同様のロックボタン搭載のフローティング・トレモロ・ブリッジ
- ヴィンテージスタイルのPure Vintage ‘65 Jazzmasterピックアップ搭載
- 1ボリューム、1トーン、3ウェイトグルスイッチ
- プリセットボリューム搭載
- オールラッカー塗装
ネック・ボディシェイプからペグなど細かなパーツに至るまでフェンダーUSAが、こだわり抜いたヴィンテージを再現したジャズマスターと言えるでしょう。
ただし、指板のRに関してはだけは、演奏性を重視して現代的な9.5Rが採用されているのも、多くの人に受け入れられそうなスペックですね。
カラーリングは、3トーンサンバースト、アイスブルーメタリック、オーシャン・トートイズ、オリンピックホワイトの4種類から選択可能です。
オールラッカー塗装は使えば使うほど味のでる風合いに変わりますので、長年使いたいプレイヤーにはおすすめのジャズマスターですよ。
Fender USA AMERICAN ULTRA JAZZMASTER
アメリカン・ウルトラ・ジャズマスターはフェンダーUSAのフラッグシップとなるハイスペックモデルです。
木材やピックガードなどの仕様はカラーリング毎に違いますが、以下の通りです。
色 | ボディ材 | 指板 | ピックガード |
モカバースト | アルダー | ローズウッド指板 | ミントグリーン |
ウルトラバースト | べっ甲柄 | ||
コブラバースト | メイプル指板 | パーロイド(白) | |
プラズマバースト | アッシュ |
更に基本の共通スペックは、以下の通りです。
- 弦交換が楽でチューニングも安定のロックペグ搭載
- ネックシェイプは演奏性重視の「モダンDシェイプ」
- 10~14Rのコンパウンド・ラディアス指板
- 軽いタッチのミディアムジャンボの21フレット仕様
- ハイポジションも快適なヒールレス&テイパード加工
- ネックバインディングありのロールエッジ加工
- パーロイド・ドットのポジションマーク
- 順反り、逆反りの両方に対応可能なバイフレックス・トラスロッド内蔵
- チューニングの狂いが少ない新設計のフローティング・トレモロ・ブリッジ
- 弦落ちしにくく音にも拘ったブラス製ムスタングサドル標準装備
- ウルトラ・ノイズレス・ヴィンテージ・ジャズマスターピックアップ搭載
- 1ボリューム(S-1スイッチ搭載)、2トーン、3ウェイトグルスイッチ
- スライドスイッチ、ホイールボリューム x2
ボリュームノブに仕込まれたS-1スイッチはトグルスイッチが真ん中のポジションのミックストーン時のパラレル、シリアル配線を切り替えすることが出来ますね。
パラレルは普通のジャズマスターでも出せるサウンドですが、シリアルは直列なので擬似的とは言えハムバッカーサウンドを出すことが可能です。
また、スライドスイッチはプリセットボリュームスイッチでは無く、インフェイズとアウトオブフェイズの切り替えが可能となっていますね。
インフェイズは通常の状態で、アウトオブフェイズにするとムスタングなどで、お馴染みの中域に音が寄ったファンキーなケロケロサウンドを出すことが可能となります。
更にアウトオブフェイズの時のみ、リアとフロントの個別に効くホイールボリュームが有効になると言う凝った配線になっていて、多彩なサウンドバリエーションを得ることが出来るモデルと言えるでしょう。
アウトオブフェイズの音は動画の3:00辺りから聞くことが出来ますよ。
また、市販されていないジャズマスター用ノイズレスピックアップの搭載で、ジャズマスターの図太いシングルコイルサウンドを保ちつつもノイズを抑えた仕様となっています。
ボリュームトーンノブがメタル仕様なこともあり、相当にモダンなスペックでフェンダー社の今の技術力が全て投入されたジャズマスターと言えるでしょう。
ジャズマスターをメインギターとして、様々なジャンルをこなしたいプレイヤーには最適なモデルでは無いでしょうか?
Fender USA AMERICAN PROFESSIONAL JAZZMASTER
フェンダー社のアメリカン・プロフェッショナル・ジャズマスターはややモダンなタイプの機種ですね。
カラーリング毎に仕様が違いますが、以下の通りです。
色 | 指板 | ピックガード |
キャンディーアップルレッド(赤系) オリンピックホワイト(白) |
ローズウッド指板 | べっ甲柄 |
3トーンサンバースト(茶) | ホワイト | |
ソニックグレイ(青系) | メイプル指板 | |
ミスティックシーフォーム(緑系) | ミントグリーン |
素材やカラーリングの組み合わせが多様で、同じモデルの中でも好みの仕様をチョイス出来るのが嬉しいところですね。
共通の仕様は以下の通りです。
- 伝統的のアルダーボディ
- ネックシェイプは演奏性重視の「モダンDシェイプ」で9.5R指板
- 軽いタッチとヴィンテージフィールのナロートールフレットの22フレット仕様
- ドットポジションマーク
- 順反り、逆反りの両方に対応可能なバイフレックス・トラスロッド内蔵
- ネック角の調整が楽ちんなマイクルティルト機構を搭載
- チューニングの狂いが少ない新設計のフローティング・トレモロ・ブリッジ
- 弦落ちしにくく音にも拘ったブラス製ムスタングサドル標準装備
- ヴィンテージ風味ながら、ややハイパワーなV-modピックアップ
- ボリュームを絞った時のハイ落ちを防ぐハイパス回路搭載
ジャズマス使いには、不人気なプリセットトーンの排除とブリッジサドルの交換は、慣れていないプレイヤーにも即戦力となる仕様ですね。
ネックの握りや指板Rやフレットの大きさなど、モダンになりすぎずにヴィンテージギターの弾きにくさを排除している印象を受けるスペックで、オールジャンル対応できそうなジャズマスターとも言えるでしょう。
ジャズマスターの音は好きだけど、弦落ちやプリセットトーンのややこしさなど強い癖が好きじゃないという人に向いたモデルではないでしょうか?
Fender USA AMERICAN PERFORMER JAZZMASTER
アメリカン・パフォーマー・ジャズマスターの最大の特徴はストラトとジャズマスターの融合とも思わせる、シンクロナイズド・トレモロ・ブリッジが搭載されていることです。
その他の細かい仕様としては、以下の通りです。
- 70年代のシルバーのフェンダーロゴ
- ローズウッド指板のメイプルネック
- 標準的な「モダンCシェイプ」で9.5R指板
- 演奏性の高い22のジャンボフレット仕様
- ホワイト・ドットポジションマーク
- 伝統的のアルダーボディ
- べっ甲柄のピックガード
- 新製品でアウトプットバランスの良いYosemiteピックアップ
- 1ボリューム、1トーン、3ウェイ・トグルスイッチ
- トーンを絞ってもクリアな音像をキープするグリーズバケット回路搭載
- ボディ、ネック共にサテン塗装
ジャズマスターの見た目をしていますが、シンクロナイズド・トレモロ・ブリッジを搭載することで不安定な要素が一掃されている印象のモデルですね。
また、プリセットコントロールを排除したりサテン塗装にすることでコストを下げてフェンダーUSAにしてはお求めやすい価格になっています。
カラーリングは、レイクプラシッドブルー、ヴィンテージイエロー、ペニー(ピンク系)、3トーンサンバーストの4種類から選択可能ですね。
ストラトにジャズマスターのピックアップを搭載したいという、欲求にかられているなら、アメリカン・パフォーマンス・ジャズマスターを購入した方が楽かも知れないですよ。
ってそんなマニアックな人あんまりいないか(汗)
Fender Mexico VINTERA ’60S JAZZMASTER
メキシコ工場で生産される所謂、フェンダーメキシコから発売されていたコスパの高いクラシックシリーズの次世代シリーズのビンテラから発売されている「’60s ジャズマスター」はマッチングヘッドがカッコイイ機種です。
その他の仕様は以下の通り。
- パーフェロー指板のメイプルネック
- Mid ’60s Cシェイプで7.25R指板
- 細めのヴィンテージスタイルの21フレット仕様
- ホワイト・ドットポジションマーク
- 伝統的のアルダーボディ
- べっ甲柄のピックガード
- ‘60sスタイルのリヴォイスド・ジャズマスター・ピックアップ
- ヴィンテージスタイルのフローティング・トレモロ・ブリッジ
- 1ボリューム、1トーン、3ウェイ・トグルスイッチ
- プリセットトーン搭載
マッチングヘッドのカッコよさだけでは無く、完全に60年代前半~中頃までを狙った仕様となっています。
メキシコ製ということもあり、ハイスペックで高品質ながらも、手を出しやすい価格となっていますね。
カラーリングは、アイスブルーメタリックカラー、オリンピック・ホワイトの2色から選択可能です。
メインギターはもちろん、ちょっと良いセカンドギターとしても良さげな正統派ジャズマスターと言えるでしょう。
ジャズマスター、初心者におすすめの低予算の激安機種!
Kaalena(カーレナ) KA-JM
日本の楽器メーカーESPの運営する楽器店BIGBOSSのオリジナルブランド「Kaalena(カーレナ)」から激安ジャズマスターが発売しています。
主な仕様は
- バスウッドボディ
- パーフェロオー指板のメイプルネック
- ジャンボタイプの22フレット仕様
- ジャズマスタータイプのシングルコイルピックアップ搭載
- 1ボリューム、1トーン、3ウェイ・トグルスイッチ
初心者には不必要だと思われるプリセット回路を排除しシンプルなコントロール系ながら、フローティング・トレモロとジャズマスターピックアップを搭載しヴィンテージスタイルのトラッドなジャズマスタータイプのエレキギターに仕上がっていて更に、22フレット仕様なのも嬉しいポイントですね
3トーンサンバースト、スノーホワイト、レイクプラシッドブルーの3色から選択可能ですよ。
ESP傘下と考えると、エドワーズブランドと同じ製造ラインかな?と想像出来ますが、バスウッドボディながらヴィンテージスタイルのジャズマスターでこの激安価格は他ではありえないです。
この価格なら初心者から取り敢えずジャズマスタータイプのエレキギターを試してみたい人や改造ベースまで、色々と使いみちが想像できますね。
ジャズマスター、ハムバッカー搭載おすすめHHモデル!
この項目ではハムバッカーがフロントとリアに1機づつ搭載されたHHピックアップ・レイアウトのジャズマスターを紹介します。
ハムバッカーと言えば、図太いサウンドで高出漁なのにローノイズな音の印象が強いと思われますが、実は様々なバリエーションのモデルが販売されているんですよ。
では、ハムバッカー搭載のおすすめジャズマスターを見ていきましょう!
Squier CONTEMPORARY ACTIVE JAZZMASTER HH ST
スクワイヤーからは、アクティブピックアップ搭載でチューンオーマティックブリッジ搭載モデルの「コンテンポラリー・アクティブ・ジャズマスター」が発売されています。
基本的な仕様は以下の通り、
- ルックスのインパクト大のマッチングヘッド
- ボディはポプラ材
- ネックはインディアン・ローレル指板のメイプル材
- 細すぎないモダンCシェイプネックに快適な演奏性の12R指板
- 細めで背が高いナロートール・タイプの21フレット仕様
- ブリッジはレスポールでお馴染みのチューンオーマチック&ストップテールピース
- クールなブラックハードウェアパーツ類
- スクワイヤーブランドのSQRセラミック・アクティブハムバッカーを搭載
- 1ボリューム、1トーン、3ウェイトグルスイッチ
カラーリングは、グラファイト・メタリック、サーフパールに黒ピックガードというクールな仕様ですね。
ジャズマスターでヘビーメタルやハードコアなど激しい歪みサウンドが欲しいなら要チェックのモデルと言えるでしょう。
メタルも弾ける異端ジャズマスター!Fender JIM ROOT JAZZMASTER V4
フェンダーから発売されている、ヘビーメタルバンド・スリップノットのギタリストである、ジム・ルート氏のシグネイチャーモデル
基本使用は以下の通り、
- 暖かみのある音が特徴のマホガニーボディ
- エボニー指板のメイプルネック
- 薄めのThin Cシェイプネックで12R指板で演奏性抜群
- 高く幅広のジャンボフレット、22フレット仕様
- ネックバインディングとパーロイド製ブロックインレイの精悍でルックス
- ハイポジションも弾きやすいヒールレス加工
- 弦交換も楽ちんなロック式ペグ
- ストラト用ハードテイルブリッジ採用
- クールなブラックのメタルハードウェア
- EMGシグネイチャーDaemonum・アクティブピックアップ搭載
- 超シンプルな1ボリューム、3ウェイ・スライドセレクター
- ローコストで手触りも良いサテンフィニッシュのホワイトカラー
と完全にヘビメタ仕様のジャズマスターに仕上がっていますね。
ジャズマスター好きに関わらず、他とは一風変わったメタル用ギターを探している人にもおすすめですよ。
実売では15万円程度ですが、スクワイヤーのハムバッカー搭載ジャズマスターより演奏性が高くハイクオリティーなモデルが欲しいなら良い選択肢となるエレキギターと言えるでしょう。
(現在工事中、記事の続きが読みたい方はブクマなどして頂けると嬉しいです)