レスポール カスタムバッカーピックアップ

どうも、指1ギター管理人です。

今回はギブソン・レスポールのバリエーションモデルの種類と
それぞれの特徴をまとめてみました。

パッと見ると違いが分かりにくいレスポールですが、
細部までこだわったモデル毎の癖や特徴を見抜いて自分に
ピッタリの機種を見つけましょう!

この記事では基本的に2019年のギブソンUSAモデルのスペックを
基本に比較しています。

カスタムショップ製にも一部言及していますが、
USAレギュラーラインの中から選択できる要素をまとめています。

ではでは、早速いってみましょう!

ギブソン・レスポール、モデル別の特徴まとめ!

ここからはギブソンUSAレギュラーラインナップを徹底比較しています。

主に2019年の最新モデルを参考に比較しましたが、
同じ名前の機種でも年代毎にスペックが微妙に違ったりもしますので、
ご注意下さいね。

Les Paul Traditional(レスポール・トラディショナル)

レスポールと言えばスタンダードだと思われがちですが、
実はギブソンの現行品のラインナップではヴィンテージ・スペックに
最も近いのが2008年から発売されているトラディショナルです。

モデル名の「Traditional」は翻訳すれば伝統的なと言う意味です。
50年代レスポールを彷彿とさせる厚みのあるラウンデッド・ネックグリップと
ウエイトリリーフ無しの本物のソリッド・ボディ。

電装系も2ボリューム、2トーンで3Wayトグルスイッチのシンプル構成で、
ピックアップはバーストバッカー1をフロント、2をリアに搭載しています。

カスタムショップ製やヒストリックコレクションや
リアル・ヴィンテージは、とても手が出ないけどギブソンの
伝統的なレスポールが欲しいならコレ
ですね!

カラーリングはトラッドなヘリテージ・チェリー・サンバースト、
タバコ・サンバーストと他に青系マンハッタンミッドナイトと
赤系のチェリーレッドが用意されています。

Les Paul classic(レスポール・クラシック)

こちらもトラディショナルと同様にヴィンテージ・スペックに近い
モデルですが、トラディショナルとの大きな違いは、1960年レスポールから
採用された薄く握りやすいスリムテーパー・ネック
である事です。

ただ、バック材のマホガニーには、9つの穴が空けられた
9ホール・トラディショナル・ウェイト・リリーフと言う
チェンバード加工が施されています。

ピックアップにはバーストバッカーを若干、ハイパワーにしながらも
高域特性の良いバーストバッカー61Rと61Tが搭載されています。
オープンゼブラのルックスも他とは違った印象の風体をしていますね。

コントロール系は2ボリューム、2トーンの3Wayトグルスイッチなのですが、
ボリューム・トーンポットには、それぞれプッシュ/プルスイッチで、
コイルタップとフェイズスイッチが仕込まれているのでサウンドバリエーションも
トラディショナルと比較すると多彩と言えるでしょう。

カラーリングはゴールドトップ、ハニーバーストの黄色系とは別に、
トランスルーセントチェリー、ヘリテイジ・チェリー・サンバースト、
精悍な黒系のエボニーがラインナップされています。

モデル名のクラシックから伝統的なレスポールかと思いきや、
クラシックな要素も残しつつ、ややモダンな仕様のレスポール
言えるでしょう。

50年代レスポールの太いネックが、苦手だけどスタンダード系の
レスポールが欲しいと言うギタリストには最適では無いでしょうか?

Les Paul Standard (レスポール・スタンダード)

ギブソン社の看板製品とも言える、1952年の発売から高い人気を博す
レスポール スタンダードですが、伝統的なレスポールはトラディショナルに
任せたようで、2008年からの現行品は更なる進化を遂げています。

ウルトラモダン・ウエイトリリーフと呼ばれる2017年より採用された、
軽量化だけでは無くより良い音響特性を得る為のチェンバード加工が施
されたボディに、トップ材はAAAフィギュアド・メイプルトップ。

もちろん、重量も従来のレスポールと比較して軽く仕上げやすいので、
レスポールの重さが苦手な人には良いかも知れませんね。

ネック・グリップはスリムテーパーネックを左右非対称にした
アシンメトリー・スリム・テーパーネックで指板Rはコンパウンドラディアスと
徹底した演奏性重視の仕様となっています。

更にペグはロック式でブリッジはナッシュビルタイプの
チューン・オー・マティックとなっていてメンテナス性の面でも
トラッドなモデルとは一線を画す仕様となっています。

コントロール系はクラシックと同様にコイルタップとフェイズ以外にも
キャビディ内に5つの音色コントロールが可能なディップスイッチが更に
搭載されていて、幅広い音色と自分好みのコントロールを構築出来ます。

ピックアップはバーストバッカーをハイパワーにした
バーストバッカープロの、リズムをフロントにリードをリアが
搭載されています。

カラーリングもPRSを思わせるような鮮やかな、ブルーベリーバストや
やや渋めのシーフォームグリーン、トラッドな印象の
ヘリテージチェリーサンバーストとエボニーから選択可能です。

パッと見ると伝統的なレスポールに見えますが、
ギブソンUSAのレギュラーラインで可能な限りの技術が盛り込また
モダンスペックとなっています。

今のギブソンが考えるスタンダードモデルが欲しいなら
コレでしょう!

↑はギブソンのスタンダード、クラシック、トラディショナル、
スタジオ、カスタムを比較した動画です。

スタジオはビグスビー付きなのが目を惹きますね。

Les Paul High Performance 2019(ハイパフォーマンス)

スタンダードを更にHP(ハイパフォーマンス)にしたモデルです。
木材の違いとしてトップ材はAAA+とスタンダードより少しグレードの高い
フィギュアドメイプルが採用されています。

ネックはスタンダード同様に非常に弾きやすいアシメ・スリム・テーパーグリップですが、
テクニカルプレイヤーへ配慮した、やや幅広の44.32mmのナット幅となり、

更に快適なハイポジションでの演奏性を実現する為にファースト・アクセス・ヒールと言う
ヒール加工
が施されています。

指板材はローズウッドでは無く環境に配慮した人工素材である、
リッチライトが取り入れられています。

ナットは高さ調節が可能となったアジャスタブル・ゼロフレットナットが
採用され、サドルと共にチタン素材となっていて耐久性やメンテナンス性でも
更なる進化を果たしています。

カラーリングもトラッドなタイプとは打って変わって立体的に色が褪せた、
シーフォームフェード ヘリテイジチェリーフェイド ブルーベリーフェードが
用意されています。

機能面でもルックス面でもスタンダードを更に進化させた、
現在進行系のギブソン社の最先端レスポールと考えて間違いないでしょう。

レスポールでテクニカル系フレーズをバンバン決めたいならアリかも
知れないですね。

↑はレスポールHPの試奏動画です。
見る限りモダンなルックスと多彩な音色を出せるのが魅力ですね

Les Paul Modern(レスポール モダン)

レスポール モダンはネック周りが特にハイパフォーマンスと
近いスペックで、ネックはコンパウンドラディアス指板の
アシンメトリー スリムテーパーネックが採用されています。

ただ、ヒール部はモダン コンタード ヒールという、更に削り込んだ
加工が
施されていてミディアム ジャンボ フレットが打ち込まれています。

他には指板にはエボニー材、ナットはグラフテック素材、
ロック式ペグ、ナッシュビルタイプ ブリッジなどハイパフォーマンスと
微妙に違いますが、

プレイアビリティーに拘ったモデルで価格もHPと比較すると
安価なのも大きな特徴と言えるでしょう!

↑レスポール モダンのレビュー動画です。
やはりヒール部のエグレ具合が凄いので弾きやすそうですね。

Les Paul Custom(レスポール カスタム)

レスポールの上位機種として、1954年から発売されたレスポール・カスタムは
伝統的なレスポールと近いスペックですが、

ブラックビューティーとも言われるクールな黒のカラーリングと
漆黒のエボニー指板、多層型アクリルピックガードや積層バインディングに
ゴールドで統一した金属パーツ。

ヘッド部のスプリット・ダイヤモンド・ヘッド・インレイ、指板には
ブロック・インレイと材だけでは無くゴージャスで精悍な装飾系への気合の入れ方が
他のレスポールとは一線を画すモデルです。

2004年からギブソンUSAのレギュラーラインから外れ
現行はカスタムショップ製のみ
となったレスポールカスタムですが、
中古市場ではUSA製も未だに高い人気です。

カスタムショップやヒストリックコレクションからは、
年代毎のスペックを忠実に再現したリイシューモデルやアーティストモデル、
限定のスポットモデルも良く発売される根強い人気を持つモデルと言えるでしょう。

カラーリングは精悍な黒のエボニーが代表色ですが、白系のアルパインホワイトや
年代によっては様々なカラーリングの個体が存在しています。

ヴィンテージ・レスポール・カスタムの年代別の仕様の
変更の歴史を知りたい方は以下より

⇒ギブソン・レスポール・カスタムの年代別の音の違いと特徴とは?

Les Paul Deluxe(レスポールデラックス)

レスポールは1960年後半からレスポール・スタンダードの
後継機として発売されたモデルです。

ピックアップにハムバッカーと同じ構造を持ちながらも、
小型サイズのミニハムバッカーが搭載されているのが最も大きな
特徴と言えるでしょう。

音的にはハムバッカーとP-90の中間とも評価されることもあり、
シングルともハムとも言えない歯切れ良くトレブリーなサウンドを
持ちながらも、

深く歪ませた場合でもハムキャンセリング効果によって
ノイズが少ないという非常に個性的なモデルです。

レスポールファミリーの中では、少々マニアックな機種ですが、
1984年に生産完了した後も度々リミテッドモデルとして、
スポット販売されている事からレスポール デラックスを求める
ユーザーからの需要は一定数あるように感じます。

↑はレスポール デラックスの試奏動画です。
フロントピックアップでのプレイでも小気味よい感じや
ミックスポジションのカッティングが良い感じですね!

LesPaul Studio(レスポールスタジオ)

レスポール・スタジオは現行レスポール・スタンダードと
近い仕様を持ちながらも細かな部分でのコストダウンを図る事で
レスポールを機能とサウンドを低価格で再現したモデル
です。

最も大きな違いがボディ保護と装飾的な意味合いの強い
バインディングが廃されトップ材もプレーントップを使うことで
大幅なコストダウンに成功しています。

2019年モデルにはネックバインディングは施されています。

ただ、スリムテーパーネックの演奏性の良さは顕在ですし、
ピックアップもギブソン、490Rをフロントに、ややモダンな味付けの
498Tをリアに搭載していてコイルタップも可能となっています。

使えるレスポールとしてコストパフォーマンスが高さが人気で、
高級機種とは違い気軽に自分好みに改造するプレーヤーも多いですね。

カラーリングはシースルー系ワインレッドと黒のエボニー、
オレンジ系のタンジェリンバースト、スモークハウスバーストなど
スタジオにしかない色も魅力の一つと言えるでしょう。

はじめてのギブソンや、セカンドギターとしてレスポールの音が
欲しい人には最適では?

↑の動画はスタジオとトリビュートの比較動画です。
ルックスにこだわらないのであれば、非常にどちらも非常に
使えるギターという風に感じますね。

Les Paul Tribute(レスポール トリビュート)

レスポールのハイコストパフォーマンスモデルと言えば長らく
レスポール スタジオだった印象がありますが、

レスポール・トリビュートは艶消し塗装である、
サテンフィニッシュを採用することで、研磨工程を減らし
更なるコストダウンに成功した機種です。

サテンフィニッシュのギターは価格が安いものが多いですが、
塗膜が薄くなりやすく独特の質感や触り心地を持っていることから、
敢えて使っているプレーヤーもいます。

ネックグリップに関しては肉付きの良い50年代レスポールを
イメージしたラウンドグリップでペグもヴィンテージデラックスの
キーストンタイプのプラ素材のタイプであったり、

コントロール系統は2V2Tで3Wayトグルスイッチと
ヴィンテージよりのスペックである事から、トラディショナルの
廉価版と言った印象を受けますが、

ピックアップにはややモダンで中域が強めの490Rと490Tや
ナッシュビルタイプのブリッジなど所々にモダンなスペックも
盛り込んでいます。

サテンフィニッシュとラウンドグリップが気にいるようなら、
レスポール・スタジオよりもコスパが高いギターに感じるのでは?

ポジションマークがドット・インレイの、
レスポール スタジオ トリビュートもリリースされています。

こちらのモデルもスタジオ同様に自分好みにカスタマイズするプレーヤーが
多い印象ですね。

レスポール ジュニア・スペシャル

 

レスポール スタンダードのスチューデントモデルとして
販売された廉価モデルです。

ボディ・ネック共にマホガニーのみで余計な装飾を廃し
ブリッジも50年代初期のレスポールに搭載されていた
ストップバーテイルピースという非常にシンプルなモデルです。

P-90の太いミドルをもった歯切れの良いサウンドと相まって
非常に個性的なギターで廉価版とは言え、今でも根強いファンを
持つモデルです。

1ピックアップがジュニア、2ピックアップがスペシャルで
どちらもダブルカッタウェイのモデルも用意されています。

レスポール ジュニアとスペシャルのもっと詳しい情報をまとめた記事が
見たい方は以下の記事も参考にどうぞ!

⇒ギブソン・レスポールジュニアとスペシャルの違いと特徴!

各モデルの比較表

ここからは各モデルの仕様を表にして比較してみました。
基本的には2019年スペックを比較しています。

レスポール・ジュニアとスペシャルに関してはスペックが大きく違うので
興味のある方はジュニアとスペシャルの詳細記事を御覧くださいね。

各モデル共に年代毎に微妙に変化していますので、
ご注意下さい。

木部・寸法を比較

トップ材グレード指板指板Rウエイトリリーフネックグリップナット幅塗装
トラディショナルAAグレードローズウッド305Rなしラウンデッド43.05mmグロス ニトロセルロースラッカー
クラシックメイプルトップトラディショナル (9穴)スリムテーパー
スタンダードAAAグレードコンパウンドラディアスウルトラモダンアシンメトリースリムテーパー
ハイパフォーマンスAAA+グレードリッチライトアシンメトリースリムテーパー/ファーストアクセルヒール44.32mm
モダンメイプルトップエボニーアシンメトリースリムテーパー/モダンコンタードヒール43.05mm
カスタム305Rなしモデルによるモデルによる
スタジオメイプルトップローズウッドウルトラモダンスリムテーパーグロス ニトロセルロースラッカー(ボディバインディング無し)
トリビュートラウンデッドサテン ニトロセルロースラッカー(バインでィング無し)
デラックストラディショナル (9穴)ラウンデッドグロス ニトロセルロースラッカー

ネック材はマホガニー、ボディ材はメイプルトップで
マホガニーバックは共通です。

ハードウェア・パーツ類を比較

ネット材ペグフレットブリッジピックアップコントロール
トラディショナルテクトイドヴィンテージ デラックス(キーストーンボタン)低温処理ABR-1バーストバッカー1、22V2T3Wayトグルスイッチ
クラシックグローバー ロトマティック(キドニーボタン)バーストバッカー61R、
61T(オープンゼブラ)
2V(コイルタップ)、2T(フェイズ)、3Wayトグルスイッチ
スタンダードグローバー ロック式ロトマティック(キーストーンボタン)ナッシュビルバーストバッカープロ
リズム、リード
HP-4 ハイパフォーマンス サーキット
ハイパフォーマンスチタンナッシュビル
(チタンサドル)
バーストバッカープロ
リズム、リード+
モダングラフテックミディアムジャンボナッシュビル2V(コイルタップ)、2T(フェイズ)、3Wayトグルスイッチ
カスタムナイロンクルーソン ワッフルバック機種による機種による機種による機種による
スタジオテクトイドグローバー ロトマティック(キドニーボタン)低温処理ナッシュビル490R、498T2∨(コイルタップ)、2T、3Wayトグルスイッチ
トリビュートグラフテックヴィンテージ デラックス(キーストーンボタン)ミディアムジャンボ490R、490T2V2T3Wayトグルスイッチ
デラックスクルーソン スタイル(キーストンボタン)???ミニハムバッカー2V2T 5 PIN connector

ストップバーテイルピースはアルミ素材で共通しています。

レスポールを価格で比較!

トラディショナルクラシックスタンダードハイパフォーマンスモダンカスタムスタジオトリビュートデラックス
302054円248096円366803円409969円302054円625799円~161764円129390円224640円

ドルでの定価を円に変換して比較していますが、
実売価格はもう少しお安くなっています。

デラックス2019に関しては日本限定モデルなので、
実売の定価を参考にしています。

また、カスタムに関してはカスタムショップ製の価格で、
USAは中古で探すしか無いのが現状です。

実際に比較してみるとスタジオとトリビュートのコスパの
高さは素晴らしいですね。

まとめ

如何でしたでしょうか?
意外とギブソンのレスポールと言っても各モデル毎に様々な個性を
持っていることがお分かりいただけたかと思います。

今回はレスポールと名の付くモデルをざっくりとまとめて見ました。
この記事が、自分の合ったレスポール選びの参考になれば幸いです。

 



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